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ヨット&クラフト&ガーデニング、日々の暮らしの備忘録

Ca=カルシュウム補給

2008年06月26日 | 日記

Sakusimastone  佐久島の海岸で拾った『みやげ』2点。

小学生の頃みてた“トム&ジェリー”のチーズ彷彿させます。

どうやら穿孔する“カモメガイ”の仕業らしいのです。

生き物の脅威、お見事!

もうひとつはカニ採りの網のよう。

ハンギング・バスケットに使えそう・・・かな。

 2005年愛知万博のとき、イタリア館で口にしたSakusimaami「パルミジャーノ・レジャーノ」と

「バルサミコ」のアレンジに病み付きになりました。

フルボディのワインが一緒だったら申し分ありません。

 以来、ボリボリ食べたくてチーズのかたまりに執着していた私。

36㎏のホールには手が届きませんが、1kgならばと取り寄せ。

ゴルゴンゾーラもついでにゲッ ト。

Fukauracheese0806bところが届いてビックリ、注文以外の品が2つも同梱されてます。

「おまけかなぁ、まちがいかなぁ・・・」とりあえず冷蔵庫へ。

 話題の後期高齢者医療でも定期健診でも、

骨粗しょう症は男女問わずその発症の回避が叫ばれますが、

検診にでも行けばすぐに検査項目に挙げられる骨密度。

言うに及ばず、カルシュウムがその基。

胴回りではなく骨太になろうというわけで、あれこれチーズ料理を考えてます。(R)


あじさいの里

2008年06月24日 | 日記

 マリーナで『安全講習会』があり聴講。

過日のイージス艦事故を受けて、目視安全確認(船員用語で見張り“ワッチ”という)の徹底を再認識。

どの世界でも最終的には“自分の身は自分で守る”のが鉄則。

Ajisaidera4Ajisaidera3  いつまで待っても上がりそうもない雨。

近くの漁港の魚屋をのぞき、ついでにあじさいを見に行く。

形原温泉街にあるこの「あじさいの里」、小さなお寺の境内に隣接する、

貯水池の周りがぐるっとあじさい園。

雨しずくに冴え虹色を思わせるあでやかさの中、傘の花も賑やか。

 20種ほどの品評会展示の中でひときわ心惹かれたのが「ホワイトシュガー」。

こんもりとした大輪を作る一つ一つの小花はあくまでも白く、

花びらに見立てる“ガク”の縁取りが、

自然のなせる業とは思えないほど微妙な細工。

衣擦れの音が聞こえてきそう…

 ほどよい起伏の散策、気が付けばいつの間にか雨がやみ、

傘をすぼめて歩く身は、からだの芯までしっとりと重い。

高台で遠くの海を眺めれば、雨にけむる島影がうっすらとみえていた。(R)


2008梅雨の“窯詰め”

2008年06月19日 | 日記

080618kamesimizu2  5月に作陶した、“ゆがみ花入れ”の窯詰め。

梅雨にもかかわらず爽やかな風が吹きぬける窯の周りは、

大勢の玄人・素人陶芸家で賑わいました。

「穴窯友の会」S会長作の“亀”、

ひょうきんな雰囲気に思わず携帯カメラを向けてしまいました。

芸術センスの光る“ふくろう”の置物も。

 傾斜角20度というこの登り古窯、

遺存かつ現役の穴窯の中ではかなり恵まれた焼成が得られると聞きます。080618kamadume

 棚板に作品を並べる作業のなか、固定するための粘土“より土”や、

道具などの呼び名「ふとまき・せんべい・だんご・つく」といった

仲間言葉がつぎつぎと飛び交う、楽しいひと時でもあります。

 詰める作品の大きさごとにあわせて窯の中に何段にも組まれる棚板、

そのどの位置に自分のものが置かれるかは一大関心事。

場所によって窯の中を通る灰や炎の当たり方が異なり

焼き上がりの出来映えが大いに違うからです。

茶碗、皿、鉢、壺、花器、酒器、植木鉢にオブジェと、作品の批評談義もはずむところ。

 焼き加減の成功を願い、次は何を作ろうかと

心置きなくあれこれ思案もする、切磋琢磨の一日にもなります。(R)

 


禍(ワザワイ)転じて・・・

2008年06月17日 | 日記

 

Anzennitooremasuvui これは『安全水域標識』。海の上にはいろんな目印が浮いています。 

 

