カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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A年 待降節第四主日

2013年12月19日 | 神父様からメッセージ(A年)
神様ご自分の思いを伝える為に、ヨゼフやザカリアやマリア様にも天使ガブリエルを送りましたが、わたし達にも日常生活の出来ごとの中で、ご自分の思いを伝えてくださいます。その天使はわたし達にも嬉しい知らせももたらましした。そのお告げは神様の思い、神様のみ旨のことですから、それを自分の心に受けとめれば、大きな喜びになるのです。天使のお告げの内容は、神様の素晴らしい計画です:わたし達の弱さを通して人を救う、癒す、喜ばせる、赦すことです。そうです、わたし達の弱さを通して、まず神様がいろんな人に不思議な救いの喜びを告げ知らせます。わたし達のために神様が送ってくださった天使は、日常生活の出来事の中でご自分の思いを伝えてくださいます。時によって色々な出来事の中でわたし達の思いと違って、神様はご自分の父の思い通りに進んでいかれます。神様の存在は弱い者に力になり、飢えた者を満たし、権力のある者を下ろし、低い者を高く上げ、憐れみをいつもお忘れになりません。そのことを天使が告知らせたのでした。神様がおっしゃることに耳を傾け、その計画に自分の身をゆだねれば何と幸なことになるのでしょう。そのために、天使がわたし達のところにも送られて、わたし達もマリア様と同じような大きな喜びを味わう事になるのです。
「マタイによる福音書」1・18-24。
 降誕祭はもう目の前ですが、朗読や祈りも大きな情熱を伝えます。神様が特別に人類に近づいています。イエス様は人間になった神様であり、おとめからお生まれになって、ダビデの子孫です。このような偉大な出来事に集中するように典礼が誘われ、来られる神様を受け入られるように祈ります。当福音書は三つの部分に分けられています。1番目は、どのようにしてイエス様がお生まれになったのか。2番目は、イエス様がどうしてエジプトまでいかれたのか。3番目は、どうしてナザレ人と呼ばれたのか、です。緊迫した状態の時にヨセフに天使の出現を受けて、全て旧約聖書にある通りになり、ヨゼフは天使の命令に従います。ヨゼフはすでに身ごもっているマリア様を拒否しようとの思いを持ったところで、天使が現れて、ヨセフを安心させ、旧約聖書の預言の通りに、マリアを迎え入れることになります。マリア様は神秘的に神様によって身ごもっていたのです。それは、科学的に解明すべきできごとではありません。預言者の言葉を通して明らかにされていることなのです。ヨセフは矛盾ある出来事に直面しても、天使の言葉を信じて、神様のみ旨に従います。このような神様の計画は旧約聖書に預言されたように、マリや様とヨゼフの信仰を通して実現されました。初代キリスト信者の共同体でも、福音記者を通して、おとめであるマリア様の身ごもったことの中で深い信仰をもって神様のご計画を見られるようになりました。むしろ、神様の約束を実現されたことが仰ぎみられました。それによって神様が弱いものを通して人類の救いの計画を実現されたことも解明されました。神様の言葉を理解し、受けとめて信じた者たちにとって大きな喜びの一歩の始まりでした。
                                

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