カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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A年 主の昇天の主日 

2014年05月29日 | 神父様からメッセージ(A年)
  私たちはより大きな幸福を求めながら、ずっと動いたり走りまわったりしていますが、イエス様が準備してくださった場所は、神様の腕の中です。神様の愛、神様の暖かい存在に包まれた人が心の平和、大きな喜び、自分のやすらぐ場所を見出すことになります。
「マタイによる福音書」 28・16-20
 6月5日主の昇天の祭日にあたり、私たちの目はイエス様の弟子たちの目と同じように上に向い、天国に上げられるイエス様の姿を見つめています。このようにイエス様の弟子たちが、寂しい目で自分の人生から消えてしまうイエス様の姿を見ていました。実は、いつも弟子達のためにより大きな喜びを求めてきたイエス様は、このような行動によって、弟子達のために、より深いメッセージを残してあげたかったのです。弟子達の目の前で、自分の姿が消えようとしているイエス様は、弟子達に思わぬ大きな喜びを備えていました。まず、再び会う約束をしました。山の上、またイエス様が歩いておられたガリラヤの町で、同じように、又この世の歩みを完成する時に、いろんなところで確実に再び会えることになると約束しました。それだけではなく、弟子たちと自分に従った人に、支えとしてずっと一緒にいるように予言されました。その時イエス様が約束として、一所懸命に自分を信じる人にまた同時に疑っている弟子達にも結び会う絆として、全ての人は神の子であること、また皆が父と子と聖霊によって、つまり神様に大切に愛されていることを告げ知らせました。だからイエス様の昇天はこの世から、あるいは復活してから、弟子達の目が見たように消えてしまうイエス様ではなく、むしろ神秘的な方法でイエス様がご自分を信じるものたちと、別の方法でずっと共にいるという約束の時でした。そして同時に、ずっと私たちと一緒にいてくださるイエス様の姿と、どこで会うかを教え残しました。実はイエス様を信じた者たちは、イエス様とどこででもどんな時にもどんな人の心にもずっと一生一緒にいてくださり、いつでも再びお会いすることが出来るのです。天に上げられるイエス様が、人類も高めて天に上げられています。その時に人々は神様のものになり、神様とひとつになっています。復活されたイエス様が昇天によって、人類の間に違った形、神秘的な方法で自分の存在を示されています。イエス様の存在を信じる人には認められ、疑う人にも見られる用意がされています。イエス様に出会った、信じた人は、イエス様から全世界に派遣されてイエス様の言葉を告げ知らせています。欠かせないことは、イエス様が派遣された人々と共にいつもおられて、いつまでも一緒にいて働いておられるということです。(インマヌエ―ル)
                                  モヨリ神父

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