もるるんのよくばりポケット

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WOWOWドラマ「レディジョーカー」感想

2013-04-25 13:35:46 | ドラマ
WOWOWのドラマWはけっこう面白いものが多くて、
今回の「レディージョーカー」ははまってみてました。

もう全話の放送も終ったし、感想を書いてみようかなと。

このドラマは高村薫さん原作のもの。原作は未読。
ドラマが始まってから、原作を読み始めた息子によると、、、
というか、上中下の3巻ものだそうですが、
描写がけっこう細かいから、読むのが大変だとのこと。
あ~最近、根性がどんどんなくなっている私は、読めないだろうな(汗)

お話は簡単に書いちゃうと、
競馬場でたまたま知り合った、今の世の中に不満を持つメンバーが犯人集団となり、何か起こしてやろうということになる。このメンバーの中には刑事もいる。日之出ビールに恨みを持つものもいる。
日之出ビールの社長を誘拐し、レディージョーカーと名乗って脅迫する。社長を解放するときに、裏取引を持ちかけ、
警察との攻防(異物混入ビール)とは別に日之出ビールを追い詰めていく。
裏取引で大金をせしめる犯人グループだが、そこに、総会屋やその裏にいる政治家が絡んでくる。
さらに犯人グループにも亀裂が生じ、総会屋に付け込まれていく。
日之出ビール社長を警護していた刑事は、犯人グループにいる刑事を割りだし執拗に追いかける。
また、新聞記者や検察の検事も、事件そのもの、またその裏にいる政財界まで暴こうと追い続ける

が。。。最終的にはトカゲのしっぽ切りのような状態で収束し、レディジョーカー事件そのものの真相も闇に葬られ、また政治家の関与も闇の中のままとなり。。。

っていうようなお話で。。。

毎回毎回、ドキドキするような進み方で、すごく面白かった。
登場人物が多岐にわたっているけど、でも、全7回とたっぷり時間があったので、
わりと破たんすることなく、描いていたのではと思います。

が、、、原作がどうだかわからないけど、
釈然としない終わり方でしたね~

結局はバッドエンドってことですよね。

日之出ビールの社長の城山と倉田は特別背任で逮捕され、、、まあ、これはある意味会社を守るためにはしょうがなかったとして、
保釈されて帰ってきた自宅前で刺されちゃうって。。。悲しすぎる。

さらに、総会屋は逮捕されたけど、その裏の政治家には手が及ばず、闇は闇のまま、トカゲのしっぽ切りで終わってしまう。
ここに警察組織の限界があるんだろうか。。。
そのあたりが、八代記者や加納検事もつらいとこですよね

レディージョーカー事件も解決せず。。。日之出ビールや総会屋の事件に飲み込まれ、そのまま。。。
合田刑事は半田刑事を追い詰めたけど、結局刺されてしまい。。。そして犯人グループの半田刑事は精神が壊れてしまった。
唯一捕まえた半田が精神を病んでしまったために、犯人グループは特定できず。

グループの一人布川は障害者の娘を置き去りにして、報酬だけもらって去ってしまったし、
残された物井たちは娘もつれて、青森に戻ることになったけど、、、報酬はどうしたんだろうか。

結局は巨悪に隠れてレディージョーカー事件は迷宮に。。。

最後、合田は青森に行って、物井たちに出会う。競馬場の張り込みから、半田の仲間だと気づいた・・・
が、その姿を見て、捕まえることはせずに、この事件のとっかかりとなった、城山の姪の結婚問題にかかわる物井の兄である岡村さんの墓参りに行く。。。

何も解決していないし、他のドラマみたいに巨悪が倒されるわけでもないから、
なんとなく釈然としない終わり方ではありました・・・

でも、このドラマってすごい見応えがあったし、静かな進み方の中に強さも感じられて、、、すごくいいドラマだったと思います。
最終話で、城山と倉田が逮捕される前日、二人でビールを飲むシーンとか、とてもよかったな~

ドラマの前半は、上川さん演じる合田よりも、柴田さん演じる城山が主人公という感じのドラマでしたね。
柴田恭兵さんの穏やかだけど、芯が強い社長、とてもよかったです。
それと不器用だけど、一生懸命な合田。。無口だけどね。

キャスト的には、やっぱり柴田恭兵さんかなあ・・・あと、半田刑事の豊原さんもすごい存在感でしたね。
これだけのキャストをそろえるのはすばらしいです
こういう豪華な作品、また期待したいと思います。

WOWOWのドラマWは、テーマがけっこう重厚だから、重すぎて見れなくなっちゃうものもあるんだけど、
基本的には、丁寧にしっかり作ってあるので、また見ていきたいと思います。

5月からの「配達されたい私たち」も期待です。

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2 コメント

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Unknown (かずくん)
2014-03-26 19:37:43
ブログ、拝読いたしました。

私は原作者の本とシリーズが好きで、20年近く前からファンなので、この度、この作品が連続ドラマ化されるにあたり、非常に期待しておりました。
というのも、映画版の方はあちこち端折りすぎで、原作未読の方には(いえ、既読の方にも)よくわからない話になってしまっていたからです。
たった2時間では表現しきれない作品であるのに、無理をしたなあ…という感じで。

原作とは違うラストではありましたが、ドラマとしてはこの方がよかったなと思いました。

城山氏が刺されて亡くなるのも、いかにもありそうですし、政治家にまで捜査の手が及ばないのも、実際のところそうですし。

物井清三の墓を訪ねていく人物が、合田さんになっていたのもよかったと思いました。

原作が大作なだけに、脚本の方が、ご苦労なさったろうな…と思われる箇所が多々あり、製作者側の方々の、並々ならぬ意気込みを感じられるドラマになっていたと思いました。
Unknown (もるるん)
2014-04-01 02:18:10
☆かずくんさん
コメントありがとうございます。
原作は私はいまだに未読なんですが、WOWOWのドラマとは結末が違うんですね。
結末を変えてもあえてよかったということは、ドラマがよくできているということですね。

WOWOWのドラマはよく見るのですが、私が見た中で、このドラマは1,2を争ういいドラマだと思ってます

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