ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

ブッタとシッタカブッタ・3~小泉吉宏

2018-05-09 00:14:40 | 本の少し
ブッタとシッタカブッタ 3 なぁんでもないよ【新装版】 (コミックエッセイ)
クリエーター情報なし
KADOKAWA / メディアファクトリー

☆☆☆☆

「ブッタとシッタカブッタ」シリーズ、第三巻、シリーズ完結編。
といいながら、続編ともいえる、“愛のシッタカブッタ”と“ブタのいどころ”も
出版されているようで、また機会があれば読んでみたいですな。

ものの見方の癖を知れば、人生と自分が見えてくると、
作者はあとがきでも言ってますが、漫画を描いている意識はなく、
むしろエッセイを書いているような気持ちでしたと・・・。

読書に関するところをご紹介すると、

『読書』

本を読んで感動した時たいせつなのは

誰が書いたのかということより
自分が読んで感動したということである

感動とはそこに書かれていることで
見つけた自分の心である

読書とは著者との対話ではなく
本を通しての自分の心との対話である


『本と自分』

本に感動して
自分の心を見つけたとしても

いつまでも本の中に
いるわけにはいかない

・・・・・・・・

自分の現実に帰るしかない


『「空」という言葉がある』

空ということは

全てでもあるということ

空を知ったら

満ちていることも知る

空は無いでもあるでもない

無いでもあるでもないということでもない


読み終わったとき、静かに本を閉じる・・・・
そんな気持ちにさせてくれます。

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