ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

藤田嗣治「異邦人」の生涯~近藤史人

2019-04-23 05:05:05 | 本の少し
 ☆☆☆☆

大阪で藤田嗣治展していたのに、見逃してしまった、残念。
本はもっと前に買っていたのに読みだしていたなら必ず足を運んだのに・・・。

藤田が修行していた頃のパリは、ピカソ、モディリアニ、マチス、ルノアール、
世界中の画家が集まる、1920年代。

遠く離れたパリで時代の寵児とモテはやされるが、
日本の画壇からは決して良い評価は得られなかった。

まるで、小沢征爾のN響ボイコット事件のように、
素直に海外の評価を認めようとはしない、画壇、
日本人って変なこだわりありますな・・・・。

それと、日本で戦時中戦争画を書いて、戦後「戦争責任」を問われる。
芸術と戦争、軍事下における芸術家・・・ショスタコーヴィチを思い出しますな。

でも、「乳白色の肌」と評される、嗣治の絵、是非見たいです。
日本で常設の美術館ってあるんでしょうか。
コメント
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