
岡町・南天の会

豊中市立伝統芸能館
本日は、南天さんの会。
何かと忙しい師走ですが。笑いを求めて岡町へ。
一、林家染八・・・・・・・・・「浮世床」
でてくるなり、「ご存知かどうか知りませんが、実は私の父も落語家で、
俗にいうサラブレッドでございます」と、
「父が今の小染、母が三味線の和女、その妹があやめ姉さんという噺家一家です。」
「間違うたらあかんで、二世だが、俗に言われるボンボンとは違うで、
ボンボンとは、米団治、春蝶、八光を言うんであって、お前は、こせがれ、や」と。
一応、自己紹介をしながら、知ったかぶりの説明から「浮世床」へ、
姉川の合戦、太閤記の講釈本を読むんですが、
やはり、50年前に何度も聴いた露の五郎さんのが面白くて、
火箸を鼻に突っ込んで揺らして「ちーん、ちーん・・・今、二時です」の
フレーズ、結構頭に残っていますな。
若い時、最初に聴いたという、のは記憶に残っていますな。
でも、染八さん、しっかりした喋りで楽しませて貰いましたで・・・。
二、桂南天・・・・・・・・・・「天災」
このネタは、ざこば師匠につけて貰たんですが、師匠の色が強すぎて、
なかなか自分の腹に入ってこないので、長い間置いてあった噺です、と。
だいぶ経ったので、サラに戻ったかと、今回ここで試して良ければ、
あちらこちらで掛けようと、ここは勉強会なので、お許しを・・・・。
これも、だいぶ粗雑でガサツで暴力的な主人公を、嫁さんとお母さんを
殴るのではなく、生駒転がし、とか、南天さんらしく柔らか目に変更。
気の短さ、乱暴さも、マイルドで控えめ・・・・なんですが。
でも、これも最初の出会いの、ざこばさんの「天災」とどうしても比べてしまいますな。
「すべては、天災、と・・・・・・」
三、桂紅雀・・・・・・・・・・・「始末の極意」
先程の南天さんの奥さんの何でもうっかり口にする「うどん」のマクラ。
紅雀さんも袖で聞いて居ておもしろくてと・・・。
そのあと、ご自分の阪急電車の中のおばさんの達の会話
「しょうない」、「そうね」と地元ネタに絡ませて、長~い、長~い、マクラから、
「始末の極意」へ・・・・あの間ははしょおりながら、松の木にぶら下がるところへ
そうすると、伸ばした腕からサイケ調の派手な下着が、実は長襦袢を忘れてきたので
・・・丸見え、あれぇ、これは困ったことでおますな。
下着は汚れ易いし、洗濯もせんとあきませんので、これど節約、
究極の「始末の極意」でおましたな。
四、桂南天・・・・・・・・・・・「高津の富」
やはり、笑いもたっぷり定番の安定度一番の「高津の富」。
「子の千三百六十五番」、この前新車を買ったときナンバーを
これにしたくて、申請しかけると「番号の1365は出来ますが、
“ね”は確定デキないと云われ、諦めたんですが、一度イオンの駐車場で
「ね1365」の車、見つけたことがあります羨ましい。
落語ファンに間違いないと思っているんですが・・・。
落語は、全編、控えめに上品さが漂う、「高津の富」。
この噺、季節はいつなんでしょう。
なぜと言われても困るんですが知らぬ間に、
私は冬の噺と思ってしまってるんですが。
やはり、年末ジャンボにつられているんでしょうが・・・。
年末ジャンボ、10枚だけ買ってます。
目覚ましたら楊枝くわえてシュッか、ウドン食て寝るか
二等と言わず、当たるなら一等でなければ・・・
年末まで大きな夢見させてもらいまっせ・・・・・・。
次回は、来年2月11日(日)三時開演
同じく、豊中市立伝統芸能館、で。
岡町・南天の会
2017年12月9日(土)午後3:00開演
豊中市立伝統芸能館
一、林家染八・・・・・・・・・「浮世床」
二、桂南天・・・・・・・・・・「天災」
三、桂紅雀・・・・・・・・・・・「始末の極意」
四、桂南天・・・・・・・・・・・「高津の富」