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ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

ちょっぴりながもちするそうです~ヨシタケシンスケ

2025-05-01 08:08:08 | 本の少し
 ☆☆☆☆

ちょっとしたことで、世界はほんのすこし生まれかわるらしい。

それは、自分でできることを、しっかりのんびり続けたり。少し自分を許してあげたりと。ゆっくりゆっくり、まばたきしたり。大きな木の幹をなでたり。よかれと思ってすることが,ぜんぶ裏目に出たときとか。加齢によるおとろえととまどいによって。

どかかで、だれかが、なにかが、すこしだけ、かわっているらしい。

ちょっぴりながもち・・・よいですね。




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くもをさがす~西加奈子

2025-04-29 09:09:09 | 本の少し
☆☆☆☆☆ 

生きるということは、どれだけ幸せか。

10年前に胃がんで全摘手術を、4年前に前立腺がんで同じく全摘手術をした私。何もなったように過ごしている日々。

あらためて、生きるということは、どれだけ幸せか。




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お多福来い来い・てんてんの落語案内~細川貂々

2025-04-26 07:07:07 | 本の少し
 ☆☆☆☆

落語の漫画エッセイ。好きなものは読んでいても楽しい。

24の落語が紹介されてますが、今私たちの「笑泉会」で私が「七度狐」、仲間さんができる落語は「寿限無」「替り目」「まめだ」「時うどん」「初天神」「あたま山」「牛ほめ」の八つ。

残りの中で手掛けたいのは「死神」「源平盛衰記」「池田の猪買い」「始末の極意」「ざる屋(米揚げ笊)」あたりですか。

手に負えないのが「唐茄子屋政談」「芝浜」「お文さん」「弱法師」ですかな。


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上方講談という愉しみ~なみはや講談協会・編

2025-04-25 06:06:06 | 本の少し
 ☆☆☆

三代目旭堂南陵さんから受け継いだ「なみはや講談協会」が編纂した講談本。講談本を読んだのは初めて。今、落語講座は笑福亭伯枝師匠にお稽古して貰って早四年。その伯枝師匠が話される「西行・鼓ヶ滝」を昨年秋に、今「木津の勘助」をお稽古していますが、両方とも伯枝師匠は南鱗さんにつけていただいた釈ネタの落語。

微妙に落語とは違って、その違いに戸惑いながら日々お稽古に励んでおります。でも、いつか本格的な講談「三方が原の物見」を張り扇打ちながら読みたいものですな。



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経済学よみとき図鑑~川野祐司

2025-04-24 07:07:07 | 本の少し
 ☆☆☆☆

なかなか今の世の経済を見るには、ほんと役に立つ本。

・モノの価格が上がって良いことなんてある?
・為替レートと貿易の関係。
・為替レートが円安になると日本の貿易は改善する?
・日本企業が外国で証券投資を行っている?
・国際取引には貿易取引のほか、資本取引などがある。
・日本メーカーが国外に工場をもつ理由は?
・日本は食料も金属も輸入に依存している?
・日本はほかの国の水資源に頼っている?(バーチャルウォーター)
・世界の経済対立や紛争にどう対処するか。
・行き詰まるアメリカ第一主義。

日本経済は再び大きく花開く?
いろんな要素が複雑に絡みあって、答えはひとつではない。
でも人口減少社会ならではの持続可能な発展は可能です。
世界的な食料、エネルギーの争奪戦が予想されます。
自給率を高め持続可能な社会を実現することがカギになります。




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うたたねの地図 百年の夏休み~岡野大嗣

2025-04-22 08:08:08 | 本の少し
 ☆☆☆

岡野大嗣さんの短歌って、こんなんだった。あれっ、期待した歌がなかなか出てこない、受け手の私の感性が鈍ってしまったのか・・・心配でおます。

気になった短歌は・・・
・旧ロゴのまま壊される 陸橋で駅とつながる夢のデパート
・日傘には時差の雫がついていて乗車の前にきちんと払う
・思い出せないパスワード 思い出すヒントの愛する犬の名前も
・どこからも見えるボウリング場のピン それが平和の象徴でした
・カレー屋のにおいがついてくる午後を歌の続きを書いて始める
・スパゲティに持ち上げられるフォーク 二代目で小さくなったエビフライ
・市役所をゆったり発つバスを待つ夏の用事をひとつ済ませて




