ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第103回・土塔庵寄席

2015-07-11 16:09:52 | 落語

土塔庵の入口の蔵


中は庄屋か立派なお家。



お庭を背に、大きな高座。


後ろのお庭も小さいながら、手入れが行き届いており、清々しい。

生寿さんの大ネタが聴きたくて、深井の土塔庵へ。
車では、和泉市を跨いで真直ぐで30分ぐらいで着くので案外近い。
これからも、ちょくちょくお伺いできそう。

開口一番・・・・・・笑福亭生寿

まずは、挨拶に生寿さん登場。

今は、生寿さん、南陽さん、八斗さん、ご三方の会。
8月と2月は、暑すぎたり、寒すぎたりと遠慮してお休み。
9月は、今回私がしたので他の二人ですが、八斗さんは吉本の仕事で地元密着で地方へ、
南陽さんは既に仕事が入っていたりで、次の9月も生寿さんと松五さんとの二人会で。


次回のチラシを。

と云って私だけ仕事が無いわけではなく、宝塚好きが高じて、ミュージカルに出演。
8月2日(日)クレオ大阪で、えぇパンプレット見ると8月25日(火)には
東京公演もあるんだ・・・「ファイヤーマンの祈り」、本格的ミュージカルらしいです。


「ファイヤーマンの祈り」、のチラシ、
行けないので・・・ちょっと宣伝でご協力を。



一、桂小鯛・・・・・・・・・・・・・・・「いらち俥」

この前、ベ瓶さんで聴いたばかり、どうしても比べてしまう。
あの市電と当たりそうになるシーンなど、
いかに漫画チックな情景が浮かぶかどうか・・・
真面目さ、硬さが、漂う、小鯛さんの「いらち俥」。

でも、箕面からの帰りもまた市電に当たりそうになり「ワア、ワア、・・・ワア」
そしてオチが、「ワアワア言うております、いらち俥でございます。」

最後は、三代目みたいなまとめ方でかっこいい。
小鯛さんの「いらち俥」でおました。


二、笑福亭生寿・・・・・・・・・・・「金釣り」

珍しい噺、こんなのが聴けるなんて、師匠の生喬さんか文我さん譲りか。

最初、始末の極意か商売根問いの様なはじまり、
でも松鶴師匠も演られていたネタ。

こんな、貴重なネタの掘り起こしも大事なことでおますな。


三、桂小鯛・・・・・・・・・・・・・・・「青菜」

夏の噺、今年最初の「青菜」、落語における季節感。
あとで、生寿さんも言っておられましたが、前倒しで掛けるとか、
まさにファション業界と一緒ですな。

この「青菜」学生時代に聴いた、絶好調の時の仁鶴さんの「青菜」が常に頭に、

あの・・・・「このアンケラソウ」・・・「お腹でもこわしなはれ。この腸チブス」
「この九官鳥」・・・次々でてくる言いぐさの変化球。

おもしろかったですな。


夏の長屋のムンムンする、蒸しかえる暑さ。

あのお屋敷のひんやりとした心地よいお庭との対比。

あの、クーラーの無い時代、暑さだけは庶民のほん身近にあったんですな。



四、笑福亭生寿・・・・・・・・・・「蛇含草」

東京でいう「そば清」、こちらは蕎麦ではなく、餅。

生寿さん、餅の食べる仕草も最高。

ウワバミが出てくると「夏の医者」みたいで夏の噺ですが、
餅がでてくると、年末の噺の様な気もするのですが・・・。

いずれにしても、久し振りの生寿さん、たっぷり堪能させて貰いましたで。

どこかで、評判の「質屋芝居」聴きたいもんですな。



座っていると、「今日は」と、お声を掛けて頂いた、K氏さん。
今朝、和泉市のゴルフ練習場で同じ先生について並んでレッスンを受けていた
ゴルフ教室仲間・・・・・えぇ、落語もお好きとか。

大好きな趣味が重なるなんて・・・嬉しくなります。

世間は狭いというか、合縁奇縁でおますな。


第103回・土塔庵寄席〜笑福亭生寿・桂小鯛二人会〜
2015年7月11日(土)午後2:00開演
深井・土塔庵

開口一番・・・・・・笑福亭生寿
一、桂小鯛・・・・・・・・・・・・・・・「いらち俥」
二、笑福亭生寿・・・・・・・・・・・「金釣り」
三、桂小鯛・・・・・・・・・・・・・・・「青菜」
仲入り
四、笑福亭生寿・・・・・・・・・・「蛇含草」



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