nandemo kandemo3

nandemo kandemoなんでもかんでもナンデモカンデモ
ヨット&クラフト&ガーデニング、日々の暮らしの備忘録

ボディ・ランゲージ

2009年06月30日 | 日記

 5~6年前から、主に中国の留学生をお引き受けし、

コミュミケーションの試行錯誤を楽しんでいます。

 

 当初は筆談や身振り手振りを駆使、

中日・日中辞典も引っ張り出しての一言一句だったり。

                     

中国語圏として結構相互理解できたのが

日本の漢字、麻雀用語。

安易に使えそうで役に立たない擬声や擬態、

ジェスチャーもボディ・ランゲージも

世界共通とはならなかったのです。

 

 国際感覚とはかけ離れた保守的“大家”は、

「ニー・ハオ」「シェイシェイ」を連呼し、

「イー・アール・・・」人差し指をカギに曲げて「9」、・・・。

 

言語以外にも習慣や生活様式、

感性の違いに戸惑い驚き冷や汗憤懣の数々

可笑しくもあり苦くもある経験とドタバタの日々。

 

 卒業就職で当館を去り行く彼らは、

日本人とほぼ変わらぬ言葉を操り、

所作も身なりも渡来往時とは段違い。

 

かたや、せっかく覚えた片言の中国語も

すぐに記憶のかなたに忘れ去り、

対応に慣れたこの頃、

時おり初心を懐かしむようになりました。(R)


三河湾の恵み

2009年06月29日 | 日記

 年に一度、ヨットのメンテナンス“船底塗装”行事。

梅雨のさなか

懸念を吹き飛ばすような陽光と風を受けながら、

“ムール貝養殖場”化していたMOONRAKERは

こざっぱりと御召し替えしました。

                      

やっぱり降り始めた翌朝は、

洋上漂流をも危惧されたエンジンを載せ換えて、

ちょっとした進水式。

ドンペリならぬ安バーボンを

愛機に振りかけたとたん晴れ間が広がり、

急ぎ日焼け止めを塗って出航

、船足、エンジンともに快進です。

 

風向きも頃合いと姫島へ進路をとっておよそ30分、

「すぴーっ!」という久し振りの息遣いがし

スナメリが姿をみせ5分ほど伴走。

最近湾内でエイや鮫の話を聞き心穏やかではなかったおり、

ちょっぴり感動の出会いとなりました。

時計を見れば干潮時、欲張って

「あさりでも・・・」と島に向かいましたが

桟橋は満員御礼、

“アイランド・ビーチ”と名付けたくなるような

長いsandbarを横目に見ながら

湾内をヨットでランブリング。

 

                         

舫った船上で、語らう声も撫でる風も、

6月の湿り気とあいまって

滲みわたる心地がしたのです。(R)


手打ち麺

2009年06月25日 | 日記

  地域のボランティアで『手打ちうどん』の行事。

蕎麦、スパゲッティも“手打ち”は

付加価値として持て囃されますが、

「スローフーズ」「ホームメイド」、

外食に対する「うち食」としても

水戸黄門の“紋所”を確立しつつあり、

休日のインスタントラーメンに後ろめたさを感じるほど。

 

 名匠、銘店の“打ちたて”を賞味する、

その代価は当然至極。

 余暇、自分の手すさびや家族友人知人の手慰みを戴く・・・

“打ち手”を意識すればその過程や遣り取りは、

舌触りや喉ごしといった「風味」よりも、

とかく“味わい深い”と思えます。(R)


“おふだ”

2009年06月24日 | 日記

日本むかしばなしの『三枚のおふだ』、

鬼婆の台詞が面白くてせがまれた覚えです。

 湿気の多いこの季節から、飛び跳ね這い蠢き湧く、

概ね歓迎せざる“虫”類が多く、厄介この上なし。

古今東西ブンブンぷ~んクネクネぞわぞわチクリと

未だイラツキ悩まし生活を脅かします。

 

