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ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

初バクテー

2011-12-04 20:03:24 | Singapore/外出&食い意地

S嬢と待ち合わせして、授業前にランチをご一緒しました。

私のわがままで急遽予定変更、初めてバクテーを食べることに。

 
バクテー、シンガポールの食に厳しいシロクマ相方(自称ベジタリアン)もおススメの一品です。
 
バクテー(肉骨茶)とは、骨付きの豚肉を漢方ハーブやニンニクとともに煮込んだもの。
かつては中国系の労働者の方のスタミナ食だったのだそうです。
やわらかくなったお肉とおかわりできるスープ、どちらも味わいます。
 
私はお肉の部位や料理法によっては完全に食欲を失ってしまうこともあるので、
(それでも食べるんですけれどね、マナーや動物のこと、色々考えて)
初めてでも抵抗がないように、日本語メニューもあるという人気店を選びました。
 
そのお店は本店と支店がすぐ近く。
どちらも見て、エアコンのきいている小さな店構えの方をチョイス。
  入ったのは写真とは違う方のお店ですが。
 
 
11 New Bridge Road
6533-6128
17 New Bridge Road
6438-2858
 
メニュー、確かに日本語なんだけど…。
 
  
                          優れた腰部は優れた…?
 
優れた腰部…は普通のよりワンランク上のいいお肉が入ったもの。
今回、初心者の私たちはこちらを注文。
あまりに動物を連想させる部位が入っているとムリなんで。
 
    $8.5(約550円)の優れた腰部。ニンニクごろごろ。
 
感想…とにかくスープが絶品
しつこくなくってコクがあって、漢方のにおいもスパイスって程度で抵抗なくいただけます。
このスープだけで、ご飯がばくばく食べられちゃいます。
あ、それはいつものことか。
おかわりは、スープのなくなり具合を見て、お店の方が注ぎに来てくださるスタイルでした。
おイモみたいに軟らかく煮えたニンニクもまったく臭くなくって美味でした。
 
ありがとう、相方(自称ベジタリアン)。
あなたのおススメに間違いはなかった。
 
お昼前だからかすいてるな、と思ったら、12時を境に続々とお客さまが。
あっという間に行列になりました。
さすがは人気店。 
カイランの炒め物、お漬物、お茶をそれぞれ、と頼んで、
ふたりで$26(約1,600円)くらいだったでしょうか。
このお値段でこの味で健康にもヨシ
うれしい限りです。
声が変わって風邪の前兆を感じさせたS嬢が、その後持ち直していることを願ってます!
彼女たち、今、香港旅行中なんですよ。
 
 
食後にシンガポール川の川べりでアイスクリームをいただきました。
 
     
 
 
見た目地味で白く一体化しているけれど、ドリアンとヘーゼルナッツのダブル。
$5.5(約370円)だったかと。
アイスクリームはほとんど食べないのでよくわからないのですが、
ハーゲンダッツが大好きなS嬢によると、おいしさの割りにとっても安いんですって。
奥は彼女の、ドリアンとサツマイモ&くるみのダブル、こちらも白く一体化。
彼女もドリアン狂。
ドリアン、おいしいなあ。
でもやっぱり果物そのものが一番です。
風が気持ちよかったです。

ランチの後は美味トウファ

2011-11-29 11:16:58 | Singapore/外出&食い意地
今日のお話は昨日の続きですが、
わざわざ昨日の分をお読みいただかなくても支障ない内容です。
 
さて、ランチ会が終わった後、
ジャッキーは私たちの授業の準備のため先に去り、残ったクラスメートも三々五々に。
 
S嬢、A嬢と台湾人の男の子と、4人で甘いものを食べに行くことにしました。
 
なんか私、若者のなかにひとり保護者っぽいですね。
邪魔してる?
カップル誕生を待ち望んでいる私としては、
これが夜なら「あとは若いおふたりで」って気を利かせて去るのですよ。
でも、私が去ったところで残るはふたりじゃないし、
授業まであと1時間あるだけだし、食後に甘いものは食べたいし、いいよね~?
 
