
天満天神繁昌亭・昼席(2016年5月1日)
今日は、久し振りに嫁さんと、繁昌亭・昼席へ。
一、桂三河・・・・・・・・・・・・・・「大安売り」
初めての出会いか、といってももう入門8年目。
さすがにどっしりとした、「大安売り」。
でも、この噺で笑いを取るのがいかに難しいのか・・・・。
「負~けました、親方や、贔屓の衆・・・・」の科白で笑いがきたら、真打。
真打、目指して、親方や、贔屓の衆・・・でおますな。
二、笑福亭鉄瓶・・・・・・・・・・「道具屋」
マクラの「病院に入ったピストル強盗」のハナシ、ようできてますな。
鉄瓶さんのエッセンスはマクラに凝縮。
噺の「道具屋」も演じていて楽しそう、
そうすると聴いている方も愉しくなってくる、笑いの循環ですな。
三、桂米左・・・・・・・・・・・・・・「替り目」
古典の見本みたいな高座、しっかりとはみ出すこともない、
いつも笑福亭に慣れ親しむだ私どもには、きっちり過ぎて、
酔っているのか酔っていないのか・・・・・。、
「酒を呑んでは茶瓶のフタを……、茶瓶のフタをつまんでは酒を……、」をと
この噺、アテは嫁さん、嫁さんとじゃれあう主人公、惚れてますな・・・・。
四、宮川青丸・とん子・・・・「漫才」
よろしいな、ほんま色物。
東京の寄席にでてきそうな、それも浅草、昭和の匂いたっぷりの漫才。
同じ宮川、夫婦漫才でも、こちらは喋るのは男の方。
今度、出会ったらどんな、ネタにと・・・・・愉しみですな、青丸、トン子さん。
五、笑福亭右喬・・・・・・・・・・「看板のピン」
はまりますな、右喬ワールド。
アホが真似して、賭場に入ってからは、アホが右喬さんか、右喬がアホか、
重なりあって、客席は笑いの渦、嵌まるってこわいですな。
いい味、でてますな・・・・右喬さん。
六、桂かい枝・・・・・・・・・・・・「三十石」
貫禄の「三十石」、先代文枝さんを彷彿させる、名演。
でも、下座からの噺家の船頭唄も聞かせどころですが、今日のは
舟が浸水しないかと心配するぐらいのでき、さて誰だったんでしょうな。
はやしや律子、はやしや美紀のどちらだったんでしょう、
お唄のお声良かったですな。
お囃子入りの上方落語、やはりゆったり、はんなり、でよろしおますな。
七、旭堂南青(講談)・・・・・「桃山風流」
豊臣秀吉、が関白になったが、公家に和歌の素養がないとバカにされて、
俄仕込みで、返歌であっと云わせる・・・・ハナシ。
千利休ではないが、金持ちがはまると芸術は栄るんですな。
八、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「青い目をした会長さん」
お目当ての、鶴二さん。
良いですな、出番が後ろになっても
大ネタも、創作もネタの幅の広さと出来ばえに、安定の高座。
「ハンカチ」「作文」に「青い目をした会長さん」の創作三作。
どれも、楽しめまっせ・・・・。
九、桂団朝・・・・・・・・・・・・・・「秘伝書」
団朝さん、十八番の「秘伝書」。
何度聞いても楽しめるは、十八番(オハコ)の証し。
「魚の狂句」「短命」「幸助餅」なんぞ、聴いてみたくなりましたな。
十、露の都・・・・・・・・・・・・・・「星野屋」
最初から、お父さんの話で、「都ばなし」が続くのかとかと思いきや、
「星野屋」、これも、都さんの十八番。
お花が主役、女性が主役の噺って、他に何があるんでしょうか。
「悋気の独楽」「堪忍袋」「子は鎹」は聞いているんですが。

天満天神繁昌亭・昼席
2016年5月1日(日)午後1:00開演
天満天神繁昌亭
一、桂三河・・・・・・・・・・・・・・「大安売り」
二、笑福亭鉄瓶・・・・・・・・・・「道具屋」
三、桂米左・・・・・・・・・・・・・・「替り目」
四、宮川青丸・とん子・・・・「漫才」
五、笑福亭右喬・・・・・・・・・・「看板のピン」
六、桂かい枝・・・・・・・・・・・・「三十石」
〜仲入〜
七、旭堂南青(講談)・・・・・「桃山風流」
八、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「青い目をした会長さん」
九、桂団朝・・・・・・・・・・・・・・「秘伝書」
十、露の都・・・・・・・・・・・・・・「星野屋」
三味線・・・・・はやしや律子、はやしや美紀
鳴物・・・・・・・露の眞

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