小さい頃どこのうちにもあった

ハエトリ巻き紙や真空?ハエトリ管

・・・などと言っても既に過去の遺物となり、

その使用方法も笑いの種。

 

 昨年船内で試した“シュッとひと噴き”

12時間の効き目タイプに続き、

最近見つけたプレートタイプの

防虫100日持続仕様

 

外敵除けの“おふだ”になってくれるものと

願ってやみません。(R)

 

PS:新型インフルで本日より大学が休校になりました。

ナンにでも利く超強力な“おふだ”が・・・


脚下照顧

2009年06月23日 | 日記

 学生向けアパートを管理、

 『“うざい”大家』かどうかは

定かではありませんが、

時に応じて“苦言提言”耳障りとなるも

致し方ないのです。

 

他に迷惑とならなければ

大抵の事に目を瞑り、

注意や禁止も“頼み事”や

“お願い”をすることとなり、

その言葉選びは至極難しいもの。

 

 

 「“脚下照顧”、なんと靴を脱げとな・・・

む・ム・Mu、シカも揃えよとなっ!」

などと思ったりしたわけではありませんが、

お寺の本堂の賽銭箱まであがろうとした

我が目に飛び込んだこの言葉、

思わず目も心もハッとしました。

 

 さほど口にしたことのない慣用句や格言金言、

『言って聞かせてさせて見せ、

褒めてやらねば人はうごかじ』など、

偉人が発すればこそと悟ります。(R)


徹夜

2009年06月22日 | 日記

久しぶりに真夜中の窯焚きの番、

8時間を交代で穴窯焼成のお守りです。

 

一回に付き5~6本の雑木薪を

数分毎にくべるのですが、

1200℃を超える猛熱風を受けながらの作業のため

全身耐熱仕様のいでたち。

焚き口の重いフタを開けると、

噴き出す高温の空気に息も出来ず、

一秒でも早く済まそうと

焦りながら窯の奥に薪を放り込みます。

 

窯口に入れた手は瞬時に炎に晒され

防炎手袋も火が着きそうになるほど。

 

焚き火の“火持ち”同様、

薪のくべ方はそのまま窯の温度の昇降に反映され、

担当の入れ替わりで計器の数値が上下もし

気が抜けません。

 

聞けば、ガス、オイル、薪など

その燃料の種類や、形大きさ

そして立地条件によってもその窯の性格は異なり、

更に気温・湿度などの影響も受けるモノ。

 

 いにしえに始まった単に留めるための器作り。

 

より強くより美しい物をと求め続ける文化的価値観より、

その煌々と燃える“灼熱の炎”に魅了されるのは、

炉から離れ難かったり飽かずに見詰める炎同様、

火にたいする畏敬のような気がします。

 

 まさに夏至の夜明け、雨模様の空が4時あたりから白み、

眠気や疲れと戦う体を

しっとり心地よく醒ましてくれました。(R)


こらぁ!

2009年06月20日 | 日記

“ミント・ジュレップ”なるものに

凝っているツレアイが、

晩酌用と称してせっせとミントを栽培、

挿し芽で殖やし始めました。

ミントは強靭でこの時期いとも簡単に成長、

涼やかなる芳香と

緑鮮やかなリーフとして活躍してくれます。

 

ミントには解熱・発汗・健胃効能、

摂りすぎると眠くなるとか。

我が家のは“スペア・ミント”、

まるで家庭菜園の如く植えられ、

鑑賞には適さず量販向けといったところ。

 

 今朝もミントの乾いた土に

愛しげに水遣りをする姿。

 

「つぼみがシャクトリムシにヤラレテルヨ」。

 “月下美人”の救世主にもなりました。(R)


申請書類

2009年06月19日 | 日記

  役所の手続き。

後期高齢と難病指定の母は、

年々増える介護医療福祉受給証を更新。

 

 公的な申請は、ハナから“繁雑”なものと

用心に要心を重ね、

事前に電話で確認し、チェック怠らず出かける。

 