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橡と石垣~大辻隆弘

2025-04-21 07:07:07 | 本の少し
 ☆☆

2015年から2022年にかけで作られた歌。私と一緒に暮らしているこの世で、私にとっては失礼ながら異次元のような歌が並ぶ。私の苦手な文語体であり、戦争など世界情勢にも広く目を向けられて詠んでおられる。

ああ、同じ人間なのに感じる細胞、感情が違うのか・・・。
人それぞれ、歌もそれぞれ・・・いろんなものがあるんですな。

その中でも、私が目が留まった歌は
・いくたびか主翼が西日隠したり大村に着くまでの一時間
・コーヒーを手のひらに包みのぼり来ぬマクドナルド北白川店の階上
・カーディガンの袖を手の甲までのばしやがて来む冬の日々を待ちをり
・演劇部顧問をしたる八年に楽しかりしことの五つ六つあり
・本を読むために出かける旅ありて深き曇りの午後を埋めつつ

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蔦屋重三郎見るだけノート~安藤優一郎

2025-04-20 10:10:10 | 本の少し
 ☆☆☆

江戸って賑やかで文化が花咲く時代。歴史は繰替えられる。「米本位制度」と「金本位制度」貨幣経済で揺らいで為替で揉める。「出版の規制」とフジ問題の「メディアのあり方」、「AI規制」。江戸と令和の「米価高騰」、高まる民衆の不満。江戸時代から始まる国による「金融政策」。政治を治める者としての
「経済官僚」。

でも、これらのことが深く絡まって「蔦屋重三郎」が活躍、これで益々NHKの大河ドラマ「べらぼう」観るのが楽しみになってきましたな。





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一日5分からの断捨離~やましたひでこ

2025-04-19 09:09:09 | 本の少し
☆☆☆

ぼちぼち「終活」も意識して、身の回りのモノを整理しなければと・・・。
「断捨離」、実行しようと思ってもなかなか実行に移せなくてイライラ。
そこで、参考になればと、手にしたのがこの本。

室内でいかに過ごすか。住まいでいかに過ごすか。住空間でいかに過ごすか。断捨離とは、住空間のクリエイト。断捨離と余計なモノたちと潔くお別れしてこそ、空間はよみがえる。

【断】なだれこむモノを「断」つ。【捨】ガラクタを「捨」てる。【離】モノへの執着から「離」れていく。
まずは、自分のエリア、【書斎】から始めましょう、書類、資料、書籍、文具。机の上からまずは整理・・・さて、どこまで、できるでしょうか?

断捨離は、「できる・できない」ではなく、「する・しない」が肝心。


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短歌って何?と訊いてみた~川野里子

2025-04-18 08:08:08 | 本の少し
 ☆☆☆☆

骨のある本。実を言うとじっくり読めてない内に図書館の返却日が近づいたので、一度返却します。「短歌って何?」をキーワードに、様々なジャンルの方と対話。そこには共通項もあれば、相反する見方も生じる、常に多種多彩の方との交流、問いは、それだけでも価値がる。

もう一度、借りる予定なので、次は中身についてもう少し深掘りした感想を述べたいですな・・・・。

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推しの素晴らしさを語りたいのに「やばい!」しかでてこない自分の言葉でつくるオタク文章術~三宅香帆

2025-04-17 07:07:07 | 本の少し
 ☆☆

まずは、我が打ち震える感動が大事かと・・・。

私にとって「推し」って何。落語、笑福亭、その中でも贔屓にしているのは・・・。やはり素晴らしさを、周りの人に伝えようとすると、まずは感動ありき、そしてその人に惚れる・・好きこそ、ものの上手なり。

