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ヨット&クラフト&ガーデニング、日々の暮らしの備忘録

三谷の奇祭

2010年10月29日 | 日記

蒲郡市の指定無形民俗文化財、江戸時代から続く“三谷祭り”の呼び物

『海中渡御』を見物に行きました。

 重さ4㌧の山車を氏子が担いで3~400㍍ほど海の中を渡り歩く

この“山車の海中曳き入れ”は、平成7年に復活したばかりだそうです。

              

 大勢の観光客に見守られ、囃子太鼓が鳴り渡るなか引き車もろとも

しずしずと海の中に進むさまは晴れがましく厳粛そのもの。

 

         

渡御はこの祭りの起源とも言える『産子神』の行幸を表すとされ

御神体をかつぐその身を海水に浸けさらす行為も

禊(みそぎ)のひとつに思えます。(R)


実用陶器

2010年10月22日 | 日記

 今春新しくなった南駐輪場の柱用に

ハンギング陶鉢を作りました。

       

6個それぞれ大きさまちまち焼き色さまざま

割れずに無事焼きあがっただけでご機嫌です。

以前の駐輪屋根はテント仕様で薄暗かったのですが

今はポリカーボネートになりよく日が当たります。

         

山上憶良が詠った秋の七草

萩・葛・ススキ・撫子・女郎花・桔梗(朝顔)・藤袴のひとつ

ナデシコにアイビーとパープルハートを寄せ植えしました。

土の容量が少ないのでこまめに水遣りをしなければなりません。

      

柱にハンギング細工を手伝ってくれたツレアイ曰く

「なんかチョット・・・野花立てみたい

・・・・・・。 (R)


ウェルカム ポット

2010年10月21日 | 日記

四季折々 その日そのときに応じて

玄関先に置く鉢花を取り替えます

  

いまはムラサキシキブが青みがかった実を

枝々にこぼれんばかりにつけて通行人来客をお出迎え中

                

 

正月の葉牡丹や万年青に始まり

万両、アザレア、アセビ、シンピジューム、ジャスミン、

クリスマスローズ、紫陽花、アガパンサス、ポトス、ホトトギス

12月にはクリスマスホーリーや

ツリー仕様のグリーンポットなどなど

すぐに咲き終わるのも

いい加減飽きるまで放って置かれるのもあります

           

とっかえ引っ替えされる鉢たちは間際まで庭のあちこちで

知らずしらず花や実をつけていたり見栄えよくなっていたりと

その場へのデビューを待ちわびるかのように育っています

               

 

時節到来、飾られる大鉢は

下手をすると10年以上経るものがあり

それぞれの鉢には

おのおの大小悲喜こもごもの思いなどあって

目にすれば呼び覚ます“記憶連鎖ボタン”が作動します

   

       

今日水遣りをしていたら道路沿いに据えられていた鉢が

ぬっくと重そうに蕾を4~5本伸ばしはじめていました。

ビタミンカラーに近いハッとするほど元気な黄色い花が 

ウエルカムポットになる日は近そう

   

そういえば あの島で

ツワブキが咲き誇っていたのだと

かれこれ一年前に訪れた『神島』を

鮮やかに思い出しました。(R)


雄花ズッキーニ

2010年10月20日 | 日記

続けて珍しいものが手に入りました。

確か詰め物レシピがあったはず・・・と検索 

 サラダやフリッター、オーブン料理

ありましたありました、ひき肉の詰め物

リコッタorモッツァレラチーズの詰め物

    

 

ひと花ひと花丁寧に花弁を開き破れないよう少しずつ包み

衣を付けて多めのオリーブオイルでポワレ。

   

 実がついたこの花はズッキーニの雄花だそうで

雌花に受粉してできたズッキーニの実とは別物

本場イタリアではわざわざコチラを好む方が多いとか

 

もたもたとしてデキは悪いのですが

はじめての花ズッキーニに敬意を表し

 

ミントンのディナープレートに盛り付け

バルサミコ酢を煮詰めたソースで戴きます

      

たしかにいつものズッキーニとは食感が違い

コリコリッとした歯ごたえとジューシー詰め物で

お腹一杯になりました。(R)


魅惑の“秋鮭”捌き

2010年10月19日 | 日記

重さ3.5kg身長70センチ弱 

雌の秋鮭を手に入れ解体

          

お腹の中にはおよそ500gの筋子が入っており

 

塩水で丁寧にほぐしてイクラのしょうゆ漬け

    

2010年版は青柚子風味白だし仕立てにいたしました

ごはんとの相性は保証付き マジやばいです。

  

頭は氷頭なます用にとりあえず塩漬けし冷蔵

3枚に下ろした身は振り塩と塩水浸しに分けて仕込み中

        

