うろキョロ散歩

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三国志 孔明死せず

2008年06月15日 | ブックスタンド
伴野朗著

内容(「BOOK」データベースより)
あの、五丈原で孔明は死ななかった! 劉備の遺託を受けた孔明は、神算鬼謀、魏への反撃に起つ。最強の間諜集団「臥龍耳」を従え、漢王朝再興に必死の策をめぐらす・・・・。病に倒れることなく、孔明を存分に活躍させたら歴史はどう変わったか? 「三国志」愛読者の永遠の夢を実現した、”奇想・三国志”。


感想
 通説の三国志では、諸葛孔明は第五次北伐のときに五丈原で病死しています。
そして「死せる孔明、生ける仲達を走らす」という有名な言葉を生み出しました。
ところが、本書では華佗の弟子が孔明の病を除いてしまいます。
孔明が死んだという噂を流して仲達が兵を起こして攻めたとき、孔明率いる蜀軍が反撃して魏軍をうち破り漢皇室を再興してハッピーエンド。いやはやなんともアメリカンストーリー的。

歴史マニア向けにするならば、前置きや登場人物紹介がしつこすぎます。
一般向けにするならば、架空の登場人物やifの描き方に説得力がないし、人間味が薄過ぎます。
なんとも中途半端な空想小説でした

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
最近 (もうヘトヘト)
2008-06-15 17:56:10
中国を題材にした本は、名前が覚えられない。。。
海外もですが。。
その内に日本人の名前も。。。
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Unknown (はーとらんど)
2008-06-15 21:34:23
おばんです。
結構この手の空想小説が好きでよく読んでいますが仮想の世界だけにどうも納得の行くようなストーリーに出会えないでいます。
三国志と言えばやはり劉備を贔屓する人は多いですし架空の物語でも完全に正義の劉備が悪の曹操を滅ぼすようなものが圧倒的ですね。ストーリーはこのままでもいいのですがもう少し厚みを持たせてくれると読むほうも面白く感じるのですがやはり難しいのでしょうね。
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