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もるるんのよくばりポケット

いろーんなことに興味がある、ミーハーな働く主婦もるるんの日常や思ったことを書いていこうと思います☆☆

舞台「夜は短し歩けよ乙女」 みてきました

2021-07-06 01:12:10 | お芝居

舞台「夜は短し歩けよ乙女」 新国立劇場 中劇場 20121.06.18 18:00~

ヨーロッパ企画の上田さんの脚本・演出で、ヨーロッパ企画の面々も出演ということで、
見に行ってきました。
原作は森見 登美彦さんの小説。とても有名な作品とのことですが、無知な私はまったく存じ上げず。
そして、いつものごとく、原作を読むこともなく、まっさらな状態で、劇場へ!!

結論から言うと、これは、原作を読んでから言った方が、良かったような気がします。
原作の世界観そのままな舞台のようなので、頭に入りやすかったと思いますので。

主演の黒髪の乙女役は、乃木坂の久保史緒里さん
先輩役は歌舞伎俳優の中村壱太郎さん。

申し訳ないです。お二方とも知らなかったです。

それより、竹中直人さんや、鈴木砂羽さん、町田マリーさんたちが出るって、すごいな~
と、ヨーロッパ企画のファン目線で考えてしまって。。。
そっか、今回劇場も大きいしな~と、思ったりね。
もちろん、理子ちゃんや金丸さんなど、ヨーロッパ企画の舞台でもおなじみの面々もいらっしゃいましたが。

話のあらすじは
「京都の大学で同じクラブの先輩と後輩。
先輩は後輩の「黒髪の乙女」に恋をする。
そして「ナカメ作戦」を決行!

「先輩、奇遇ですね」
「たまたま通りかかったものだから」
そう、ナカメ作戦とは「なるべく かのじょの 目に留まるようにする作戦」のこと。

しかし「黒髪の乙女」は先輩の想いに気づかず、先輩の一方的な片想い。

ある時クラブOBの結婚式があり、お祝いの席に2人も参加する。
「黒髪の乙女」は飲み足りず夜の先斗町に繰り出し、先輩も後を追うが見失ってしまう。
この後、2人は様々な場所で様々な人々や不思議で奇妙な出来事に遭遇する。

そんな不思議で奇妙な一夜を先輩と過ごし「黒髪の乙女」の心にも少しずつ変化が起きてー」

 


京都の風景の映像が後ろに表示され、その前を歩き回ったり。。。
「歩けよ」ですもんね。
京都をよく知ってる人は、ものすごく入り込めるんだろうな~
そして、歌あり、ラップあり、ダンスあり。。。
ヨーロッパ企画の面々がラップだのダンスだの。。。ってなんというか、珍しすぎで、、
あと、ヨーロッパ企画の芝居は、ワンシチュエーションが多いんだけど、
今回は回り舞台を使って、とてもテンポよく物語が進んでいくのがよかったです。
春夏秋冬の出来事を、どんどん進めていくので、こういうのっていいですよね。

始めは、結婚式場での話。。。序章ですよね。
先輩が黒髪の乙女に恋していることを・・・・
先輩が、とてもダサくて冴えない感じがよいです。

次は「春」
結婚式の二次会を断って、カクテルバーに行く黒髪の乙女。彼女はとてもお酒が強い。その後「偽電気ブラン」持っている老人、李白(竹中直人さん)と酒飲み対決をして勝ってしまう。対決で賭けたのはバーで出会った東堂(土佐さん)が李白からの借金。
黒髪の乙女は、バーであった羽貫(砂羽さん)や樋口(石田さん)たちと「偽電気ブラン」の李白を探す際に、大学の同窓の老人たちや、同じ大学の詭弁論部の人たちとも交流。誰とでも打ち解けられる性格らしい。。。一方先輩は、黒髪の乙女の近くに出没する「ナカメ作戦」をしようとしていたが、途中襲われ、パンツを取られたりしていた。
「春」の章は、登場人物の紹介っぽい感じだった

そして「夏」
夏はお祭り、それも古本市。先輩は黒髪の乙女が、古本市に小さいころ好きだった絵本を探しにいくと聞き、自分も参加する。
が、途中、古本市に来ていた少年(理子ちゃん)にアイスクリームをつけられたり、相変わらず運がなく、彼女には会えない。
黒髪の乙女は、羽貫、樋口たちと会い、さらにアイスクリームの少年とも会い、古本の話をする。少年は古本市を仕切っているように詳しかった。
そこで、李白が主宰する古書の売り立て会があることを知り、樋口がほしい本を探しに参加することになる。一方、先輩も黒髪の乙女が探している本を求めに
その売り立て会に参加することとなった。それは「火鍋」という激辛鍋を食べて勝ち残ったものが勝ちとなるもので、先輩は食べぬいて、乙女の探してる本をゲットした。

