monmon photo
日頃撮影した写真の記録。鉄道中心に。

個人的な範囲以外での画像の無断使用を禁じます。
 



新潟遠征の写真はまだまだあるのですが、その後の写真がたまってきているので先に出してしまいます。
新潟から帰宅2日後の朝に、その前の月に演習で九州へ下っていったキャタピラ付き特殊車両の返却列車が走りました。どうやらこの輸送自体も訓練の一部のようで、遠地で有事の際に滞りなく部隊が移動・展開出来るようにとわざわざ遠方よりフェリーや貨物列車で車両を送り込む事も練習なのだそうです。速やかといっても列車では、移動だけで3日ほど掛かっています。こんな輸送は訓練だけで十分。実際にないことを祈ります。
下松甲種でおなじみのスジですので、滋賀県東部ならこの時期でも撮影可能です。滋賀に住んでいたときは気軽に朝練できましたが、京都に移るとさすがに腰が重くなってしまいます。そこへ、牽引釜がEF66-54予定との情報がもたらされ、重い腰も軽々と浮き上がり出撃となりました。

ただ、新潟から帰宅後、主力カメラのレンズ2本が壊れていました。一つは前玉が割れ、もう一つはズームリングがゆがんで回らなく、AFも効かなくなっていました。衝撃を受ける場面といえば、高速バスの荷物室しか考えられません。夜行便では、乗務員が荷物をチェックしてくれるので、その際に壊れものと申告すればそれなりに扱ってくれます。今回のバスは完全セルフで荷物を入れていくようになっていました。荷物を回収したときに、置いた場所からだいぶ移動したい位置に転がっていましたので、衝撃が加わった可能性があります。ただ、バスに乗っていてそんな衝撃があったようにも感じませんでしたので不思議です。何より、免責を条件に預ける事になっているお約束だったはずで、ここでグチグチ言っても保証の対象にはならないでしょう。愛着のあるレンズですから、さっさと修理に出しましたが、古いレンズであり修理可能かも分かりませんし、中古が買えるぐらいの費用が発生する可能性もあり、素直に新幹線を乗り継げばいいものを、節約のつもりで使ったバスで大損しました。安物買いの・・・とはよく言ったものです。

これぐらい愚痴れば少しすっきりしたので、そろそろ本題へ。
使用できるレンズは超望遠のみ担当していた80-400か広角レンズしかないため、必然的に80-400をメイン使用となります。焦点距離が被るなと、購入時はかなり悩みましたが、持っててよかったと今回は素直に思いました。ただ、難点は少々暗いこと。8862レを撮るなら十分日が昇ったあたりで捕まえたいところです。そこで、今回はギリギリ出られる撮影地として関ヶ原手前まで出向くことにしました。7時半を過ぎており、十分日当たりが見込めます。また、運転停車を利用して短時間で効率的に2回撮影できます。

まだ暗い6時頃に自宅を出て、名神を東へ進みます。米原I.C.で降りて目的地へ急ぎます。撮影地は先日のラッセル撮影で教えていただいた地点を中心に動く予定とします。
現地へ着くと、近辺に数名既に準備されています。日が当たると思われる南側からだけでなく、予想外に北側からの撮影者が多く見られます。タイガーロープを嫌っての事でしょうか。
予定していた農道曲がり角のかぶりつきポイントは空いています。農業用水路にかかる線路小橋の欄干外側であり、安全上問題ありませんが、先に来た撮影者が後から狙っていないか辺りを見回してみます。見渡す範囲に撮影者は見あたらず開店準備に入ります。

まずは、117系快速が4両編成を2つ束ねてやってきました。東海色も好きな色です。かえって国鉄色が混じるより統一感があって好きなのです。もう少し速く到着すればまだ暗いながらも117系新快速も撮れるのですが今度のダイヤ改変で生き残るならば撮っておきたい列車です。


