monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

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乙女で送りこみ回送を撮り終わると、本運転を撮影するために移動を開始します。思った以上に晴れてくれたので、2人の思いは浅間山バックで一致しており、車をさらに東へ軽井沢方面へ進めます。

県道をひた走ると、急カーブで線路が道路に接してくるあたりが第1候補です。例の桜の枝が何者かに切られたというポイントです。
到着するとすでに大勢の撮影者であふれかえっており、コンクリート壁の上の狭い撮影スペースに撮影者がひしめき合っています。ここでの撮影は困難と考え、次なる候補へ。さらに東へ進んで別荘地の中の道路脇ですが、こちらの方がまだキャパがありそう。狭い道路ですが、抜け道の様で意外と交通量が多く、交通の支障が出ない場所に車を止めてセッティングにかかります。

やはり有名撮影地だけあってなのか、しな鉄保線の巡回車がやってきて、道路から撮影してほしいと丁寧な呼びかけをしていました。そこで皆でしな鉄保線の指示に従って抜け道となっていない路地の脇に並んで列車を待ちかまえます。その姿を見届けて保線はどこかへ行ってしまいました。

まずは「白山」です。線路は北東から南西にかけて敷かれているので、午後は側面逆光で正面のみとなってしまいますが、高い築堤のバックどっしりと山が入り良い構図です。雲は多めで山頂に引っ掛かっていますが、稜線は十分見えており、良い条件で撮影できそうと、レリーズを握る手にも力が入ります。
しかし、もうまさに列車がやってくるというタイミングでハプニング発生。偶然と言うかもしれませんが、撮影地に隣接した住人の行動に悪意がこもっている事はその場にいた多くの者に十分伝わってきました。このところの撮影者にうんざりな気持ちはよく分かりますがねぇ…。
ただ、今回はこの場にいた全員の想定外の出来事が起こりました。なんと、乗客に浅間山の車窓を楽しんでもらうためか(ひょっとして撮り鉄のため?)、最徐行で列車が通過していったです。そのため、一旦は体勢を崩された撮影者達も何とか体勢を立て直し、写真に収めることが出来ました。私も構図は適当ながら、浅間山と183系を辛うじておさえる事が出来ました。


いまさら他の所へ移動する時間もないので、めげずに40分ほど後にやって来る急行「信州」を待ちます。
ずっと強い風が吹いており、雲がどんどん流れてきますが、通過時には山がほぼ顔を出してくれました。先ほどと同様に側面は陰ってしまいますが、背景の雪を頂いた山は輝いていました。
列車は「白山」とは対照的に若干遅れてやって来て、その遅れを取り戻すためか足早に走り去っていきました。まだまだ健脚ぶりを見せつけてくれたので、引退はもったいないなと強く感じました。どこかで走り続けてくれることを強く望みます。


回送列車撮影からの追っ掛けのため、側面逆光の撮影地となってしまいましたが、くっきり浅間山バックで撮影出来て、色々あったものの遠征の甲斐がありました。

2013.03.02. 信濃追分 - 御代田 9661M(上)/ 9601M(下)
Nikon D700 ED AF NIKKOR 80-200/2.8D

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