これからも,SNSで落語を語る時、まずは沸き立つ感動を大切にしなければでおますな。



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揺らぐ日本のクラシック~渋谷ゆう子

2025-04-15 07:07:07 | 本の少し
 ☆☆☆

曲がり角に立つ、日本のクラシック。芸術なのか興行なのか。芸術とビジネスは両立しないものなのか・・。例えば、東京都交響楽団の2022年度の報告書では、運営経費が17.4億円。事業収入が5.3億円、東京都からの補助金が10億円強、国からが1.3億円、民間からが620万円、寄付金が4400万円、併せて総額12億円越え。収益と雑益を合わせると18.1億円。何とか運営出来ている状態。

100人もの演奏者を抱え、ゲスト指揮者を呼び、POPコンサートみたいに東京ドームみたいに何万人も収容できるのではなく、精々2000人どまり。5000円の入場料掛ける1500人で750万円。二日リハーサル本番一日とすると年間100公演、それだと7.5億円。
楽員の年収700万円なら100人で7億円。それに指揮者、会場費、遠征費、楽器運搬費、印刷物、保険、その他もろもろ、これじゃ自主運営は到底無理なのか・・・。

でも芸術とビジネスは両立しないではなく、何か知恵はないものか・・・。一般市民からすれば入場料は安い方が良いし。やはり、気楽に足が運べるように定期公演への定期会員になるか、シニア特別料金の会員を設定してくれるとか。もっと身近にオーケストラが近寄って欲しいもんですな。


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飽きる美学~横尾忠則

2025-04-14 08:08:08 | 本の少し
☆☆☆ 

世捨て人のごとく、卓越した心境に達した横尾忠則さん。好奇心も意欲も、変な欲望も消え失せ、ぼんやりと日向ぼっこをするような生き方こそ老齢の贅沢な生き方ではないだろうか。・・・まるで人生にも飽きたような生き方。

飽きることは「自由になる」こと。随所に現れる芸術論には納得することも多し。無意識の底が抜けるということは、他力と自力が一体化したことではないかと・・・ああ、少し、難しくなってきましたなぁ。



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落語まんが・じごくごくらく伊勢まいり~久住卓也・漫画、桂文我・文

2025-04-12 06:06:06 | 本の少し
 ☆☆☆

落語「東の旅」を漫画で・・・。落語で聴いたことのあるのは、最初からの「東の旅の発端」「煮売り屋」「七度狐」そして「もぎ取り」止まり、その後の「ドンツク」「ひだるい」「こいつはええ」「馬方」「いよいよ、伊勢神宮」「内宮参拝」は聞いたことなし。
帰りでは「桑名船」「軽石屁」「宿屋町」「こぶ弁慶」「三十石」「宿屋仇」がありますが・・・・。

四月の「ごまめの自分の為の落語会」には「七度狐」をかけるつもりですが、お伊勢詣りの旅の雰囲気が出せたらとおもいます。


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タクトは踊る 風雲児・小澤征爾の生涯~中丸美絵

2025-04-11 07:07:07 | 本の少し
 ☆☆☆☆

小澤征爾の音楽以外の裏側をあからさまに書き記してある。音楽的業績だけではなく、いかに野心の塊で、周りの困惑など気にすることもなく、物怖じをせず自分の思いを突き進む、それは小澤征爾の生き様そのままで、それでいて目上の人へは愛嬌たっぷりににじり寄り愛される。計算ずくめなのか自然体なのかは分らないが、一流人、それも超がつく一流人になるには、その周りに吹く嵐は想像を絶するものであった。

小澤征爾さんのCDを引っ張り出してきたが、1800枚あるCDの中でたった九枚。あまり好んでいなかったのが、丸わかり。
そのなかでも、一番のお気に入りは、フランス国立ochのBizetと、ボストンとのFaureですか。

サインは、1969.4.16,「大阪国際フェスティバル」のトロント交響楽団との演奏会の時です。当時私は高校生、楽屋口まで走っていき、シャワーを浴びてバスローブ姿の小沢征爾さんに楽屋の部屋の扉の処でいただきました。後ろに入江美樹さんが立っておられたのを覚えています。半世紀以上前の良き想い出です。



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