ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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第四回・泉州上方噺の会~2020.011.28

2020-11-28 14:14:14 | 落語

第四回・泉州上方はあの会~2020.011.2、
 
本日は地元での、松枝師匠の「泉州上方噺の会」でおます。
今回は岸和田高校出身の文昇さん,貝塚出身の南華さんも参加、
 
充実の二時間たっぷりの落語会でおました。
 
一、笑福亭松五・・・・・・・・・・「胴切り」
松五さん、ええ味出てますな。派手さはないが本格的お出汁の味が滲みだしてきます。
飄飄とした雰囲気が今や松五さんの芸風に思える。
是非松五さんで、「始末の極意」、「くやみ」、「あくびの稽違い」、「日和ちがい」、「死ぬなら今」、「まめだ」、「一眼国」などちょっとひねった落語、聞いてみたいですな。
 
二、桂文昇・・・・・・・・・・・・・・「代脈」
文昇さんで時々聞く「代脈」。落語にでてくる医者はたいしたことはないですが、そのさらに見習いの周達、その頓珍漢ぶりは押して知るべし。でも、この弟子を代脈に送り込むとは、大先生なかなかのつわもの、勇気ある行為ですな。
文昇さんののほほんとした芸風、癒されますな。
 
三、旭堂南華・・・・・・・・・・・・「三方良しのめで鯛」
講談噺から落語になって良く演じられるのが「井戸の茶碗」、「柳田格之進」、などがありますが、いずれもでてくる武士が“武士はくわねど高楊枝”と気骨のあるところをみせてくれるのですが、この「三方良しのめで鯛」も同じような噺。
本来、上に立つもの、政治にかかわるものはこうあるべきなんですが、今の世では、まるで拝金で汚れまくっているだけに、このような噺を聞くとスカッとしますな。
 
四、笑福亭松枝・・・・・・・・・・「住吉駕籠」
 
最初にマクラ替わりでお弟子さんの縁さんに貸してあったスケッチブック(ネタ帖)が今日返ってきたので、それを使ってご披露と・・・・「悪の十字架」(開くの十時か)、「猫の怨霊(ねえ、この、音量)、など10ほどご披露・・・・昔を思い出して懐かしかったですな。
 
噺は「住吉駕籠」、ワンコインのお値段で、フルバージョンで聞けるとはありがたいことです。語りの上手さ、足し算と掛け算ばかりでなく引き算と割り算の上手さ、半歩下がっての笑い、上品でよろしおますな、毎回楽しみにお伺いしまっせ。
 
第五回・泉州上方落語の会は
来年、2021年2月20日(土)の予定です。
 
 
第四回・泉州上方落語の会
2020年11月28日(土)午後2:00開演
岸和田天神宮・常盤殿
 
一、笑福亭松五・・・・・・・・・・「胴切り」
二、桂文昇・・・・・・・・・・・・・・「代脈」
三、旭堂南華・・・・・・・・・・・・「三方良しのめで鯛」
四、笑福亭松枝・・・・・・・・・・「住吉駕籠」

岸和田天神宮・(沼天神)
 

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