ということで、
S嬢おススメのトウファのお店にタクシーで移動。
 
タクシーの中では後部座席にA嬢と私、ふたりの間に台湾人の男の子という並び。
 
で、彼の顔を間近で見ると、気になるものが。
それは、前々から授業中にペアになった折に触れ、気になっていた彼の無精ひげ
だって、頬骨のあたりに1本、長くて太いのがあるんですよ。
身だしなみに気を遣ってる子なのに、これはあかんでしょ。
 

この機会に思い切って、引っこ抜いてやることにしました。
 

ねらいを定めて、
毛が滑らないように、
親指と人差し指のつめでしっかり根元からはさんで…

 
えいっ! 
 
あぁっ!?
 
 
 
力いっぱい引っ張ったのですが、力及ばず失敗。
 
どころか、
キューテクルがはがれてしまった毛は、
 
見事にカールしてしまいました
 
 
A great shock!!
 
 
どうしましょう!?
これではハクション大魔王です。

  

笑ってはいけないけれど、がまんできなーい。
 

だって、その彼、
服やアクセサリーや持ち物、香水にいたるまで気を遣ってカッコよくしてるのに、
背も高くって、ガタイもいいのに、
なのに1本だけの無精ひげが、くるくるカールなんですよ。
しかも彼の場合、根元からくりんくりん
ハクション大魔王より分が悪い!! 
 

どうやってこの失点を補えばよいものか、あたふた、あたふた
 
「What happened?」と冷静に聞かれて、
 
そりゃそうだ、まずは本人に包み隠さずこの状況を説明しなければ、
と思うものの、英語でどう伝えたらいいのかわからない
ごめんね、ごめんね~、と繰り返すばかり。
でも悪いと思いながらも、笑いもとまらない
要するに反省の色ナシ
 
笑いはA嬢や助手席のS嬢にも伝染してしまい、車内は笑いのタイフーンに。
台風の目は彼。
わけがわからず、むっとしてしまいました。
 
本当にごめん!
悪意はないです。
でも、この場合、プロセスよりも結果がすべてですかね。
 
S嬢やA嬢からは「私たちも気になってたけれど、それ、やりますか?」とのお言葉が。
こういうことは、見て見ぬふりが思いやりというものなのでしょうか?
でも、女の子と近づく機会があったりしたら、あれはあかんでしょ。
おばさんったら、おせっかいでごめんね。
余計なお世話が裏目に出て、取り返しのつかないことになってるし。
 
そういえば、まだ会社で働いていた頃に、こんなことが。
ミスして上司に大変な叱責を受けていたのですが、
怒りで興奮して鼻の息も荒くなっている、その彼の鼻の穴から、
抜けかけそうな鼻毛が鼻息にそよいでいるのです。
声を荒げるごとに、そよそよと
それがどうしても気になって、ついに言ってしまいました。
「スイマセン。深く反省しているのですが、
 そよいでいる鼻の毛を何とかしてもらわないと、深刻な気持ちになれないんです
鼻の毛とともに気も抜けた上司はすっかり怒る気も失せたみたいで、
「もう下がってヨシ」となりました。
先輩からは「あの状況であの人に、よくもあんなことが言えるよなあ」って。
私って、しょうもないことでも気になると、そのままではいられない性分なんですね。
立場と状況をわきまえず、ごめんなさい。
 
彼のくるくるカールの無精ひげは、
お店に到着後、無事、A嬢が引っこ抜きに成功しました。
ほっ。
ありがとう、A嬢。
台湾の彼、
かわいいお嬢さん方にわからないよう、こっそり抜いてやるつもりが、
大々的にアナウンスする結果となり、本当にごめんなさい
 
 
着いたお店は、以前私がエッグタルトを買った有名店。
そうかここ、トウファもおいしいのね。
 
トウファ(豆腐花、豆花)とは、豆乳を固めた中国のデザートです。
 お豆腐よりやわらかめで、シロップや黒蜜をかけていただきます。

 

  

 
Rochor Beancurd
2 Short Street
6334-1138
 

      

トウファは温かいのと冷たいのが選べます。
どちらも$1(約60円)。
S嬢と私が温かいの、A嬢と彼が冷たいのをチョイス。
冷たいのも食べさせてもらいましたが、温かいのがおススメ
ふわんと豆の香りがして、やさしい甘さと食感がいい感じです。
こんなプチプライスで食後のデザートが楽しめるって、素敵シンガポール。
給食のお盆のようなゆがんだアルミのトレイが、昭和の世代には懐かしかったです。


コリアンランチ会

2011-11-28 01:12:59 | Singapore/外出&食い意地
先週、えくすてのリーディングとカンバセーションの先生、ジャッキーを囲んでのランチ会がありました。
場所はラッフルズシティのビビゴっていう韓国料理のレストランです。
クラスメートゆかりのお店なのですが、アメリカや中国にも展開しているらしい。
彼は金持ちの坊ちゃんなのか?
 