 二日間、波に揺られて自宅を留守にしている間に、おもわぬ出来事がありました。

  • 泳ぎに行って部屋のカギなくしたという入居者からの連絡(~_~;)
  • 孫を送りがてら参りましたという学生の家族からご挨拶の連絡<(_ _)>
  • 救急車が前に停まってましたけど・・・という問い合わせ\(◎o◎)/!
  • 風邪ひいた・・・と娘からメール(>_<)
  • ラジオで聴いた知人宅の地震被災\(゜ロ\)(/ロ゜)/

 宮城県古川市に住んでいる知人に安否を問い合わせたら

、生々しい地震の様子を伝えてくれたそうです。

震源地から結構離れた地域にも拘らず、運転中の車はハンドルを取られ走行不能、

電柱がメトロノームの如くゆっさゆっさと揺れ、大きなため池の水面がたっぷんたっぷん。

本人曰く、人生に一度か二度の体験だったと。

 “地震災害”以外はなんとか事なきを得ましたが、

災難時、どこでどうしているかは誰も予測できません。

でも、そのときどうすればいいかは、経験や知識で補えることが少なからずあると思います。

瞬時の判断を誤れば命にかかわるやも知れません。

不安がるより先に、さまざまなことを見聞きし、頭の隅にしまっておきたいと思います。(R)

 


バナナケーキ

2008年06月16日 | 日記

Bananacake3  金曜日、携帯食用にケーキ焼きました。

洋酒漬けのレーズンと胡桃がいっぱい入った特製バナナケーキです。

 土曜日、仲間うちのヨットレース『ディクルージング』で、

昨年の雪辱を果たし見事19位!・・・ってビリから5番目です。

空も風もレース日和で文句なし、皆さんいい心地で祝杯を挙げていました。

夜は月明かりのもと、ヨット歴5年目のS.Cさんから航海話をうかがい、たくさんの知恵を授かりました。

人見知りな自分、お酒があれば話も弾みます。

 日曜日、佐久島西港デビューに臨みます。

バナナケーキの朝食をとり、無風の中を機走1時間、

俄かに帆が膨らみその後5~6ノットで順調に目的地に近付きます。

出発から3時間、西港とおぼしき港を見つけ双眼鏡で確認していたら、

まさに“渡りに船”のヨットが入港していきます。

「まって~!」とばかりに急ぎ着岸の準備。

まるで援護してくれるかのようにスナメリたちの歓待も受けました。

初めての小さな港はかなり緊張し、小一時間奮闘してやっと槍付け。

堤防の釣り人も呆れ顔です。

Sakusima1Sakusima4Sakusima2Sakusima5 Sakusima3  Sakusima7  佐久島は『日本の原風景』と銘打っているように、

民家や土蔵がなんだか懐かしげで、

設けられた散策路には、目を楽しませてくれる趣向ART&CRAFTがあちこちに見られます。

何のため?と思えるような「ひるねハウス」、Sakusima6今日は風がツヨくて利用者はなし。

海岸で拾い物をして、2時間ほど歩き廻りましたが食事どころは見つからず、

ダチョウのいる居酒屋は休業中。

空模様を気にしつつ空腹のまま島をあとにしました。

 帰路、残っていたバナナケーキをむさぼるようにお腹におさめます。

強風と波しぶきのもと、海水の掛かったバナナケーキがやたら美味しく、

昨日隣の船のクルー犬、ユメちゃんにおやつとしてプレゼントしたことをちょっぴり後悔。

このあとの4時間のヒールとジャイブと寒さの激セーリングに耐えさせてくれたのでした。(R)


梅雨の晴れ間に…

2008年06月10日 | 日記

080610mutumekago 梅雨冷の続く今夏、

まだ上着はしまえそうにありませんが、

晴れ間に夏物をあれこれ出しました。

 時間にも心にも余裕が出来ると、じわりと動き始める“食指”ならぬ“作指”。

クラフトバンドの製作です。

あられやチョコをのせてラッピング、ゆうパック60サイズ梱包用に、きっちり作りました。

続けてふたつみっつと六つ目編みをしていたら、頭にきらり~ん!とひらめいて、

どんな大きさでもサクサクッと編める方法見つけました。

うれしくて、ドギマギするほどのコツの発見!

