今日もごちそうさまでした (新潮文庫) | |
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新潮社 |
☆☆☆☆☆
読み終えるのに、半年以上も掛かった本。
おもしろく無くてではなく、おもしろいのですが、
いつも、数ページ、エッセイ一つ読んだら終わり。
美味しくて、大事に、大事に、しているお菓子のように。
私が愛する、料理とエッセイのコラボ、
こんな本が書けたら最高・・・作者は、あの角田光代さん。
料理本で、大事なのは、結局その本に影響されて、
実際、その料理をつくるのかどうか、ということ。
つくったのは、
【春】
「かわいや新玉葱」で、新玉葱のサラダ。
「初鰹DNA」から、鰹のタタキ。
【夏】
「ゴーヤの部」で、定番、ゴーヤチャンプル。
「鱧で加齢を思い知る」、たまねぎとの鱧鍋。
「生トマト焼きトマト煮トマト」で、焼きとスープで。
【秋】
「里芋ミステリー」から、里芋入りのシチュー。
「きのこ回想」で、きのこづくしのきのこ鍋。
「和洋鮭」から、珍しく休日の朝に焼鮭。
【冬】
「れんこん哲学」で、厚めの揚げ焼きれんこん。
「神聖餅」で、餅入りごま汁。
「豆腐の存在価値」で、湯豆腐の小鍋。」
【とくべつな記憶】
「原点ごぼう」、ごぼう、里芋、だいこん、人参、蓮根、入りの和風カレー。
感化されて、沢山、つくったでしょ。
凄いのは、レシピは一切なし・・・・それでも食べたくなる。つくりたくなる。
そして、それなりの味にできるとは、ごまめもなかなかのもんでしょ。
と、自画自賛。
最後に創った、根菜野菜の和風カレーは、レパートリー入りですな。
料理好きというより、食べることが大好きな方、是非お読みください。