磐越西線へ転戦予定で会津坂下I.C.へ向かって車を走らせていると、会津坂下で停車中のSLを追い越すことができたので、もう1カ所撮ってから移ることにします。そこかしこに撮影者が居ますが、元々予定に入れていなかったため、どこがよいか決めかねているうちにどんどん撮影ポイントを通過していきます。結局、車を止めることが可能な会津坂本駅脇から撮影することにしました。何台かカメラがセットされており、ここでも撮れるようです。しかし、線形上、編成全体を入れての撮影は無理なようで釜メインに引きつけて撮影することにしました。
峠を越えた後で煙は期待できまいかと思っていましたが、程なくしてカーブの向こうからやってきたSLは黒煙をもうもうと上げています。さっきの勾配ある築堤の方が煙が薄いぐらいで、とても意外でしたがうれしい誤算です。カーブにさしかかったあたりで煙もうもうで全体がうまく入ったのでシャッターを切り、後からトリミングを行いました。ピントは合っていませんが、小さな画像にすればそれほどピンは気になりませんでした。これぞSLと私が思う理想の煙の流れ方です。まさか全体が入ると思っていなかったため、もう1台カメラを用意しておらず惜しいことをしてしまいました。ホームと柵が少しかかりますがそんなことはあまり気にならないぐらい良い角度です。
そして、予定の位置まで引きつけて撮影。煙の勢いそのままに通過していってくれました。アウトカーブからですので、予定通り3両目は入りません。煙も期待していなかったため、上のスペースも狭く、もう少しカメラを上に向けておけばよかったのにとこちらも後悔しました。
爆煙で通過したあとのにおいがDLとはまた違ってよいものですね。
2011.05.21. 会津坂本 9425レ
Nikon D700 AiAF NIKKOR ED 28-70/2.8D PL
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