でも、よ~く考えたら、籠職人は皆こうしているのかも・・・と一人冷静になりました。

080609warabi200806sinatikuhosi  晴れ間に干していたシナチク、とりあえず完成。

さっそく塩を抜いて、ごま油で炒め、昨日採れたワラビと共に甘辛に煮付けました。

歯ごたえはラーメンにのっているアレとそっくりなのですが、独特の香りが・・・ない、

やはり中国4000年には程遠いようです。

このあとは“時”という調理人に任せてみましょう。080610rakkaseime_2

 日差しの下にみっけ。

どうやら昨年戴いた“なま落花生”の土汚れを落とした折り、

泥水と一緒に鉢の中に紛れ込んだらしいのです。

虚無僧の深編笠のように殻を被り、不遇にめげず伸びだした落花生。

種の持つ生命力をいとおしみつつ、夏のビールをも思い浮かべてました。

さて、どこに植え替えましょう。(R) 


心は島へ

2008年06月04日 | 日記

ネットサーフィンで見つけた“イタリアン・サラミ”を買いました。

 頂き物をしたヨット仲間へのお返しに、

何か好いものはないかと探していたらありました。

さすが!手間隙は掛かるけど、ガソリン代の掛からないネットショッピング。

到着が楽しみです。

Sailingsima イタリア在住5年、ヨーロッパを転々されたという、

博識のヨット仲間のこの御仁、

お持ちの船名も曰くありげな超有名イタリアワインの名前。

セーリング歴もさぞや、と思われるほど興味深いキャプテン(船長)です。

 先日この方が、今夏、答志島へと誘って下さいました。

叶えば、うちにとってはとぉ~いとぉ~い、夢の如く先の話しだと思っていた

“伊勢湾・島への挑戦”クルージングとなります。

イタリアンな御仁は、「無料の港があるんですよ」「新鮮なお鮨が・・・」「海のみえる展望温泉が・・・」と、

つぎつぎに誘い水を注ぎ込んで下さいます。

その語り口が、まるであのイタリアの船・ゴンドラに乗って、

カンツォーネを聴くかのように(きいた事ないですけど(^^ゞ)情熱的に心に響くのでした。

もう、とまりません。

心は既に島です。

無謀、船酔い、矢も鉄砲も目に入らず、ただもう見えるはずのない島影が、

海の向こうにぼんやり現れてきそうです。(R)


風をヨム

2008年06月02日 | 日記

 昨年はブービー賞に耀いた「ディクルージング」が近付き、

今年こそ目立たぬよう速やかに走ろうと、練習のためマリーナを出て海へ。

 セールアップの作業をしながら海岸線を眺めれば、

視界に入ったディンギーやウィンドサー080601tekogiフィンが、

背景の中を驚くほどの速さですべり動いています。

「ディクルージング」同日、この海域でディンギーの全国大会があることを思い出し、

ふと回りを見渡すと、そこかしこにたくさんのマリンスポーツマン

行き交う小さな帆をよけるのも一苦労で、大島近くでは手漕ぎボート(カッ ター)も発見。eye

 陽光に初夏を感じるものの、

海の上では厚手の上着を通してさえ風がひんやりとして肌寒い。

この080601tekogi2時期は、メイストームとも呼ばれる突風が吹くこともあるらしく、

気象情報の風速5~6メートルというデーターに?。

三角波の間で水面が、いぶし銀の如く細かくさざめいています。

 

 『得手に帆をあげる』という慣用句がありますが、

この例えはむか~しの帆掛け舟のはなし。

一応スポーツに類するヨットの走行操作は、

帆に受けるあらゆる方向からの風の力を極限まで有効利用する技能的スポーツらしいのです。

 ウィンデックス(風上を指し示す風向計)はヨットには不可欠の計器で、

「追い風・向かい風」080601tekogi3「海風・山風」「順風・逆風」「伊吹おろし」に「季節風」「吹き上げ・吹き降ろし」と、

 あらゆる風の向きをその時々に教えてくれます。

風を気流として推進力にあるいは複数枚のセールの間で気圧の差を生じさせ、

揚力として加速させる航空力学の応用「風で引く」、これがヨットなのだそうです。

 つまり「順風満帆」とされる“追い風”ではなく、

“向かい風”でも突き進んでいこうとするのがヨット。

厳密に言えば風上一直進は無理でも、

タック、つまり風に向かってジグザグ切り替えしつつ

風上方向へと走行するのがヨットの醍醐味のようです。

もちろん「得て帆」の追い風でも走りますが、

ヨットにとってはあまり得てではなく、

横風を受けて走るのが一番スピード・機能効率がいいのだそうです。

 ヨットの歴史はせいぜい400年。

古代、海や大河の戦歴を鑑みればこの力学の発見、

歴史を変えるほどたいそうな、人類の知恵だと思えてきます。(R)