最近、忙しい、忙しい、と、何にそれほど時間を割いているのか?
こんなへっぽこブログでも、更新を気にしてくださっている方は、訝しくお思いのことでしょう。
そのへんの事情について、確実になるまでは、と思っていたのですが、
確実になったので、お話します。
あ、その前に説明しておきます。
本日の写真は昨日のシロさんのお散歩風景です。
彼岸花、満開!
私、明日、10月1日から働くことになりました。
私が5月から通っていた平日の学校というのは、『求職者支援訓練校』という職業訓練校のようなもの。
去年できた制度による学校だそうです。
制度的には職業訓練を受けられない雇用保険の受給資格の対象外の方が対象。
私は雇用保険の受給資格はあったので本来、受講対象外なのですが、
「することがないから、なにかしたいな」
「お金を使わないことがしたいな」(←相変わらずケチ)
「交通費も使いたくないから、近所で将来役に立ちそうな習い事でも」(←そして、どこまでもご都合主義)
と思って、ハローワークに行って、このシステムを紹介してもらったのでした。
明日香村にある古いお家。壁には水車が。
シロクマ相方の都合で、もしかしたら6月に次の国へ行くことになるかもしれない。
そういう懸念があったので、働ける状態じゃない。
だからたくさん税金を使って就職を支援するシステムに乗っかることはヒレツではないかな、とか。
一時マジメに考えたのですが、
雇用保険の受給資格があり、相方の扶養に入っている私は、
幸か不幸か月10万円の手当ての受給対象外であるらしい。
しかも、定員割れの学校もあるので、私のようなターゲット外の人間が通うことになっても、
迷惑度や税金の負担はそれほどではないようで。
せっかくいい制度なのに、定員割れなんてもったいない。
「定員割れしている学校なら入る余地がありますよ」と、ハローワークの人も。
おみ足にひっつきムシがついてますよー。
それで片道徒歩40分かけて、
パソコンやら簿記やらを教えてくれるとある学校に平日は通うことになりました。
(ケチだから、電車にもバスにも乗らないのー。
でもこの夏の酷暑で、
通学途中で意識が遠のいて倒れそうになって、徒歩通学は断念したのー。)
が、クラスメートの大半はターゲットの人たち。
お金をもらっていることもあって、
課されている月に一度のハローワーク通いでは、
担当の方に、熱意を持って就職活動に取り組むよう、厳しく指導を受けているらしい。
だけど、
今はこんな時代だから、そうそう簡単にお仕事は見つからなくて。
そんなクラスメートたちのため息交じりの嘆きを耳にしていると、
「私も何かアルバイトでも探してみるべきかな」と思うようになりまして。
だって、みんな大変そうなのに、
ひとりのほほんとしているのはどうかと思うし、同じ気持ちを味わうべきかな、と。
そもそもが就職を支援するためのシステムなんだし、習い事感覚でいてはイケナイのでは。
何より、私自身、生来のビンボー性なので、
お金を使う一方という生活が、本当にしんどくて。
精神衛生上、これはマズイ。
『働けど働けど…じっと手を見る』こそ、私の人生。
それが、7月なかば。
「そろそろ次の国かも」という6月を乗り越えて、生活も落ち着いてきました。
と同時に、
もともと知っていることも多かった授業内容に物足りなさを感じるように。
それで、土日に自分で見つけてきた英語関係の学校へ、平行して通うようになりました。
アルバイトについては、
ハローワークの求人で「1日4時間、来年3月まで」というのを見つけたので、
「これならノロマな私にも家事や勉強と両立できそう。
扶養控除の範囲内で働けそうだし。
それに短期っていうのも、今の状況だったらかえってありがたい」と思って、応募してみました。
仕事の内容も興味の持てる分野だったので。
応募が多そうなので、年齢的に厳しいかもしれないけれど、前向きな取り組みが大切。
村の神社にも行きました。
が、
意外にも、その、たった1回の応募がとんとんと話が進み、
面接を重ねるうちに、
「フルタイムで来ませんか?」
「なるべく長い期間、働けませんか?」
となりまして。
「こういう業務があるのですが、興味ありませんか?」
お仕事の内容も、当初の募集とはちょっと違ってきた感じ。
段々畑と彼岸花、とシロさん。トタンをならべてあるのは、たぶんイノシシ侵入防止のため。
アルバイト探しの気軽さで受けた会社で、
こういう展開になるとは考えもしていなかったので、相方に相談。
すると、
「いい話じゃない?
