もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

「劇団新感線 修羅天魔~髑髏城の七人season極」見てきました

2018-06-01 00:41:28 | お芝居
「劇団新感線 修羅天魔~髑髏城の七人season極」IHIステージアラウンド東京 
                    2018.3.25 12:30~&04.08 14:00~ & 5.18 14:00~

髑髏城のラストを飾る修羅天魔。
満を持して、天海姐さん登場!という感じ。
すばらしかった~

最後を締めてくれました。ラストも花鳥風月とは違って
これはこれですてきな終わり方でした。
もう、髑髏城も終わりなんだな~と思うと、寂しさもありますが。


とりあえず、公式のあらすじを

「関東荒野に現れた一人の美女、渡り遊女の極楽太夫(天海祐希)。だが彼女こそは、かつて織田信長に
最も信用され愛された凄腕の狙撃手だった。
折しも関東では。髑髏の仮面で素顔を隠した天魔王(古田新太)が率いる関東髑髏党を名乗る軍団が
難攻不落の髑髏城を築城、豊臣秀吉の天下統一を阻まんと関東に覇を唱えその勢力を広げていた。
その髑髏党に追われる熊木衆の少女・沙霧(清水くるみ)を行きがかりで助けた極楽は、関八州荒武者隊の
頭目である兵庫(福士誠治)の口利きで無界の里に身を寄せる。宿場も兼ねているため旅人やボロボロの
着物を着た貧相な百姓風の男・ぜん三(梶原善)など、街道を旅する様々な諸事情を抱えた人々が出入りする
色里・無界では、一番人気の若衆太夫・夢三郎(竜星涼)がこの里を盛り立てていた。
そこで極楽を待つ狸穴二郎衛門(山本亨)と名乗る牢人。彼は、極楽に天魔王暗殺を依頼する。
二郎衛門の正体は徳川家康。信長を通じて極楽とも親しい仲だったのだ。秀吉は天魔王討伐のために20万余の
大軍を率いて進軍していた。関東で大戦が起きる前に天魔王を倒そうという策に乗る極楽。沙霧をとある山奥に
こもる鉄砲鍛治、贋鉄斎とその弟子であるカンテツ(三宅弘城)の元に向かわせる。無敵の鎧を貫く鉄砲を作る
よう頼んでいたのだった。
だが、彼女に狙われていることを知った天魔王は自ら極楽の前に現れその仮面を取る。その顔は、織田信長と
瓜二つだった。
「貴様こそ信長公の仇」。極楽が銃口を向けたとき、天魔王は意外な真実を告げた。
修羅の道を行く女と天魔の世を作らんとする男。二人の奇しき縁の歯車が再び回り出す…。」


3月、4月、5月と3回見ることができて、ほんとにうれしかったです。
感想を思いついたままに・・・・

花鳥風月とは基本の流れは同じではあるけど、かなり変えてきたなという感じ。
でも、これも好きだわ~

月髑髏で、本能寺の変のときの信長は出てきたけど、その前の若かりしの信長や家康が
でてきたのは初めて。
だからよけい、昔なじみでもある、信長とお蘭と家康と(天魔王)の関係性が面白かった。
天魔王はもともと信長の影武者。お蘭は信長を狙うスナイパー。
信長を撃ったときの傷によって、天魔王=信長だと思っていたけど、
本能寺のときの信長はすでに天魔王がのっとったあとで、それを光秀に知られたからこその
本能寺の変がおきて。。。という話は面白い。
で、最後、天魔王は信長ではなかったと、お蘭が知るきっかけがまたすてきだった。
キスしようとした天魔王に向かって「あの方は、私にふれたりしなかった・・・」
天魔王はお蘭に惚れていたんだろうな~


最初にも書いたけど、今までの髑髏城は、ラストはみんなが自分の進むべき別の道に
新たに歩みだすだったけど、
今回は、無界の里を作ろうということで、一緒に頑張る終わり方で、
すがすがしかった。立派な里を作ってくだせえ~という・・・

