今日からシロクマ相方が出張です。
だからのんびり更新しています。
出張は急なことだったので、
ツマは毎週火曜日の夕方、近所のパン屋さんで調達している2斤の黒ゴマ食パンをどうしようか悩みました。
私たちのお昼のお弁当はこのパンでつくるサンドイッチ。
1斤10枚切にした黒ゴマ食パンを2斤、お店の方にお願いして用意してもらっているのです。
耳までおいしいので端っこもつけてもらってます。
オーナーの方がひとりで切り盛りしている小さなお店。
小さな新しいお店だからこそ聞いてもらえるワガママかも。
相方がいないと、1週間で2斤は消化できない。
きゅうりの水分をパンが吸収するのを防ぐため、マヨネーズをちょびっと片面にだけ。黒オリーブはたっぷり。
四の五の言わず、ランチは楽しませて! チーズもハムも使います。
私のはチーズだけ。チェダーチーズ、おいしいけど、食べる頃にはトロトロに溶けてしまって、見た目は…。
一食あたりの消費量→相方3枚、ツマ2枚。
一瞬、「今日、夕方会う予定の友人にもらってもらおう」という考えもよぎったものの、
パンを買ってからでは待ち合わせ時間に間に合いそうもない。
結局、朝、駅に向かう途中、お店に寄って、今週は1斤だけに、とお願いしました。
で、夕方、その友人と会って、お茶を。
特に用もなかったのですが、
ほら、最近の私、本当にダメダメだから、彼女に会って、こう、自分にカツを入れようかな、と。
友人は以前にも紹介した(←リンクをはろうと思ったんですが、記事、見つけられず。だれのブログ?)
ソウル生まれソウル育ちで、結婚を機に、日本に住むようになったコリアン美人。
ご夫君は日本の大学で教鞭をとっていらっしゃいます。
彼女は、来日してから日本語を勉強して(今や韓英日のトリリンガル)、
出産・育児と同時進行で、CPA(米国公認会計士資格)の勉強を続け、取得し、就職したという。
一時、カナダで生活していた頃も、資格取得の意志はくじけなかったという。
賢くて、強くて、謙虚。
私にないものばっかり。
彼女に会うと、たわいない会話をとおしてでも、
前向きな姿勢、建設的な意見、ソフトな人あたりに、私、大変救われるのです。
パワーをもらえるというか。
器も知性も全然かなわないけれど、私なりにまだまだできるんじゃないの?
そう自分にハッパをかけられるようになるのです。
その友人が、夏向きなタオルなどをプレゼントしてくれた後で、
「この近所に小さな新しいパン屋さんができてね。
そこのパンがとーってもおいしいの。
一度食べてもらおうと思って、お会いする前に買ってきたの!」と。
あっ!
差し出された袋は、私にはおなじみのもの。
いつもお世話になっているパン屋さんのものでした。
ひゃあ。
黒ゴマ食パン、用意してたら、かなり面白い展開になるところでした。
友人の選んだパンは、私と同じ世代だなー、と思わせるオーソドックスなもの。
奥のふたつはアンパン。白いのがチョコクリームパン。手前右がオリーブパン。
このパン屋さん、生地がおいしいからこういう地味なの方が味わい深く感じられて、私は好き。
彼女からパン屋さん(のオーナーさん)の経歴を教えてもらいました。
パン屋さん、金融機関にお勤めしていた頃もあるのですって。
銀行員からパン屋さん?
友人と別れたのち、そのパン屋さんでいつもの黒ゴマ食パンを受け取り、彼から直接お話を聞くことに。
大学では経営学を専攻して、金融機関に就職したものの、
20代後半で、どうしてもパン屋さんをやりたくて、会社を辞めて、パン作りの技能を習得して、開業したとか。
世間的には聞こえも収入もよいお仕事を辞めて、独立開業なんて、よく決心したなあ。
もともとパン屋さん経営に縁があったならともかく、よく実行できたなあ。
友人以外からもパワーをいただきました。
私から友人へは芦屋にあるお菓子屋さんのイタリア伝統菓子を。
料理教室の先生のオススメ店。パッケージや紙袋のかわいさがドツボ。
神戸も芦屋も洋菓子レベルの高さはもちろんですが、
ウィーン菓子店、イタリア菓子店などと細分化されていて、いなかモノはそこにも驚き。
ひとつは今日会った友人へ。
もうひとつは…お渡しする機会がなくなりそう。
もらってもらうつもりだった友人の心が早く癒されるように祈りたいです。
そして本日の夕ご飯。そのお菓子屋さんのチーズケーキ!
鬼のいぬ間の洗濯、相方のいぬ間の甘いもん食い、ですよー。
手前がゴルゴンゾーラ、奥がリコッタ。
リコッタは予想どおりのおいしさ。ゴルゴンゾーラに驚愕。病み付きになりそうです。
ああ、おいしそう。
結局自分で焼いたレベル低めのケーキ食べてます(笑)
お味も繊細でふくよか、本当に美味ですよね。
帰国してしみじみ思いました。
私もほーさんと同じ思いで、
しんがぽーにいた頃はマメに焼き菓子を作ってましたよ。
自分で作った方が、
見た目も味も不器用で素朴すぎるけど、
買ったのよりは自分好みに調整できるから。
素材も自分で確認できますしね。
本帰国まであとどのくらいなのでしょうか?
日本の食を想像して、夢をふくらましてください。