こっちは、しばらくは日本だなって、最近、そういう話になってきたんだよ」と。
あっさりとお話を受けられる条件が整いました。
そうして、
なんだか自分でも意外なほど順調に話が進み、木曜日、契約にいたりました。
もう一度働いてみたい。
ずっとひとつの会社しか知らなかったから、別のところで働いてみたい。
そう思ってはいたものの、私自身の年齢的なことや、相方の仕事都合上の放浪生活を考えて、
はなっからあきらめていたのに、こんなことになるなんて。
思えば、本当にありがたいことです。
シロさん、笑ってるみたい…でも実は、早く行きたくてうずうず。
彼岸花なんて、彼女にはどーでもいいのです。
と、謙虚に感謝していたのも最初のうちだけで、
「私の人生ってうまくいくように出来てるんだなー」とか言ってみたり。
冗談ですよ。
平日の学校は円満に中退することになりました。
そもそもが就職するための学校なので、問題ないそうです。
クラスでも就職を急いていなかった私が最初に決まった、というのも皮肉な気が。
私自身のエンプロイアビリティや状況をわきまえて、
あまり選り好みしなかったことも幸いしたのでしょう。
そういうわけで、就職先を何度か訪問したり、
業務のための資料を集めたり、読み込んだり、
それ以外の日は、学校に通ったり、ハローワークに報告に行ったり。
ハローワークのいつも優しい担当のおじさんが、
「おめでとう。もう戻ってくるんじゃないよ」と、心から祝福してくださったのがうれしかったり。
「これって出所?」と、若干、女囚の気分を味わったり。
平日が自由になるのはもうないのだから、と、犬ボランティアに行ったり。
いつもの通院やら、健康診断などで病院にも行ったり。
何かと忙しい日々を過ごしていたのでした。
うずうずシロさんwith彼岸花をしつこく撮ってみた。
さあ、後は、10月の出勤日を迎えるだけ、と充実した毎日。
と、
ここへ来て問題発生。
着るものが、なーい!
服が!
下着が!
OLらしいコましな服を実家に探しに行って仰天。
シンガポールでのびのびダラダラ生活をしていたせいで、
むくむく太って服が入らなくなってしまってたんですよ。
全滅です。
新しい会社は制服がないのに、なんてことだー!!
下着はOLも主婦も関係ないので、今までと同じでいいんですよ。
そのはずだったんです。
が、
パンツスーツとか、きちんとした格好をすると、あきらかに下着が合ってないのがわかって。
20年くらい変わってなかったサイズが、たった1年でこんなことになるなんて。
実はシンガポールではひそかに、
「下着のへたるのが、なんだか早くない?」と思っていたんですよ。
でも、
「こっちって、水か洗濯機が良くないんだな」と、あっさり自分で結論。
(洗剤は日本製の輸入物を使っていました。)
それは、シンガの水のせいなんかではなく、
絶賛増量中の私のカラダのせいだったんですね!
年甲斐もなく成長したカラダが、
知らず知らずのうちに小さくなった下着を痛めつけていたんですね!
「助けてドライもーん!!」
面接試験のときのスーツを見繕ってくださったデパートの店員さんのところへ、
半泣きで駆け込みました。
「とにかく安く!
数がほしいから!
最新のでなくてもいいから!
ついでにこの浦島のび太郎に、最近のOL服のレクチャーを!
お願いドライもーん!!」
詰め寄る私。
そのお店にはまだ2回目の来店だったにもかかわらず、このずうずうしさ。
背に腹はかえられません。
無理を言って、私の希望にかないそうな色々を倉庫から出してきてもらいました。
20着くらい?