身分証明に印鑑必携、

ついでに市県民納税をしようと時間に余裕も持たせる。

“神のお告げ”か“虫の知らせ”か、

ふと直前に再度問い合わせたら

「新年度からシステムが変わりまして、

〇〇と△△もお持ち下さい」と言われ、

急遽探したりコピーしたりあたふた。

 

 おかげで溜めていた新規、更新、

諸手続きが5つも一度に済んだ。

 

以前はやたら押していた認印の箇所が少なくなり、

万全を期して用意した“公文書”委任状も不要。

 

無駄を省いているようで、システムは複雑で、

まだまだ遠く理解しにくい。

 

 義務と権利、“暮らしやすさ”は

届け出なければ受け取れないサービスらしい。(R)


備忘録

2009年06月18日 | 日記

 『備忘録』(ビボウロク)という

言葉の響きがとてもステキ。

 

 跡を継ぐため、サラリーマンから足を洗った主人が

今の家業に従事して10数年。 

 

父の入院時からつけ始めた“10年日記”帳は、

既に2冊目も後半。

一日数行のメモ書きを留めるのみ、

とるに足らぬ日々の積み重ねも、

我が家にとっては激動の記録であったりもします。

 

 新築の家も住んだその日から中古品、

相応な人数が居住する積年築数の物体は重荷となり、

雨漏りや外壁各所劣化していく建物の管理補修。

 

定期不定期を問わず、

手を掛けるべき設備や保持したい諸々は、

注意を怠ればある日突然

しっぺ返しのように脅かします。

 

朧げな記憶をたどるより「日記」、

不確かな話より「日記」・・・と、

辿ればその効果は著しく、

記録はその過程や数々の手段を講じるに役立ち、

先代の声に聞こえることも。

 

 悪筆&筆不精のツレアイが

、『毎日書き込む』というこの手の作業を、

営業日誌宜しく続けていることに少々感心しているこの頃、

3冊目の購入が待ち遠しいのです。

 

 昨日、老朽化した駐輪場のテントを撤去、

ブロンズカラーの新しい屋根が建ちました。(R)


赤いじゃがいも

2009年06月17日 | 日記

“アンデス・レッド”と言う品種のジャガイモ、

幸田の旬産4個で140円也。 

                       

皮の色素はブルーベリーや赤ワインで知られる

「アントシアニン」、

何だか体にヨサゲなので一緒に食す。

 

味較べに「じゃがバター」「冷製ビシソワーズ」「ニョッキ」

3種の調理を選ぶ。

カロチンの強い黄色がかったポテトを三様に、

マッシュしたり強力粉で捏ね延ばし形成してみたり・・・

  アツアツのジャガバタにつんめた~いビシソワーズ

そしてこってりニョッキ、日・仏・伊・南米の融合を堪能。

 

インカ文明の原種に近い芋を口にする、

普段と違う風がそよりと漂う。(R)


46万曲

2009年06月16日 | 日記

  『ナクソス・ミュージック・ライブラリー』

NMLなるものの導入で、

地元の図書館が

46万曲以上の音楽を貸し出してくれるそう。

運営する側にとっては、

CD購入費より安上がりで、

管理が簡単らしい。

 

IDとパスワードを発行してもらえば、

14日間自宅のパソコンで聞けるんだとか。

 しばらく手続き来訪で混むんだろ~なぁ・・・

 

ソレでなくても駐車場空いてないのになぁ・・

・と思いつつ朝一番に図書館へ。

 説明を聞いたら、NMLはたったの5名限定、

もちろん全て貸し出し中。

ガッカリしながら、ふと新刊棚を見ると

『つくる陶磁郎』で“陶のあかり”を特集、

創作意欲を真っ向から刺激されてしまいました。

 

 移転新築間もない当図書館、

採光が工夫され開放感あふれるこの場所は、

寛ぎたいお気に入りの場所になりつつあります。(R)


