ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第二十一回・夕陽丘寄席

2014-06-23 22:59:20 | 夕陽丘寄席

夕陽丘寄席の幟


なぜか、イタリア色の高座

一、林家染八・・・・・・・・・・・・・「時うどん」

年季明けしたばかりの、染八さん。
師匠の小染さんに似ていると思っていたら、あとで聞いたら実子とか。

でも、上方でも実の子が落語家さんというのも増えましたな・・・
米団治、のんき、春蝶、市楼、八光、ききょう、福若、小梅、染八,さんの9人さんですか。

噺は「時うどん」、もっちり感は師匠ゆずり。

でも、仕事帰りの落語会での「時うどん」は、見ているうちにいつもおなかが鳴るのだが、
今回は一切そういうこともなく・・・・・食べる仕草も、もう一つか。

「時うどん」の出来の加減んをおなかが鳴るかどうかで決めるわたしめでございました。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「井戸の茶碗」

今年の独演会にかけられる新ネタ。

ほんと、善人ばかりがでてくる噺。

正直者の紙屑屋の清兵衛さん。裏長屋に住む気骨のある浪人の千代田朴斎、
蔵屋敷詰めの若き武士高木作左衛門、掃き溜めに鶴と心も綺麗な千代田朴斎の娘さん。

どなたもこなたも、義を重んじ、目先の金には惑わされないお方ばかり。

俗人の私には、到底できないことばかり・・・・・・。

気持ちの良い噺を、こってりではなく、あっさり味に料理。

鶴二さん、新たなジャンル、人情噺の一歩手前、心地よいネタが、一つ増えましたで・・。



三、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・「二人癖」

遊喬さんの「看板の一」「犬の目」と並んで軽い噺の中でもこの「二人癖」、大好き。

仲の良い友達関係がほのぼの伝わってくる。

賭けている千円の金を取りたいというのもあるが、
それ以上に、友に、してやったりと認めさせたいという・・・気持ち。

こんな、騙し騙され、冗談の言える友は欲しいですな。


四、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・・「猿後家」

良かったですな、福矢さんの「猿後家」。

あとで、労多くして案外笑いの少なくて、演じる方が少ない噺とか。

いや、みえみえの太兵衛のべんちゃらと、それを喜ぶお家はん。
二人の掛けあいは、笑いたっぷりで最高でおます・・・・。

こんな、良いネタが聴けるのも、夕陽丘、地域寄席の良さでおますな。



次回は、10月頃の開催予定とか、是非夕陽丘に足をお運びを・・・・。


第21回・夕陽丘寄席
2014年6月19日(木)午後7:00開演
大江会館

一、林家染八・・・・・・・・・・・・・「時うどん」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・・「井戸の茶碗」
三、笑福亭遊喬・・・・・・・・・・・「二人癖」
四、桂福矢・・・・・・・・・・・・・・・「猿後家」



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