沖縄の「ダチ瓶」から
イメージを膨らませた
最新作の酒器である。
いわゆるタタラ造りと呼ばれる手法で作ったもので、
ウドンか蕎麦の生地のように薄く延ばした粘土を
くるりと丸めて胴にしてその上下に底と蓋を接着し
茶筒のような形に作ってみた。
ガサッとした地の風合いと、
胴の合わせ目の荒々しさがマッチしているのだ、
などと自己満足ながらなかなか気に入っている。
しかし残念ながらくるりと筒状に丸めた合わせ目から
水漏れがしてまったく使い物にならない。
仕事が雑なのだ。
荒々しさが気に入っている、などと気取っても
使えもしない徳利など作ってまったくバカなのである。（H）
小春日和の穏やかなMarinaに漂う海月に
微かな嫉妬を感じながら・・
EnginetroubleでSailingを断念し
DeckbrushをゴシゴシほつれたMainSailをチクチク。
海図を広げながら
「今日はこの辺りに行く予定だったんだ」
という虚しいSkipperの言葉に失笑し
暮れ始めた長閑な海を眺めつつ
冷たいお握りを頬張る（R)
暖かくお天気がいい休日、
二十日ぶりのセーリングにマリーナへ。
いざ出航！と船のエンジンを始動してもいっこうにかからない。
調べてみると燃料パイプの接続部分からガソリンが漏れている。
修理を頼もうにも今日はお正月の代休でマリーナはお休み。
これでは海に出られない。
しかたがないので日頃めったにやらない
船室内の整理整頓・デッキの掃除・セールの繕いをすることに。
一仕事終わって昼飯のオニギリを片手にふと横を見ると
「あんたらヒマだね」
といいながら大きなクラゲがぷかりぷかり。
まあ、クラゲがしゃべる訳ないか。
ちなみに風で走るヨット、とはいっても
セーリングクルーザーは港の出入りはエンジンを使用しなければならない、
帆だけではダメなのである。（H)