252 North Bridge Road,#B1-74 Raffles City Shopping Centre
6336-4745
 
最近の私は、すっかり南国のんびり体質で、いつも約束時間ぎりぎり。
その日は少し余裕を持って出かけたのに、
あいにく朝からマンションの殺虫剤散布の日で、毒ガスで殺されそうになって、駅方向に進めず
ガスの霧が晴れるのを待っていたら、すっかり遅刻に。
 
  
 
シンガポールでは蚊が媒介するデング熱という怖い病気を封じ込めるため、
蚊の多い暑い季節が終わった今も、マメに殺虫剤散布が行われています。
Fine Country シンガポール、家の敷地内でボウフラをわかせても罰金です。
メイドをおいてない我が家の場合、使っていないメイド部屋のトイレも週に1回必ず水を流しなさい、
と、これは大家さんからのアドバイスでした。
 
私がいつもマンションと呼んでいるのはコンドミニアム、
そういった高層住宅では住人にデング熱発症者が出ない限り、ボウフラの巡回チェックはないようですが、
一戸建てのお家だと、シーズンには2週間ごとにチェックに来るらしいです。
ボウフラをわかせると本当に罰金です。
ええ、友人が証明しましたとも。
 
同じく蚊が媒介となる高熱でも、抗マラリア薬のあるマラリアと違って、
デング熱にはそういった薬はないらしい。
1度目の感染は熱も死にいたるほどの高熱でないらしいから気づいていないケースもあるとか。
でも、2度目の感染時の高熱は凄まじく、口や目、鼻から出血して止まらないんだって。
高熱で目や口から出血想像するだけでもコワイ
2度目の感染で、致死率約5%。
蚊に刺されないことが肝心蚊を繁殖させないことが大切なんですね。
 
でも、この毒ガス攻撃…これでは人間がやられそうですよ。
げほ、げほ。
 
 
  
 
完全に霧が晴れるのを待ってから通ったのに、刺激臭で頭が痛くなりました。
散布担当の方の健康が案じられます。
だって本当にカンタンな装備なんですもん。
 
 
気を取り直して、お料理の紹介を。
 
ビビゴのご飯もののご飯は、
玄米、白米、黒米、と後もういっこ何か、の4つから選べます。
タレもお肉も4つからの選択。
ベジタリアン対応ではないかもしれないけれど、植物性主体のメニューもあるみたいです。
 
      
   
私は石焼ビビンパのセットにして、ご飯を黒米、タレを辛いやつ、お肉を牛肉にしました。
お米で買うと黒米が一番高いです。
だから同じ値段なら、黒米がおススメ
我ながらせこい選択理由。
黒米は健康にも大変いいんですよ。
 
ビビゴのランチ、私のセットで$16(約1,000円)でした。
スープとキムチのほか、葉っぱと小皿がふたつついてました。
 
           
        こちらはS嬢とジャッキーのセット。右がジャッキーの。彼女はベジタリアン。
 
    
 
ほかには、チャプチェ、揚げたトッポギとサツマイモのお料理を頼んでもらっていました。
 
            食器も清潔でおしゃれ、葉っぱもこんな感じで出てきておもしろかったです。
               
 
お店は清潔だし、料理はどれもおいしく、スタッフもとても感じいい。
健康志向なだけに味付けも控えめで、感激するほどのおいしさやガッツリ感はないけれど、
韓国料理が恋しくなったら、ビビゴ、いいなあ。
韓国留学経験もあり、韓国人の友人も多いS嬢もビビゴファンでした。
 
 
 
さて、遅れて到着した私は光栄にもジャッキーのとなりの席でした。
彼女に話しかけて、たわいない会話をしたら、
最後に衝撃的なことを言われました。
 
 
「あなた、英語が話せたのね!?
 
 
いやだって、
あなた、英語しか話せないじゃん
それに今までだって、あなたとは英語でしか話してなかったでしょ。
しかしそれって、英語学校の自分の生徒に言う言葉でしょうか。
しかもそんなに驚いて言う…?
 
