という、はなし (ちくま文庫) | |
クリエーター情報なし | |
筑摩書房 |
☆☆☆☆
あの「クラフト・エヴィング商會」の作者、吉田篤弘さんの本。
間に挿絵が挟まれ、それをフジモトマサルさんが・・・。
筑摩書房のPR誌「ちくま」の表紙に、二年間にわたって、「読書の情景」を
テーマに、連載されたものですが、
あとがきのあとがきで、明らかにされたのは、まずフジモトさんが先に書き、
あとから吉田さんが文をつける、挿絵ならぬ「挿文」の形を・・・・とっていたこと。
そして、この本の題になっている、「という、はなし」は、
吉田さんのお父さんの口ぐせだったとか。
若いころ「落語家になりたかった」という方だったので、
酒がはいって興が乗ると、自らの体験やどこからか仕入れきた面白おかしい
話を、漸う瑫々と話し、最後にオチがつき、笑いをとられたそうです。
まさに、この本もそんな「という、はなし」でおまして、
“ゆったり”“のんびり”“まったり”“きがねなく”
“誰にも邪魔されない”“にんまり”“ぼんやり”
“ひっそり”“こっそり”・・・って、これって、読書の愉しみでは。
ああ、このまえ素敵な額を買ったので、そこへ入れるのに、
フジモトマサルさんの絵、ポストカードで欲しくなりましたな。
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