その次は本命と前後してやってくる6170レ。米原以西では後に来るのですが、米原で追い抜くようで、ここでは先にやってきました。当日は100番台牽引で人気がないようですが、青ワム貨物にはこの色が似合っていると私は密かに気に入っています。長距離貨物も収まるストレートなので、20両程度のワムは軽々収まります。
しかし、この列車も春でコンテナ化と雑誌にでており、とうとう最期を看取る時期となってしまいました。貨物撮影の楽しさを最初に教えてくれた列車です。当時は3170レで茶ワムも混じっていました。4年間楽しませてくれましたが、あと3ヶ月可能な限りおさえておきたい列車です。しかし、この季節は撮影するには少しお出かけが必要で8862レとセットで捕まえるパターンが増えそうです。


その後、普電を挟さみいよいよ本番。停車があるためゆっくりやってくるであろうという予想通りで、シャッター速度が助かります。ワム貨の後から山陰から太陽も顔を出して日が当たってくれました。速度が遅いので、見送ると振り返ってチキに木材をかましてその上にキャタピラー付き車両を載せてシートを被した怪しげな荷物を撮影します。チキは板状の貨車ですから幅と高ささえ差し支えなければ戦車でも何でも乗せられて便利な貨車ですが、普段あまりなんでも運ぶという需要がないようでもっぱらレール輸送にあたっていますね。10両編成の貨車に積まれた特殊車両はなかなか壮観です。さらに全体を入れて後追い撮影では、バックに伊吹山が入りました。



ゆっくりと撤収して停車中に追い越して、その先の地点で待ちます。駅の脇を通ると道路側に停車しており、撮影してみた合ったのですが、空き地の雑草の勢いが強く撮影は諦めました。
2発目は、離れて側面を入れて撮影とします。刈り取りのとうに済んで休憩中の田圃のあぜ道から狙います。側面・全面にキレイに日が当たり最高の条件ですが、皆さんは伊吹山バックとなるポイントに集まったのか、ここに撮影者の姿はほとんどありませんでした。


2011.11.29.
Nikon D700 ED AF NIKKOR 80-400/4.5-5.6D

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コメント
 
 
 
はじめまして (馬○君の知り合いです。)
2012-01-07 11:39:40
馬○君通じて年末に写真を頂きました、どうもありがとうございました。
この日記を拝読しながら当日のことを思い出させて頂きました、朝早くからたくさんの方が撮影に見えてましたが、晴れたのはこの界隈くらいでしたか。

ここで話題に取り上げるには大変恐縮で申し訳ございませんが、この区間の下り線敷地に堂々とゲバ足突っ込んで撮影されていた方が一人見えました。
いろいろ意見立場はございますが、趣味を楽しむ側、仕事をする側、お互い気持ち良く円満に事が進むよう、これからも撮影を楽しまれて下さいませ。

 
 
 
ご意見ありがとうございます (mon)
2012-01-09 21:43:25
はじまして。うまぐにさんのご友人の方ですね。ご訪問ありがとうございます。
下手な写真で恐縮ですが、記念にして頂けるのでしたら撮影者としてもうれしいです。

さて、ご指摘の点ですが、ご意見本当にありがとうございます。安全に撮影するにはどこまで許容されるのか、各々考えがあると私も思います。
誤解を恐れずお尋ねしますが、ご指摘の撮影者とは私の事をさしているのでしょうか。本文中にもある通り、私は橋梁の欄干外側の道床外で撮影しておりました。JR敷地は赤い杭で示されておりますが、はっきり確認していませんが、橋の欄干の傍すぐであれば、常識的に考えてJR敷地内と思われます。
当日、危険とお感じになられたのでしたら大変申し訳ございませんでした。

ご存知のように、敷地内ではあるが安全た保たれているために黙認されているという撮影地は多数存在しております。また、立ち入りが自由に許されたホーム上でも多人数が押し寄せて危険な状態で撮影が行われている姿も目撃されたことがあるかと存じます。
これまでは各人の良心に判断を委ねられており、それでうまくいっていましたが、最近のブーム化とともにそれでは問題が生じて杓子定規に事を決めておかねばならなくなってきております。
今後の撮影についても更に安全に配慮しつつ撮影を楽しんで行きたいと考えています。

先のお尋ねに関しまして、お返事いただけたら幸いです。
 
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