日本人が半分以上の教室、
ペアで行う会話練習の合間や休憩時間、相手が日本人だとついつい日本語で話してしまう私。
そうなんだなあ、言われてみれば、授業以外のことで英語を話してないなあ、
こんなんじゃあいけないなあ、
と、反省したのでした。
でも外国人のなかでひとりっていう状況と違って、
同じ日本人がいるとどうしても恥ずかしいのですよ。

とことん焼き餃子&クリスマスイルミネーション

2011-11-27 10:56:39 | Singapore/外出&食い意地
先日、S嬢がおいしい焼き餃子やさんを見つけたというので、
授業の後に4人で行きました。
 
シンガポールでは蒸し餃子や水餃子のおいしいところは多いですが、
意外にも焼き餃子がおいしいところは少ない。
中国の餃子の基本が水餃子だからかな。
日本では餃子といえば焼き餃子だから、食べたくなるんですよね。
 
HUA YI KITCHEN
360 Orchard Road, International Building, #2-11/12
6235-3156
 
場所は、こんなところに飲食店が入ってたんだ、と思うようなビルの2階。
ローカルの人ばっかりで、しかもすいていました。
 
本当においしいの?
 
値段はどれもお手ごろ、じゃんじゃん頼んでくれるS嬢。
そして彼女、配膳したり、お茶をついでくれたりと、マメ。
私はもともとその方面はまったく気がつかない日本人には珍しい残念なタイプなのですが、
彼女ほど気のつく人も珍しいなあ。
 
 
 
出てきた焼き餃子は見た目は地味ですが、
餡がいっぱい入っていて、手作りの皮はももちもちで、焼いた面はぱりっ。
とっても美味でした。
 
                 
 
彼女のチョイスはどれもハズレなく、おいしかったです。
食べるのに夢中になって、途中から撮影失念。
でもやっぱり、焼き餃子。
ひたすら焼き餃子を食べていたような。
 
  私のチョイスの小龍包はフツウ。
餃子を焼いてもらい、
若くてキレイなお嬢さんに世話を焼いてもらい、ああ、なんて幸せな晩餐。
やっぱり私っておっさんなんだなあ。
 
 
その後お茶をして、オーチャード駅からサマセット駅まで、
ひと駅歩いて、オーチャードロードのクリスマスイルミネーションを見て帰りました。
  
   
 
19日から始まったクリスマスイルミネーション、
点灯式はS嬢に農協理事長呼ばわりされたあの方がスイッチオンしたそうです。
今年のテーマは「Christmas Blooms in Singapore」、あしらわれている青い花が涼しげでかわいらしい。
メインスポンサーは日立製作所さんなんですよ。
青い光は青色発光ダイオードなんだとか。
イルミネーションは、来年1月2日まで楽しめます。
 
       
 
始まってから1週間たつというのに、そろそろ遅い時間だというのに、
街はひとも車も多くてたいへんなにぎわい。
いろんなショッピングモールのクリスマスツリーとの競演がこれまた華やかでした。
 
   
 
田舎モノの私には、光の洪水のようなぴかぴかキラキラのまぶしい世界。
ふと思って、東京はもっと華やかなの?と新宿生まれ、新宿育ちのS嬢に聞いたところ、
意外にもシンガポールほどではないらしいです。
シンガポールって、日本以上にイベント好き、お祭り好きなのかな。
 
日本のクリスマスイルミネーション、
今年は一段とつましくなってるのでしょうか。
いつもより地味だと淋しく感じるのかもしれませんね。
でも私は、人通りもまばらな田舎の駅前にこじんまりあるツリーの明かりを
白い息を吐きながら、ぼんやり見たりするのも好きですよ。
 
      
      最後にS嬢のバックショットを。
      餃子を食べに行くのに、このセクシーないでたちは何でしょう。
      彼女の場合、健康的過ぎていやらしくないと思うのですが、
      街でも電車でも、まわりの男性は鼻の穴をふくらましておりました。

香るタクシー

2011-11-21 08:50:53 | Singapore/外出&食い意地
土曜の夜、シロクマ相方が和食、お刺身が食べたいと言い出しました。
あなた、今、日本から帰ってきたばっかりじゃないですか。
 