「秋」は学園祭の話
先輩は学園祭事務局長(白石さん)の部下で、ゲリラ演劇を取り締まるのに忙しかった。
そのゲリラ演劇「偏屈王」では、ヒロインがケガをしてしまい、代わりのヒロインを探していて、それに黒髪の乙女が抜擢される。
ゲリラ演劇の場所はわからないが、羽貫や樋口がいるこたつの場所のあとを追いかけてることがわかった。樋口がゲリラ演劇の脚本を書いているらしい。
ヒーローはパンツ総番長(玉置玲央さん)でヒロインは黒髪の乙女。そこに現れたのは先輩。そして黒髪の乙女に気持ちをようやく伝えたのだった。
学園祭では、パンツ総番長の恋の話も。以前ベンチに座っていたときに、隣に来た女性に恋に落ちた。それは、頭の上にリンゴは降ってきたからだった。
その女性がまだ好きなパンツ総番長。りんごを落とした女性が現れ、そのときに隣に座った女性は、実は学園祭事務局長の女装した姿だったことがわかる。
パンツ総番長と学園祭事務局長が恋に・・・と思いきや、リンゴを落とした女性とパンツ総番長に、今度は鯉が落ちてきて、二人は恋に落ちたのだった。

「冬」
冬には風邪がはやり、先輩も風邪をひき寝込んでいた。黒髪の乙女は、風邪もひかず、お世話になった人々のところを回っては看病していた。が、先輩のところはスルー。
黒髪の乙女は、その風邪の原因を作ったのが李白だとわかり、李白を訪ね、看病する。李白はそこで、彼女のことを先輩が待っていると伝え、彼女は先輩のところに向かう。
そして先輩は、黒髪の乙女が探していた本を彼女に渡し、二人は結ばれる。。。ハッピーエンド!!

春夏秋冬のできごとを描きながら、ダメダメな先輩が、純真で元気な黒髪の乙女とハッピーエンドになる様子をテンポよく描いて
面白い作品でした。
原作をしらなくても、これはこれで楽しめたと思いますが。。。最初に書いたように、原作にけっこう忠実らしいので、読んでいたら
また別の感動があったかもです。
「春」で紹介された登場人物が、その後も、ちょこちょこと出てきたのもよかったです。

ラストのみんなで踊るシーンもよかったな~いかにもハッピーエンドという感じで。


キャストの感想

先輩の中村壱太郎さん
ちょっと情けない役なんだけど、それが妙に合ってました。歌舞伎役者さんだけど、女形が多いとのことなので
よけい合う感じだったんでしょうかね?
でも、歌舞伎のような場面もあったりして。。。


黒髪の乙女の久保史緒里さん
生き生きと演じてましたね。透明感のある方だと思いました。
鯉を背負って歩く姿が、なんか可愛かったな~
さすが、アイドルだけあって、歌もうまかったし、華がありました。


李白の竹中直人さん
すごい存在感。。。このキャストの中だと、一段と際立ってました。
いろんな引出しを持っている役者さんだから、ギター弾いて楽しそうだったり、めっちゃ悪人だったり、
そうかと思えば、単なるおじいさんだったり。。。まあ、やりたい放題とも言えますが、
改めて演技力に脱帽しました。

 
羽貫の鈴木砂羽さん
地でやってるのかい?と言うくらい、合ってました。
砂羽さんを舞台で見るのは初めてだったけど、姉御っぽくて豪快でいいですね。


ヨーロッパ企画の面々の中では
樋口役の石田さん
なんか、目立ってました(笑い)役柄的なこともあるんだけど。。。石田さんは石田さんだったのも嬉しかった。

それから
少年役の藤谷理子ちゃん
理子ちゃん、少年ですか。。。似合ってたよ。声がね、少年っぽいしね。
なかなかめんどくさい奴だったけど、理子ちゃんの子供っぽい感じがよかったです。

 

面白い作品ではありましたが、原作ありきだから、ヨーロッパ企画らしさは薄まっちゃって。。。
(まあ、当たり前ですが)
来年はヨーロッパ企画オリジナルの作品が見たいです。

 

 

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