ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

おばあさんになっても

2016-12-13 08:45:01 | 日々の暮らし
先月末から色々あって、色々考えました。

まず兄の新築祝いに、
何年かぶりに母と私たち兄弟全員とそのパートナーがそろいました。

新しい住まいは明るくて、あたたかい、オフホワイトや天然木でまとめた居心地よい空間。
収納もたっぷりで、気の利いた飾り棚があったり。
兄と兄ヨメの建てたお家だなあ。
木の香りが清々しかった。

受験生のおいっこは留守だったけれど、
めいっこが在宅で、試験前だというのに大人たちのおつきあいをしてくれました。

彼女は楽器が得意。
バイオリン、ピアノ、ユーホニウム。

ビバルディの「四季」!
「情熱大陸」!
タイスの瞑想曲!
「てっぱん」のテーマ曲!
「ハンガリアンダンス」!
「恋するフォーチュンクッキー」!
「ラ・フォリア」!

銘々が思いつくままにリクエストする曲を、
笑いながら、ジュークボックスのように次から次へと奏でてくれる。
聴いてる方はもう楽しくて仕方ない。

それが終わるとピアノでアンジェラ・アキさんの弾きがたりを聴かせてくれて。
まるでソロリサイタルでした。


(私が子どもの時に使っていたピアノ。
めいっことともに現役で音を紡げる果報者。
花柄カバーも40年以上前のもの)

彼女自身も、やんや、やんやの喝采を浴びて、(←アルコールの入った観客が複数)
あきれながらもいい気分転換になったみたい。
この先、音楽の道に進むことはないみたいだけれど、
ずっと音楽と一緒に生きていけるっていいなあ。

私の場合、自分からそれを捨てたんですけれどね。

舌ぽう鋭く政治を語り、日本の未来を憂う兄ヨメは出馬しそうな勢いで、
おおらかなのかシニカルなのか微妙な兄のツッコミがあって、
40歳を過ぎてPPAPなんか踊ってる弟はほんとに管理職なのか疑わしく、
茶化しながらも弟ヨメはマメな気遣いをみせて、
喋りだしも飲みだしても止まらないシロクマ相方はクロマグロ体質で、
役としてのボケなのかホンモノなのか、これまた微妙な母はずっとうれしそうで。

兄ヨメの美味しい手料理を食べて、
みんなでにぎやかに歓談して、時間を忘れるくらい楽しいひとときでした。

大勢で集えるのっていいなあ。
一戸建て、いいなあ。

のぞめば犬と暮らせるんだなあ。



その帰りの電車内で、
以前同じ職場で働いていた友人よりメールを受信。
出会ったときは私が入社4年目、彼女が新入社員。
時の流れを感じます。
私の勝手でもう何年も不義理をしていました。

「入院しました。手術します」って。

寝耳に水。
落ち着かない気持ちのまま、次の日にお見舞いへ。

案内された個室には彼女の私物がこれでもか、とたんまり。

これって長くなるってこと?
出られるんだよね?

ずっと連絡を欠いていたことを後悔するも先に立たず。

暗たんたる気持ちに。




でも、

思いのほか顔色がいいんじゃない?


聞くと病気入院が初めてで、大荷物になったもよう。

なんやねん!
こっちの寿命が縮まったわ。


(大好きなお花屋さん『juju』さんのアレンジメント)

手術は無事終わり、その後、彼女は退院しました。

これから何年間も不安を抱えて日々を過ごすことになるのは試練でしょう。

でも、彼女には支えてくれる家族、守るべき家族がある。
芯の強いひとだから、きっと大丈夫。


(退院当日に送ってくださった写真。
お花がまだきれいで、その生命力に驚き。
羊のアリーちゃん、友人をしっかりいやすんやで!)

彼女からの連絡でまたつながったご縁。

お互いおばあさんになっても笑って会えますように。


人生は色々だなあ。

年の瀬に年寄りくさくしみじみした1週間でした。

いやほんと、歳をとると色々あるのですよ。
ここには書けないようなこともいっぱい。
「これだからお年寄りは」とか、
思ってらっしゃるお若いお嬢さん、お坊ちゃんは、
(果たしてそんな方がここを訪れるのだろうか?)
覚悟しておくとよいですよ。
平凡な人生なんて、ないのです。
色々起きるのです。

それもまた楽し。


ご覧いただきありがとうございました。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Miki)
2016-12-15 07:46:44
こんにちは!
私もお邪魔させてもらいました。これから過去の記事もゆっくり拝見させてもらいますね。
返信する
Mikiさんへ。 (momo@ぽれもも)
2016-12-15 08:33:13
ご訪問&コメントありがとうございます!
しがないおばさんのおたんこなすブログですが、
お忙しいこの時期の息抜きにでもなりましたら光栄です。
長文が多いので、イラっとなさいませぬよう。
気長におつきあいくださいませ。
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