ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

大阪の神さん仏さん~釈徹宗・高島幸次

2013-11-26 04:51:51 | 本の少し
大阪の神さん仏さん
クリエーター情報なし
140B

☆☆☆

大阪では特に、昔から神さんと仏さんは共存していたと、

色んなものが集積して混ざり合う商業都市であり、時には宗教都市であり、
時には軍事都市であり、時には教育都市であり、時には工業都市になる。

「自分一人では生きていけない」という大阪人は、「みなさんのおかげ」
「ご先祖さんのおかげ」「神さん仏さんのおかげ」といったことのなる。


落語好きの私としては、繁昌亭のある天満宮について少し・・・・

日本の祭りには、「ムラの祭り」と「マチの祭り」があると、
秋の収穫を感謝するムラの秋祭りと、疫病の退散を願うマチの夏祭りで。

天神祭りも朝廷が行っていた夏越の祓のものの「神事」と、
氏子や崇敬者の「神振行事」、そして一般の人への「観光行事」の三重構造になっていると。

祭りは誰のためにあるものか・・・・神様に楽しんで頂く祭りもあれば
自分たちが参加して楽しむ祭りもあれば、見物客を楽しませる祭りもある。

「大阪締め」なんぞは、そんなコミュニケーションから生まれたもんなんでしょうな。


もう一つ、上町台地を軸とした南北の「ヒコ性」(合理性、権力や秩序、論理性のこと)と、
生駒と大阪湾を結ぶ「ヒメ性」(不合理や情念や混沌)が交差するところに生命力が生まれる。

まさに、この交差が大阪の活力の源であると・・・・。

近くにある、神社、仏閣を示しながら詳しく解説、
更に興味ある方は是非お手にとってご覧あれでございます。





にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓
にほんブログ村 本ブログ 読書日記へにほんブログ村

にほんブログ村 演劇ブログ 落語へにほんブログ村

読書ログ - 読んだ本を記録して共有する読書コミュニティ

落語家の通信簿考えない人ブラック・ジョーク大全落語こてんコテン (単行本)ワタシは最高にツイている
日本語えとせとら淋しいおさかな仕事に幸せを感じる働き方村上朝日堂この世は落語
私語辞典美人の日本語100の基本日のあたる白い壁枝雀らくごの舞台裏 (ちくま新書 1030)










コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« にせもの師たち~中島誠之助 | トップ | 村上朝日堂はいかにして鍛え... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

本の少し」カテゴリの最新記事