お蘭が最後に
「浮世の義理も、昔の縁も、三途の川に捨の介~」って決め台詞を
言ったときに鳥肌ものだった。
花鳥風月は、今までのいろんなものを捨ててきた捨ノ介だったけど、
お蘭は、天魔王や家康との縁を捨てて、ここからって意味で
そういったんだよね。
新しい世界への一歩・・・髑髏城の七人シリーズの最終にふさわしいんじゃないかな~



キャストの感想

極楽太夫の天海祐希さん
当て書きですよね~というくらい、そのまま極楽太夫でした。
凛としていて、すてきだった。

カテコになるのかなあ~
最後、お蘭がいて、その後ろをグルグルと舞台が回り、各キャストが走馬灯のように
出てくるシーンで、お蘭が涙する・・・
見ているこちらもジーンとしたし、そのときの天海姐さんが、めっちゃ美しかった。


夢三郎と夢虎の竜星涼さん
すごいね。今回一番感動したのが、竜星くんでした。
夢三郎はきっと天魔王側につく人だろうと思ってたけど、まさかの天魔王の息子で、
初めから、髑髏党の人間として、情報を得るために「無界の里」を作ったという
設定にはびっくりだったけど、見事に演じきってました。
父に認めてもらいたいという気持ちがよく出てた・・・自害するのもそういうことだよね。

顔小さいから、夢三郎の衣装が映えてきれいだった。
二幕の殺陣もなかなかだったし・・・時代劇これからたくさんやってほしいです。
しかし。。。。古田天魔王から竜星夢虎って(笑い)

あと。。。。ちょっとずれるけど、この役、早乙女太一くんでも見てみたい


清十郎の川原さん
もうね、川原さんが表舞台に出てきて、めっちゃうれしかったよ。
ずっと、花鳥風月、支え続けてた人だもんね。すごくいい役で。
そう、髑髏城の七人の一人に加わってるなんて、、、
それに、家康の腹心の忍びをやめてまで、無界の里の再建をするなんて。。。

殺陣はもちろんだけど、お蘭を思っている姿にも惚れそうでした。


兵庫役の福士誠治さん
福士は福士でも、こちらの福士さん・・・私好きなんだよね~彼。
いろんな舞台で見るけど、存在感毎回抜群で・・・
夢虎との殺陣もかっこよかった。


二郎衛門と家康役の山本亨さん
安定ですよね~上手いもん。
それにしても、何回「首だけ」になるんだ?影武者何人いるんだ?(笑い)
最初から家康として出てくるのは初めてで、お蘭の雇い主であるし、
花鳥風月に比べて、出番も存在感もたっぷりでした。


天魔王と信長の古田兄貴
古田さんの殺陣がちょっと少なくて残念。
今までの髑髏城では、本能寺の前の信長が出てくることがなかったから
意外だったけど、そして信長なのか影武者なのかという謎も含めて
面白い内容だと思った。


沙霧の清水くるみさん
2度目の登場!やっぱりかわいいな~
この役は、やっぱり女性がいいなと思ったのだった。
それと、贋鉄斎のとこに行ってたね。お蘭のかわりに。


カンテツ役の三宅さん
いいよな~三宅さん。もう存在自体がすてき。
いろんな役できる素晴らしい役者さんですよね。
鉄砲鍛冶でありながらの刀鍛冶(笑い)
あれ?タナカだっけ?


おまけですが

髑髏党幹部の宮毘羅の猛突の原慎一郎さん
彼のキャスティングの意味が、突如現れたミュージカルでわかりました。
この完成度が半端ない。右近さんも一緒に歌ってたけど。笑いながらの感動だった。
「いきなり歌うし」という三五の言葉も納得

それと、家入レオちゃんの歌声もすてきだった。もちろんデーモン閣下のロック魂も

あ~でもこれで終わってしまったんだなと、ちょっとロスですが。。。
けど、このあとはメタルマクベスです。
さとしさんが出るよ~これも楽しみだ。

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