monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

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3本のSL列車を撮ると、千頭駅へ。駅前は3本目の列車で到着した観光客でにぎわっています。駅から少し離れた食堂を見つけ入ってみますが、ここも地元の人と観光客でいっぱい。地元の人も多いので期待できそうです。基本は中華のお店のようですが、別メニューで手打ち蕎麦があるという事で注文。地元の蕎麦を使っているのでしょうか。美味しかったです。


昼食後は千頭駅でやっていた大鉄祭りを覗いて、今夜の宿である寸又峡温泉へ向かう途中で本日最後の撮影地へ向かいます。
線路に沿って大井川をしばらく遡ると川から分かれて道はグングン高度を上げていきます。普通なら入る気など到底おきないとても細い山道を落石と陥没と飛び出した草木を避けながら慎重にしばらく進むと、撮影地へ到着となります。途中で対向車がもし来るような事があればかなり大変な道ですが、撮り鉄にしか用ないと思われるこの道の交通量は皆無に等しく事なきを得ました。

そんなとても辺鄙な撮影地ですが、現地には20名ほどの団体さんがワイワイ楽しそうに構えておられます。その団体を率いておられたのは、なんと鉄道カメラマンの山崎友也氏。こんな山の中でお会いするとは思ってもいませんでした。お昼からお酒も入り、本当に皆さん楽しそうで羨ましいツアーでした。ちなみに、某C社の高級カメラを買うと当たるというツアーなのかと勘違いしましたが、(それと間違われやすいけどと一同爆笑)関係ないとの事でした。細い山道の入口に大型観光バスが道を塞ぐ形で停車しており難儀したのですが、謎が解けました。撮影地には出遅れておりすでに最良のポジションは無いため、隙間からちょこちょこ撮影する事にします。これは予想外でした。

天気は良く、雲一つない撮影日和で、わざわざ俯瞰場所まで来た甲斐がありますが、谷が深い地形のため、速い時間から山陰が出始めてしまいます。基本的に線路の西側が開けているため午後順光なので、眼下に見下ろせる線路の大部分は光が当たっていますが、手前にある大事なアクセントとなる鉄橋から右手アプトいちしろ駅にかけては影がかかり始めていました。

15時半過ぎにまず上り列車が向かって左手のアプト長島駅(山の裏で見えません)方面よりやって来ます。そろそろ通過の時間ですが、列車の音は山のむこうから聞こえてえますがまだ姿は見えません。影が忍び寄ってくる速度も速いため、やきもきしながら待っていると、ようやく小さな箱が6つ繋がった列車がやってきました。ゆっくりと動くため、何カットも稼ぐことが出来ます。この場所からは数分間俯瞰撮影が楽しめます。

列車が行ってしまうと、団体さんも撤収されました。この時点でもかなり影落ちは激しかったのですが、もう15分もすると下り列車がやって来る事を思い出し、せっかくなので片づけかけた手を止め、一人居残って撮影する事にしました。そこでまず全景をスマホで撮ったものがTOP写真、かなり激しい影落ちが分かりますね。刻一刻と影は伸びてきます。おそらく、最良の光線はお昼過ぎの列車でしょう。全景をすっきり撮れる立ち位置は草木が伸びている事もあってそれほど多くはなく、3名程度しか無理でしょう。

しばらくすると下り列車がやって来て駅に停車。全景はビデオで撮る事にしてカメラをまわし始めます。アプトいちしろ駅での停車位置はすでに山陰ですが、乗客が降りてその様子を見ている様子がこちらからもよく見えます。ラックレール区間の釜が待機線からやって来て坂の下側に連結。列車をしっかりと受け止めて押し上げていくのですね。作業の際の汽笛での合図など山の上までよく聞こえてきます。しばらくして、1両長くなった列車はモーターがうなり声をあげて発車。日の当たる部分を中心に撮影していきます。
ちょっと多いですが順に上げていきます。アプトいちしろ駅側から鉄橋を渡るまではすでに影の中のため、橋を渡った東側中心となりました。中には1本前の上り列車の写真も含まれます。

アプトいちしろ駅を見下ろして。
ホーム直前の影のかからないところで、待避線にいるラックレール区間用の釜と共に。


青空バックに背景の山とダム湖を入れて。


望遠に切り替えて日の当たる部分だけ。


列車のみアップで。


2014.03.22. アプト長島 - アプトいちしろ
Nikon D700 ED AF NIKKOR 80-400/4.5-5.6D

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