カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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A年 年間第14主日

2017年07月03日 | 神父様からメッセージ(A年)

「マタイによる福音書 11・25-30」
 当福音書ではイエス様が自分自身を柔和なもの、謙遜なものとして紹介してくださいます。イエス様は積極的に弱い人の側を選んで、権力を振るう人を拒んでいます。これからイエス様は御父である神様に向かって祈ります。同時に、神様のことを深く理解して自分のように祈れる小さい者たち、つまり子供やそして子供のように純粋な心を持った人を高めて誉めています。聖書によると小さい者たちは、天から賜物として知恵を受けて、神様に祈ります。反対に子供のような心を持たない人は神様のことを理解せず、素直に信じられないものです。今日の福音書の個所は三つの部分に分けられます。一番目はイエス様の祝福の言葉と神様との暖かい対話。二番目はイエス様の自己紹介です。三番目は弟子たちに自分に従うようにとの呼びかけです。イエス様が法律のことで詳しい人に対比して子供の素朴な心をもった人を特別に好んでいます。法律に縛られた者、生活の中でその重さを運んできて生きる者はイエス様の言葉から解放されます。自己紹介の中でイエス様が神様のことを深く知るのは自分自身だとおっしゃいます。だから神様についてイエス様の話は確かであり真実なのです。イエス様だけが神様の心を知り、人間に告げ知らせる唯一の方なのです。この素晴らしいお告が対象になるのは、どんな人間でも一人も残らずイエス様の愛の目標なのです。イエス様は神様の心を私たちに理解させるために、たとえ話を通して話してくださいます。その話を受け入れて分かるのは子供たちや子供のような心を持った人だけです。この世の知恵をもった者たちはイエス様の言葉、神様の心も理解できません。イエス様に従うように呼ばれた者だけが、このイエス様の素晴らしい世界を知り身近に味わうことが出来ます。        モヨリ神父

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