絶滅危惧職、講談師を生きる | |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
☆☆☆☆☆
一気に読んだ、おもしろい本。
今、注目の神田松之丞さんの本。
自ら、絶滅危惧職と講談の仕事を位置づけ、いかに滅びないように、
そして、落語ブームの陰に甘んじている講談界の起死回生を図る。
それにしても、前座仕事で、楽屋に入っても反骨精神丸出しで、
師匠の保護の元で、かろうじて辞めずに済んだが、
出来の悪さはピカイチ、その松之丞が二つ目になって、
我道を行くではないが、頭角を表わす。
今も続いてる「成金」の会を二つ目、11人で始める。
自分たちが売れるために何をするか、中長期的視野で計画する。
自分たちで、新しいお客づくりをする。
新しい講談界づくりをする。
斬新、古典芸能でありながら、マーケティングされた手法で、
新たな講談をつくりあげる。
読めば読むほど、生の高座が即、聴きたくなる。
公演を調べて、チケット購入しようとするが、既に完売ばかり。
早く、聴きたい、観たいと・・・・・・・・・
松之丞さんに、恋焦がれているごまめでございます。
松之丞さん、初めて観ます
2階席しか残ってなくて、嫁さんに
「神戸。終わってから帰ってきたら遅くなるなぁ・・一人で行きや」と言われて
結局買わずじまいだったんです。
残念・・・・でおます。