ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

白馬岳登山-1-

2017-09-13 15:21:22 | ラン&クライム
8月の話です。
いつになったらリアルタイムの記事を書けるのか。

シロクマ相方のお盆の休暇が前倒しで取れたので、
白馬岳に登ってきました。

今回はザックが重くて大きいテント泊
3泊もするのですよ。

日本3大雪渓のひとつである白馬大雪渓を登ります。
あとのふたつはどこ?とか聞かない。

白馬大雪渓は標高差600m、約2キロ!
2時間半もかかります。
しかも落石・崩落が多いからおちおち休憩もできない。

ということで、シロクマ相方がハイドレーションを買ってくれました。


(アメリカ製、4,500円くらい。高い!)

これで立ち止まらずにお水が飲めますよ。


さあ、得意の夜行バスに乗って出発です!(自虐的だなあ)


今回の行程です。

1日め:猿倉→御殿場→白馬尻
2日め:白馬尻→大雪渓→葱平→村営頂上宿舎
3日め:村営頂上宿舎→白馬山荘→白馬岳山頂→三国境
→小蓮華山山頂→船越ノ頭→白馬大池山荘
4日め:白馬大池山荘→乗鞍岳山頂→栂池山荘
→自然園駅→ロープウェイで栂池高原まで一気に下山

夜行バスを早朝に降りたら、徒歩で白馬駅へ。


(駅構内にて。今回は60Lの大型ザック。左にシロさんの遺品首輪と遺毛)

持ってきたパンと野菜ジュースで朝食を取って、
スーパーの開店時間を待ち、生鮮食品を調達します。

路線バスに乗って猿倉へ。


(標高1,240mに立つ猿倉荘)

空気がひんやりしています。

10:20、
さあ、登山スタートです。




今回はのんびり屋の台風5号の通過を待って、
神戸出発を1日遅らせました。

が、5号があまりにのろまだったため、
ああ、不覚にも追いついてしまいました。

だから、途中、雨が降ったり止んだり。


(ガスがこんなに下までかかってます)


(登山道両脇に咲くヤマアジサイが美しい)

しかも、下山する登山者さんたちの情報によると、

大雪渓のさらに上にかかっていた橋が、

昨日の豪雨で流されてしまったというではありませんか。

出会った登山者さんたちは、
すでにもっと下まで下山していたので被害にあわなかったらしい。

迂回ルートナシ。

腰まで浸かって激流を渡った猛者もいたらしいのですが、
相手は岩場の急斜面に流れる川、
私のような中高年の小ぶとりおばさんがマネできることではありません。

「いや、女のひとや子どもさんは絶対やめた方がいいですよ」

登山ガイドと思われる慣れた感じの男性がおっしゃいました。


シロクマ相方、どうするの?

「今日はそこまで登るつもりはないからこのまま進もう。

明日には状況が変わるかもしれない」


今日は大雪渓の手前の白馬尻まで。


(手前の実を食べながら進むシロクマ相方。
それは森の動物たちの貴重な食料なのでは?)

11:50
白馬尻到着です。


(標高1,560m、収容人数150人の白馬尻山荘)

ここからもう大雪渓が見えます。

(川の上部、白いのは雪!大雪渓のはしっこ)

明日はあれを登るんだなあ。

今日はここでテントを張ります。

(張るのはシロクマ相方。私はお手伝い程度)

一番のりでした。
テント場に早く着いて良い場所を確保することはとても重要。
(テント場によってはあらかじめ区分け・採番され、
受付で「この番号に張るように」と指定されるところもあります)
真っ平らで水はけがよく、今日みたいな悪天候の日にも、
水たまりや水の流れの通り道にならない場所、
暗くなっても安全で便利な場所を吟味して選びます。

テントを張ったらお昼ごはんです。

(シロクマ特製、鶏肉と野菜入り焼きそば)

例の橋が流されたため、
これより上は通行止めになったもよう。


(『明日には開通の予定』って書いてありますよ。すごいな!)

今日中に登頂する予定だった登山者さんたちはあきらめて下山していきました。

それにしても降ったり止んだりの雨。

(ガスガスになってきました)

かと思ったらこんな晴れ間も。


(左の雲の下に白馬岳のトンガリが。
山頂はさらに向こうで、ここからは見えないそうです)

晩ごはんは鶏肉と鶏だんごのお鍋。


(野菜ときのこもたっぷり)

今回は荷物の軽量化をがんばりました。
シロクマ相方はテントを買い替え、3キロもの軽量化に成功。
食料だってフリーズドライやインスタントが目白押し。
ふんだんに新鮮な野菜が食べられるのはこれで最後です。

今日はウォーミングアップくらいの行程でした。

問題は明日。


初めての雪渓、初めてのアイゼン装着!
休憩ナシ!(落石でこの10年で5人以上亡くなってます)
トイレもナシ!(行程全体で6時間、トイレがないのです)

不安でいっぱいですが、
大雪渓のはしっこを見て、胸の高鳴りも感じます。
そして、その肝心の橋は復旧するのか?

不安とワクワクでなかなか眠れませんでした。

続きます。

ご覧いただきありがとうございました。