ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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笑福亭鶴二独演会~2021.02.20

2021-02-20 20:20:20 | 笑福亭鶴二

笑福亭鶴二独演会~2021.02.20

今日はコロナ緊急事態宣言中なので、6時30分開演の仲入りなしの9時終演、実質90分の時短での独演会。

一、笑福亭夢二・・・・・・・・「煮売屋」
時間に制限のある中で急ぐこともなく堂々の一席、この度胸の良さ貴重ですな。回数が増えるにつれて、顔にも、台詞にも、すべてに余裕がでてきてこちらもじっくり落語が聞けるように・・・「東の旅・発端」、「煮売屋」、次回は「平林」とかドンドン成長する夢二さんますます楽しみですな。

二、笑福亭鶴二・・・・・・・・「時うどん」
前座噺の「時うどん」、時短の中でも大いに遊ばれて逆に新鮮な一席。ベテランの演じる前座噺・・たまにはさんで貰うのもよろしおますな。

三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「稽古屋」
「一見栄、二男、のおなごにモテる芸事で披露する「宇治の名物蛍踊り」のところバッサリ割愛して、一二三の俳名と膝つきを持って出かけるところから。
でも、途中の喜撰での鶴二さんのええ声、いつもなら拍手がわくところですが、時短で先を急いているようで客も拍手は遠慮しましたな。最後は鶴二さん得意の「すり鉢」で喜ぃ公が屋根の上に上がるまでたっぷりと・・時短ながら、じっくりと聞かせてもらいましたで。

四、露の紫・・・・・・・・・・・・「狼講釈」
兄弟子の新治さんが良く演じられる「狼講釈」。やはりニセ講釈師が、立て弁で五目講釈を読むところ、汗が飛び散るぐらいの紫さんの全力投球のパワーあって見ごたえあり、立て弁はいつ聞いても感心の一言ですな。

五、笑福亭鶴二・・・・・・・・「不動坊」
このまえ、動楽亭で聞いたばかりの「不動坊」。いまから思うとこの日の独演会用に時短バージョンの練習だったんですな。噺を短くする、これだけでも噺家さんの技量とセンスが伺えますな。さすが鶴二さん濃縮還元100%の笑いでしたが、私は自然100%のの、風が舞うようなほほんとした落語が好みですな。

 

笑福亭鶴二独演会
2020年2月20日(土)午後6:30開演
天満天神繁昌亭

一、笑福亭夢二・・・・・・・・「煮売屋」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・「時うどん」
三、笑福亭鶴二・・・・・・・・「稽古屋」
四、露の紫・・・・・・・・・・・・「狼講釈」
五、笑福亭鶴二・・・・・・・・「不動坊」

三味線・・・佐々木千華  鳴り物・・・桂白鹿、桂雪鹿


 独演会だけに、いっぱいのお祝いのお花


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