monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

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体育の日を含めた3連休に重い腰を上げて道東まで撮影に出掛けてきました。

以前よりずっと気になっていた北見貨物ですが、遠さと忙しさなどから後回しとしているうちに、もうなくなるぞとの情報が。いつもの悪いパターンですが、1回は撮っておきたいと行動に出たのでした。しかし、今年は昨年よりも条件は悪く、1日1往復のみ。北見からの積車は夕方発の夜間運転のスジが残り、1日1本しかチャンスがありません。ですが、今まで放っておいたのが悪いのであり仕方ありません。ただ、せめてもの救いは、最近になって荷主の意向を受けて現状での2年間の存続が決まったこと。来春の廃止は免れましたが、スジがどうなるかは走ってみるまで分かりません。

前日に北海道入りしましたが、渡道を決めた時にはすでに女満別行きの旅割は売り切れ。仕方なく夕方に旭川入りとしました。帰りは何とか女満別からの切符を手に入れたので楽ですが、レンタの乗り捨て料金が発生してしまいました。紅葉のシーズンなので、1か月前の準備で移動手段が確保出来ただけでも良しとしないといけないのかもしれません。

今回は常紋峠へ向かう列車を撮るため、砂利と泥の林道を分け入っていく必要があり、前情報で大変な悪路であることが分かっていました。そこで、奮発して四駆のRV車を借りることにしました。備えておけば悪路も安心ですし、同じ出すならヘタな傷をつけて追加料金を払うよりは良いだろうとの判断です。車を受け取ると走行距離8Kmの新車でした。悪路に突っ込んで泥だらけにするのが申し訳ないと思ってしまいます。

紋別道を白滝I.C.で降りて、もう暗くなっていますが、翌日以降の撮影ポイント入口を確認しながら東へ宿を目指しました。

翌日はまだ暗い4時半に宿を出発。厚めの長袖を着込みますが外気温は3℃!5時半頃になると辺りは白けてきました。空は雲がなく晴れていますが、その分気温が下がったのか、霧が当たりに立ち込めており、前が見難い状況です。その状況で6時前に今回の初回撮影地とした、白滝発祥の地に到着しました。既に車が4台ほど停まっています。広いパーキングなので停める場所には困りませんが、撮影地のキャパはそれほど広くないようなので、とりあえず三脚を持って撮影地へ急ぎます。

現地にはすでに5本ほど三脚が立っていましたが、何とか場所を見つけてホッと一息つきます。写真で何度も見たその景色が目の前に広がっています。紅葉はまだ始まったばかりのようですが、川靄が立ち込めており良い雰囲気です。しかし、このままでは列車来ても靄の中。もう少し晴れてくれることを願いながら準備を始めます。
まだ、木々の葉の勢いは強く、かなり手前まで引付けないと後部の機関車が顔を出してくれそうにありません。線路は、峠を越えて下り勾配であり、勢いよくやって来る事が考えられます。この後すぐに撤収して列車を追いかける事を考えると、慣れない撮影地で無理せずカメラ1台で1発勝負を挑む事にしました。

天気は良いのですが、日の光はまだ谷合までは差し込みません。露出を見ながら設定を変えていきますが、徐々に明るくなりISO 10250まで下げる事が出来ました。
予想よりも数分遅い6時40分を過ぎて、エンジンの音が聞こえ、奥のカーブから赤い釜が顔を出しました。下調べはしておらず、どの釜が来るのか全く分からない状況でしたので、楽しみにしていました。この日は当たりで前後ともB更新機。原色機の面影が強く残る釜です。コキ11両のうち後半の数両のみコンテナが乗っておりスカスカの編成ですが、歯抜けではないので、まだマシです。
「週末やからこんなもの。仕方ないな」と地元の通いなれた方の弁もあり、週末も走ってくれるだけ良しという事なのでしょう。

これで、進行方向を変える遠軽から先もB更新機が先頭に立ち、今度は後ろ半分がからコキとなるため後ろの釜も撮影しやすくなります。
列車が通り過ぎると、手早く片付けて車に乗り込みました。

2011.10.09 6:41 白滝 - 旧白滝 8071レ
Nicon D700 ED AF NIKKOR 80-200/2.8D 80mm f6.3 1/800sec ISO 1250

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