ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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シューマンがお好き~ロマン派の交響曲

2009-07-09 00:56:15 | 本の少し
ロマン派の交響曲
金聖響+玉木正之
講談社現在新書
☆☆☆・760円

現役の指揮者がこれほどまでに、楽曲の解説したものがあったのか。

今回、その作曲家と、一般にマイナーと言われる曲を好きになるには
一週間とか、一月、シューベルトならシューベルト、シューマンなら
シューマンとその作曲家のCDだけを繰り返し聴くことを薦めている。

まあ、曲を聴きながら、本を読み進めようと思っていたら、
曲を聴く時間がとれず、5月に買った本がなかなか進まない。
取りあえず、シューマンのみで、感想を・・・・。

私の好きなのは、そのなかでも、昔から、第2番。

第1番の「春」、第3番の「ライン」とかが有名で、親しみ易いが、
第2番の暗さにはまる。特に3楽章は、我が嫁さんには、
私の葬式には、常々、流してほしいと言っているぐらい、落ちつく。

特にバーンスタインのウィーンフイルとのドキュメンタリーでの
各楽章のテーマ付け、楽員への指示は印象的だったですな。
(録画してあるので、再度見ようと思います。)

でも、金さんもシューマン入門はまず、第2番から入れと、
自分は違っていると思っていたのが、当たりと言われるのは、
うれしさよりも、へんな戸惑いがある。

感情表現のストレート感では、ブラームスの第三番の三楽章が
好きなように、自然体で、まあロマンチックなのかもしれまへんな。

そのなかで、一番よく聴くのは、何と、VOXBOXのCDX5019
Jerzy Semkow指揮のSaint Louis Symphony OrchestraのCD。

マイナーながら、録音といい、音色といい
なぜかシューマンらしい暗さがあると
勝手に贔屓にしているCDでおます。

金さんの提唱どおりでいくと、一月、一作曲家でじっくりと鑑賞。
あと、ブラームス、メンデルスゾーン、シューベルト、ベリオーズに
チャイコフスキーとくれば、まあ今年いっぱいはかかりますな。

それで言えば、この本、半年も常に傍に置けるなんて、
760円はお値打ちかもしれませんな。

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