ハーブを効かせたサーモンマリネ

チャンちゃん焼きは味噌・塩バター風味

鮭押し鮨レモン添え

ピンクペッパー入りサーモンクリーム煮

鮭と採れたてきのこのホイル焼き、皮もカリカリ鮭茶漬け、

安納芋入り石狩鍋、鮭といくらの親子丼 etc

随時 お腹に収めてまいりましょう。

          

全て食べ終わったら 大河を遡上したくなるかも知れません・・・

   

 

 

ハートもレバーも塩焼きバターソテーで戴きましたので

破棄したのは鱗とえらと骨、血合い、内蔵少々のみ

 

宮城県産 秋鮭嬢に合掌、

迷うことなく成仏してもらえたように思います

 

       

10月限定のお楽しみ サーモンに Special Thanks。(R)


遺伝子

2010年10月18日 | 日記

各地から「咲きました」の写真やメールを戴きました。 

 

6年前に千葉に発送、“嫁いだ”月下美人は

昨年11輪、ことしも連日4輪、5輪と競演(?)

今年の夏、大阪に行った美人も新たに蕾がつき開花とのこと

       

 

以前、テレビの『月下美人』特集で知ったのですが

国内にあるこの品種の株は全て親子兄弟親戚縁者にあり

同じDNAを持っているのだそうです。

ある方から 「だからどこでも同日同時刻に咲くのよ」

とウソか誠かという話も聞きました。

    

              

記録的な夏を乗り切ってほっと一息

穏やかで過ごしやすい季節に泰平や心地よさを感じていたのに 

 

活動期がおわりに近づいた蚊は

決死の覚悟か喰らいつくように手足を刺し

お腹をふくらませた蟷螂が

産卵の場所を捜し求めあっちにこっち

 

鳥たちに見つかるようにと次第に色付く木の実

役目を終えた葉っぱがハラハラ・・・

       

だれに教えられるでもなくそのときを迎えるため 

すり込まれた能力に呼応し突き動かされます

       

 

出しっぱなしだった夏物を片付けなくては・・・

仕事も冬支度にも忙しくなります。(R)


Craft 抑制

2010年10月15日 | 日記

“バネ指”を抱えていつのまにやら半年。

 

見た目に痛ましいほどではありませんが

指の酷使もひとつの原因かと思うとイタタマレズ

毎年応募していた作品展の出品をやめ

好きなCraftの作りたい、編みたい気持ちを極力抑えるこのごろ。

  

 足掛け10年になる高校でのクラフト講習

年々依頼の連絡が早くなり、心の準備のない突然の電話に

迷いながらも引き受けてしまいました。

材料の用意だけならなんとかなりそうと抱えたものの・・・

    

 

 聞けば今年の新入生は10クラス400人に学年定員増し

少子化定員割れといわれる時代に羨ましい話

「ご希望があるなら増えても大丈夫だと思います」

などと意に反することまで口走り

電話を切ったあとで“後悔先に立たず” 風呂敷広げたがる悪い癖・・・

 

 

 毎回 高校1年生対象という限定にこちらとの年齢差は開くばかり

アップテンポな高校生との会話におたおたしながらも捨て難さを感じ

ヤムニヤマレズと勝手に思い込み『お断わり』のひと言を飲み込んで

優柔不断の王道を歩んでいます。(R)


りあくしょん

2010年10月13日 | 日記

「どうやってつくるの?おしえて!」

自家製“栗きんとん”を届けたら

めずらしく甥っ子から電話がありました。

 

 6年前に亡くなった弟の次男坊は今小学校4年生で

小さいときからミニカーよりフライパン

カブトムシじゃなくてフライ返しを欲しがり

シェフになりた~いと言っている料理の好きな男の子です。

携帯でレシピを伝えながら(末はパテシェか!)とほくそえみウキウキ。

きんとん「お福わけ」のリアクションでなんだかうれしい「福もらい」になりました。

   

 作り手が気にする当然至極の反応作用。

    

 素人の思い付きや趣味の片手間作りに、御座なりお愛想といえども

「うんま~い!」「・・・」「ちょっとねぇ」の反応は

腕をふるわせ磨かせる“最大のパワー”になることに間違いありません。(R)


新月に

2010年10月11日 | 日記

名古屋に嫁いだ「月下美人」が

新月に近い闇夜に咲いたとの報。

今回、誕生日祝いを兼ねての“押しかけ女房”みたいになりましたが

たった一晩、たった一輪の鉢花にいたく感動されて

美人“面目躍如”だったようです。

 

こちらは 2008年 開花最多の 月下美人

  

 

 つぼみ付き月下美人を配布、請われるようになって数年数鉢

 

全国各地ですくすく育っているであろう

その行く末は定かではありませんが

初めて観賞したときの興奮や感動の大小に由らず

ふとした話のタネや記憶のパズルの一片になれば

独りよがりと言えども自分にとっての大きな幸い

  

 やはりあの品格のある芳香は、開花に添えてこそ

その姿を魅了しひと夜の幽玄美にふさわしいと思います。(R)