腰痛不安

ちょくちょくのぞいていた大塚家具さんのサイトにこんな表示が。


ついにこの時が！！


いえね、

わが家のソファはシロクマ相方がアメリカ駐在時代に使っていたものでして。
2メートルを超える古びたモノをわざわざ船便で持ち帰り、
その後さらに10年近く？使っているのは愛着があるからこそ。

それはわかるんですけれど、
いい加減、表面の革がザラザラになり、その凶暴さはストッキングを破る勢い。
さらに、スプリングがすっかりヘタってしまって、
お尻がめり込んだ体勢で座っていると腰が痛い。

1年くらい前からツマは説得しておりました。
「使うなら修理に出しましょう！
でないとふたりとも腰痛持ちになってしまいますよ」

きっと買うより高くつくと思います。
でも捨てられないんじゃあ仕方ない。

が、相方の重い腰があがらず。
そして私より先に腰痛持ちに。

それみたことか。

以来、夏ごろからかな、
整形外科やら整骨院やらに通ってらっしゃる。


そしてついにこの秋、

ソファ買い替えの許可が！

一任ですって。
ここまで長かったなあ。

そこからツマは色々探しながら、

ソファって意外に高い。

と気づき、

今のソファはどうやって処分すればいいんだ？

と頭を悩ませるように。


ある時、
大塚家具さんは新しいモノを持ってきて、
古いモノを持って帰ってくださると知りました。


よし、ここで買おう！


大塚家具さんといえば記憶に新しい親娘ゲンカ。
あのときはお父さん派だったけれど、
美人の社長になんの恨みもないわけで。

それからずっとセールを待っておりました。

だって通常価格だとお高くて。
欲しいモノはどれも予算オーバー。

今回のセールは店頭展示品なのだけれど、
そのへんはふたりとも平気なので。

設置するのはリビングとして使っている和室。
サイトを見ていると、
和室にも置ける違和感のなさで、サイズ的にも合うものがひとつ。

しかも、そのソファさん、
大阪市内、淀屋橋ショールームにいらっしゃる。

近いじゃん！


（落ち着いたブラウンの一式）

電話をかけて、まだ売れてないことを確認。
さっそく駆けつけました。



（いらっしゃったー！会いたかったよベイビー！）

外のイチョウ並木を眺めるようにソファさんは鎮座。
お店に入るなり、駆け寄りました。

入店から5秒。

スタッフの方が私に気づくよりも早く、
何度か座って、位置も変えて、座り心地を確認。

うん。

すごくいい！

入店から10秒。

ざっと汚れやヘタレがないかを確認。

充分きれい！

入店から15秒。

奥の方からピシッとスーツを着たスタッフさんが近づいてきました。

「いらっしゃいませ」

入店から20秒。

「これください！」

ダイコンを買うより早い決断。
（ダイコンは大きくてツヤのいいのをじっくり選びますからね。）

スタッフさんは色々と教えてくださいました。

このタイプ、通常価格なら革張りも選べるらしい。
この子が革張りじゃないのは予算を考えると仕方ない。
その代わり、
すべての布カバーが取外し可で、洗えるってのはポイント高し。
しかもカバーは今後も買い替えできるって。

シロクマ相方は海外生活が長かったからか、野生動物だからか、
やたらと色々こぼしてくださいます。
男のひとって大概よくこぼすものとは思うのですが、（私のまわりだけか？）
それにしてもヒドイ。
すでに老後が思いやられるレベル。
そこまで保たそうとは思ってませんが、
どうせなら長く気持ちよく使いたいもの。
カバークリーニング可、買い替え可は熱烈歓迎。

アームレストが取外したり、位置を変えたりできるってのもうれしい。
ゴロ寝にぴったり！

別売のヘッドレストとオットマンもひっくるめて34%オフ！

「ここはビジネス街だから家族連れのお客さまも少なくて、
ソファに掛けられることもあまりないんです。
だから展示品といってもきれいな状態のままなんですよ」

なるほどね。

まるで私が迎えにくるのを待っていたかのよう。

購入手続きをしていると、
スタッフのお嬢さんが熱いお茶とお菓子をお持ちくださいました。

さすがだなあ。


連れて帰るには大きいその子は12月半ばの配達となりました。
おばさん、首を長くして待ってるわ。

今うちにいる子はその日にお別れです。

シロクマ相方、
それまで別れを惜しむがいいですよ。
海を渡ってきたソファさん、
遠いところ、そして長い間、お疲れさま。
どうもありがとう。



（お店を出ると御堂筋のイチョウ並木。
風が吹くたび黄色い葉が舞います）

これで私は腰痛にならずにすみそうです。


ご覧いただきありがとうございた。