とはいえ、夕食を作らなくていいのはうれしいので、
お供して、彼が最近見つけたという日本食のお店へタクシーで向かいました。
私にとってはシンガポールで2度目の外食の和食。
 
1 Yuan Ching Road #1-2 Jurong Superbowl
TEL:6265-3680
 
残念ながら、お店やお料理の写真はありません。
彼がひどく嫌うので、撮れないんですよね。
 
お刺身、お寿司、白子、焼き鳥…
お店の方のオススメのままにじゃんじゃんオーダーする相方。
なんという気前よさ。
じゃんじゃんくる料理のなかには、頼んでいないものもあり。
聞くと、お店のサービスだそうです。
サービスだけでも、突き出しのほかに、
昆布の和え物、たこわさ、くだもの盛り合わせ、と、それぞれ2皿ずつやってきました。
その待遇のよさに、いかに自分たちがありがたいお客さまであるかを知りました。
こんな都心を離れたお店でこれだけ気前よくオーダーするお客さんなんて、そうそういないってことね。
どのお料理も都心のお店に比べるとリーズナブルで、おいしかったです。
お寿司のシャリがおにぎりみたいでほろりとした感じがなかったのですが、
それは外国だもの、仕方ない。がんばってると思います。
 
それでもお勘定の段階になって驚きました。
私がホーカーズで60回くらいご飯が食べられる金額でした。
前々から感じていたのですが、
彼と私の金銭感覚にはかなりの差があるようです。
たまにはいいでしょうかね。
 
 
おなかいっぱいになって帰りのタクシーを拾うと、
それは私にとって初めてのパンダン・タクシーでした。
     
パンダン・タクシー
パンダンリーフを乗せているタクシーを勝手にそう名づけました。
 
後部座席の後ろに束ねて置かれたパンダンリーフは、かさかさに乾いて、ドライフラワーみたい。
 
シンガポーリアンはパンダンリーフの香りをこよなく愛する民族。
こちらがそのパンダンリーフ、生前の姿。
    
ヤシの一種でしょうかね。 
トレッキングで見つけた野性のもの、シンガポーリアンに教えてもらいました。
ちゃんと香っていましたよ。
 
 
パンダンリーフは香ばしい香り、葉っぱそのものも市場やスーパーで束にして売られています。
こどもの日の菖蒲湯のショウブみたい。
その香りをこよなく愛する彼らは、ありとあらゆるものにこのフレーバーを使います。
 
たとえば食パン、例えばシフォンケーキ。
           
これはパン屋さんで買ったシフォンケーキ、奥の方ね。
どれもこれも緑色で、パンやケーキなどにはあるまじき雰囲気です。
 
そして彼らはこれも大好き。
     
 
カヤジャム。
パンダンリーフの香りと、砂糖、ココナツ、タマゴなんかを使ったこちらの定番ジャムです。
シンガポール独特の白くて薄っぺらい食パンをトーストして、
このジャムをべっとりはさんだカヤトーストなるものが、
彼らの朝食やお茶のお供の定番らしいです。
    
  カヤトースト写真のみ、とあるコピティアム(シンガポール式カフェ)のHPより拝借。
  食べたことがないもので。
 
食パンは、見た目どおりなまっ白く、味も弾力も乏しかったです。
 
カヤジャム、私も買ったことがあるのです。
ココナツ好きのせいもあって、おいしいな、と思ったのですが、
かなり甘いし、フルーツのジャムのようなさわやかさはないので、今はもういいかな。
 
 
話がそれましたが、
なんでこのパンダンリーフをタクシーに積んでいるのかというと、
ずばり、ゴキブリ除けです。
 
パンダンリーフの香り、ゴキブリは苦手なんですって。
 
ほろ酔い加減でご機嫌さんの相方が、
「なんだか、おいしそうないい匂いがするねえ~」と、
くんくんするので教えてあげました。
酔いは醒めた模様
 
最近のシンガポールではベンツタクシーが走ってるくらい、清潔でいい車が多いです。
    
  
以前は車体が古く、清潔感のないタクシーも多かったので、よくパンダンリーフを積んでいたとか。
だからパンダンタクシーは今は貴重なんですって。
 
乗ったタクシー、そんなに古くなかったし、きれいだっかのですが、
ドライバーさんが大のゴキブリ嫌いってことなんでしょうかね。
 
貴重な体験をした夜でした。