埋蔵

2009年06月15日 | 日記

昨年の豪雨で傾いてしまった松平家の墓石を修復したら、

副葬品の小判やらがザックざく。

 

折りしも松平の菩堤『幸田の本光寺』は“紫陽花まつり”で賑わい、

そのシーズン中のみ特別展示があるというので拝観。

                            

 6月の日差しに汗ばみながらも、鶯囀る山あいの境内は

ひんやりとした日陰がそこかしこにあり、

どちらを向いても見頃の紫陽花が目に飛び込む。 

 手団扇や日傘の行列にしばし並び、ようやく“お宝”とのご対面。

6角形の木棺や髑髏に太刀、大判小判は発掘中の写真として展示。

“重ね扇面家紋”を配した

漆塗りの道具類や瑠璃色のギヤマンは、

400年の眠りから覚めても

ほとんど変わらぬであろうその姿を

艶やかに披露する。

 

 「肖影堂」「願掛け亀」「御廟所」を周り、

高台に位置する

“修復後”の墓を巡ると、

杉木立の間から穏やかな山並みの景色。

 

にわかに賑わう人出に、

土産寿司と飲み物の出店が木陰に並ぶ。

 

 その昔、かの人たちも同じ景観を愛でたと思しき

その中腹の風に吹かれながら、

コロコロとビー玉の鳴るラムネで喉を潤した。(R)


てぐすね

2009年06月15日 | 日記

亡き弟の祥月命日が近づいたので、

お供えを買いに。

 

 6月の果物屋さん、

店頭にはマスクメロンに温室みかん、

国産マンゴーにキング・デラウェイや

西瓜が並んでおりました。

 

店の奥のガラスケースには

ビロード風の箱にきっちりと詰められ、

光彩を放たんばかりの“さくらんぼ”。

 

中学生の頃愛読した“チッチとサリー”を思い浮かべ

『うふふ♪』と懐かしんでいたら、

迷っていると勘違いしたのか

店主が声を掛けてきました。

 

「まぁいまどき不景気で、

昔ほど買われんけどねぇ。

年寄りはカサの多いもの喜ぶで

こういうもん買うのは若い方だけだわねぇ」云々。

 

 ひとしきり売り手の“ぼやき”を聞きながら、

小さなちいさな箱に“お供”の短冊をつけてもらいました。(R)


飽くなき探求

2009年06月13日 | 日記

燻製には、スモーキーなバーボンが合う、と思う・・・

などというと、某洋酒メーカーの

惹句を模したようで恥ずかしいけど、

酒豪でも通でもありはしないので

単純に好き嫌いの話。

燻される樹のかほりは木酢酸やタールを含み、

掛けすぎれば素材の風味を損ねてしまう。

そのアクの強さを受け留め和らげるには、

それなりにチカラのある酒を嗜みたい。

 

更にそのあと、サラリと燻製塩ジャケ

“Smoke茶漬け”が食べたい、と思う。(R)


デビューかも・・・

2009年06月12日 | 日記

 親戚の葬儀があった。

1月に母と見舞ったのが最期、

小さくなってしまわれた亡骸に合掌。

 

縁者と久しぶりに顔を逢わせるこうしたセレモニーは、

さながら親族“同窓会”となり、

主役(?)の方へのお弔いと共に、

懐かしさやその変貌に一喜一憂することになる。

 

 参列した叔父が“You Tube”に

その様子をUPしていると聞き、

コワゴワのぞけば確かに我が姿、

“公園デビュー”ならぬ“動画サイト・・・・”

 

大昔某テレビ局のカメラマンだった撮影者、

“昔とった杵柄”と共になにかに目覚めたらしい。

 

とりあえず支障のない事を確認しつつ、

じわりじわりとこみ上げてくるモノ。

 

 「肖像権侵害だぁ!」「いたずらされない?」と

いろいろブーイングも飛び交っていたけれど、

列席かなわなかった母に見てもらいたいと、

しばし思案中。

まさに二度と来ない“メモリアル”(R)