4時間粘った俯瞰撮影地から下山すると、次は「まいづる/はしだて」二階建ての元タンゴディスカバリー車6両を狙います。私にはまったくいい撮影地が浮かばないため、今回もまむしさんにお任せ。ナビしていただきました。言われるままに車を走らせると、トラス橋が軽く見おろせるポイントに到着。へぇ、こんな場所があるんだなと驚きました。
私はこの真っ赤なトラス橋を見ると、なぜかプラレールや鉄道模の橋を思い出します。これら玩具のデフォルトになっているという事は、昔は一般的によく見られたのでしょうが、最近はあんまり実物を見かけないように思います。そのような思いで見ているからかもしれませんが、レンズを通して切り取るとまるで精巧なジオラマを見ているような気分になってくる景色です。日本の山里を走る線路際の情景が凝縮されているのですね。
脚立で高さを稼ぎ、カメラを構えます。橋周囲の様々なものが写り込みますが、なるべくよけて画像を作ります。ただ、手前左下に大きな丹波栗が生っていたので、これは取り込みます。しかし、残念なことにまだ緑色。これが茶色く色づいていればおそらく栗ピンで列車をぼかして撮影したと思いますが、今回は栗にぼけてもらう事にしました。杉の木が成長して橋をほんの一部隠してしまっています。今はそれほど気にならない程度ですが、将来さらに成長するとネックになってくるかもしれませんね。
6両だとかなりタイトだなと尻切れを心配しながら待っていましたが、何とか収まってますね。でも、4両の方がむいている撮影地かもしれません。
次回は栗ピン!を誓って撮影地を後にしました。
2013.08.17. 安茂里 - 和知
Nikon D700 ED AF NIKKOR 80-200/2.8D
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