その中からと店頭に並んでいるもの、あわせて9着ほど買いました。
「これで1週間、着まわせます!」と、雑誌の特集のようなアドバイスを受けながら。
何度も何度もコーディネイトやサイズを変えて試着して、
電卓をたたきながら、2時間半も店内で粘った末の決断です。
それから下着屋さんに直行して、サイズを測ってもらい、一式購入。
何着も買うと服と同じくらい高くつくので、
後は同じサイズのものをネット通販でバカスカ注文。
ということで、
まだ1円も稼いでいないのに、
手痛い出費を負って、OL服と下着がなんとか揃いました。
ああ、デブって罪!
デブって不経済!
まずは投資分回収のため、
週明けから、中年小太り体型にムチ打って、働きます!
お散歩、お疲れさま。「おやつはまだ?」の視線。
こんな私を雇ってくださった奇特な会社の皆さまのことを一番に考えながら。
金曜日は平日最後の犬ボランティアへ。
このあたりはもう稲刈りが終わってて、赤とんぼがいっぱい飛んでいました。
・今日、初出勤ですね。さぞかし
お疲れのことと思います。
・「ぽれぽれ百綴り」拝見してる
範囲での推測ですが、ひょっ
としてお勤めは奈良県以来?
> あわせて9着ほど買いました・
・マジで? なんか、楽しそう。
おっしゃるとおり、初出勤は疲れました。
仕事もしていないのに、気疲れだけ一人前。
しばらくこのつらさが続くのでしょうか。
職場の皆さまがお優しいのが救いです。
奈良以来2年ぶりのお勤め。
神戸のOLさんは垢抜けていて、まぶしかったです。
田舎モノはせめて新しい服をそろえておいてよかったと、
胸をなでおろしました。
でも、大量買いは、
「クビになったら投資回収できない」と思うと、
楽しさよりも、がけっぷち感が勝りましたですよ。
昨日は新入社員さんの配属日だったようで、
初々しい若者がこれまたまぶしかったです。
四捨五入したら5だっていう主婦に
仕事あるかな・・・。
ううううううらやましす。
やっぱりにらんだ通り、
momoさん、デキる女だったんですね。
ガッツあふれるmomoさんのお姿は
いつもまぶしくてステキですよ。
新しい服で颯爽と神戸に御出勤なんてカッコイイです。
とはいえ、季節の変わり目でもありますし、
どうかお体にお気をつけつつ、お仕事頑張って下さいね。
それにしてもシロさんのお写真カワイイです!
シロさんファンの私としては、かわいいふわふわの足や、
ぴょこりとしたシッポが愛らしい後ろ姿など
萌え萌えでたまりませんでした。
一番好きなのはやっぱり笑っているように見える
シロさんと彼岸花の写真です(^^)
お仕事始められたら一層忙しくなるとは思いますが、
是非時々は帰省してシロさんのお写真撮って来て下さいませね。
うれしいです。
帰宅してからちゃんとお返事しますので、
しばしお待ちください。
いってきます!
どこで妥協するか、だと思います。
私の場合、収入面で妥協しているみたいです。
正社員ではありませんから、そこも。
みたい、というのは、
もともとそのつもりがなかったこともあり、情報不足で。
決まってから、複数の友人に、
「それをその条件で請けるとは!」
「どうして交渉しなかったの!?」と、しばかれたからです。
でも、早く働いてみたかったし、
一人前の仕事ができる自信がなかったので、
自分ではこの滑り出しに満足しているんですよ。
私がデキるわけでもなんでもないのです。
せめて目障りになりませんように。
季節は秋、馬肥ゆる秋、キケン極まりないです。
サイズだけがさらにワンランクアップしないよう、
気を引き締めて、身も引き締めなくては。
そして中身を何ランクかアップしなくては。
ああ、やることが色々…。
それでもシロさんのお散歩は続けますよ。
私のストレス解消法なのであります。
今のところ、ストレス解消が必要なのは、
私のまわりの人々ですが。
もふもふした毛並みやコロコロした肉付き、豊かな表情やしぐさ。
動物はいいですねー。
私は日向や雨の匂いなどの混ざったケモノ臭も好きで。
彼らのカラダに顔をうずめては、
「あー、くさいー。たまらん」と、うっとりしています。
シンガでお世話になったモザイクの先生によると、
「動物好きは原始的なひとが多い」らしいです。
家畜と寝食をともにした名残らしいのです。
みょーに納得。
カナさんと私は原始の仲間ですよ。