カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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毎週の一言 A年 三位一体の主日

2011年06月17日 | 神父様からメッセージ(A年)
イエス様のことを愛される皆様へ、

イエス様のことを愛される皆様へ、
「その時の気分次第で掟を守れば、どんな掟も守れなくなります」 聖フランシスコ・サレジオ

豊かな緑溢れる自然の中に暮らす私たちは、緑の雲の上に浮かんでいるような気がします。しかし、毎年六月十日頃にもなれば、北海道を除いて日本列島はうっとうしい梅雨に入ります。海上の冷たい高気圧と、南方洋上の暖かい高気圧が張り合い、梅雨前線が居座って長い雨となります。この二つの高気圧の強弱により、梅雨前線が動き南下すると西日本などが集中豪雨にさらされます。
さて、神様はどこで私たちを見つけられるのでしょうか。栄光の中か、大自然の絶景の中か、神殿の中か、あるいは小さい子供の心の中か、小さい花の色にか、沈黙の中か、どこででも、あなたが神様に出会ったと思ったら、そこに神様がおられてあなたのことを期待しておられます。
ヨハネによる福音書 3・16-18
今週は三位一体の主日にあたっています。神様について、皆さんに暖かい心で話したくてたまりませんが、しかし、語ろうとするとなんと難しいことだろうと深く感じています。三位一体とは神様の自己紹介ですがちょっと哲学的、神学的な表現であり説明しにくく、神様のイメージはすぐにピンとこないと思います。神様はだれも見たことがありませんが、イエス様が身近にその心、その姿を語ってくださいます。神様に向って、祈りかたさえ知らなかった弟子達にイエス様が次ぎのことを教えました。「天におられる父よ」神様は私たちのお父さんであり、私たちといつもおられます。皆を大きな愛情で守り、慰め、支えています。このようにイエス様が神様の紹介をし続けます。「み名が聖とされますように」神様は私たちのお父さんであり、素晴らしい唯一の方です。私たちの心も大きな喜びで満たしています。そして、全てのものよりも偉大であり、全てのものよりも大切なものとなっています。このように神様の名前は高められています。「み国がきますように」神様の国は小さい者、弱い者の国でありながら、愛の国です。そしてその「国」はイエス様自身です。神の国はもうすでにあなた達の間にあるとイエス様がおっしゃっています。その時にイエス様が神の国は自分自身であることを示しています。この国はどんなことよりも価値があって、小さくても宝物のようなものです。大きな力を持ちながら、どんな人をも含んでいて大きな木のように成長し、遠くまで心の枝を伸ばしています。次に「み心が天に行われる通り地にも行われますように」神様の神秘的な心は聖霊です。つまり聖霊は御父とイエス様の心を結びながら、神様が愛で燃える心を示していますが、その愛の中に私たちのことも巻き込まれています。聖霊は私たちと一緒に歩みながら、私たちを見守り導き、私達の人生の計画を組み合わせています。私たちの過ちをいつも赦してくださいます。
では最後に、今日の福音書も聖霊の力で神様の姿が分かるように手伝ってくださいます。イエス様が御父の愛を示す為にこの世に来られて、私たちの仲間、兄弟になりながら、私たちと一緒に歩むようにしてくださいました。イエス様に担われたり、引っ張られたりする時がありましたが、愛する愛される道だけを教えてくださいました、その愛は無償で普遍的で、神様だけが出来る愛です。神様は誰も滅びてしまわないようにと望まれるので、どうぞ大きな希望を持って前向きに、皆で歩くようにしましょう、神様は私達が必ず皆で大きな喜びのあるところに狙って行ってくださり、開いた腕で私たち全ての一人一人を待っておられます
                                       モヨリ神父
※「くまもと 歳時記編集委員会編」(熊本日日新聞)より一部引用

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