カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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「今週の公教要理の錠剤」63

2013年03月15日 | 神父様からメッセージ(C年)
C年 四旬節第五主日   2013・3・17
 「カトリック教会の教え」から
「キリスト信者と世の平和」
この世、この社会、この現在の共同体で生き、暮らすキリスト信者は、神様と同じように人類の救いを求めて、社会の平和、また人々の心の平安の為に努めています。復活されたイエス様ご自身は弟子たちに出現された時に、彼らの共同体の中で一番素晴らしい宝物をもたらしました:「あなた方に平和があるように」。人類がのぞむのは平和な社会です。武器で、また武力の対立によって設立された平和ではありません。人間一人一人を大切にしながら、お互いの尊敬によって平和を求めています。このような世界の平和の為に皆の協力は欠かせないことです。国際共同体の平和を建設する為に、弱いものの権利を求め、強い者、力のある人の持っているものをわかちあう心を勧めるのは大事なことです。平和な社会はお互いの尊敬、男女を問わず上下の関係をなくしながら、お互いに助け合うことによって得られます。政治の中で働くキリスト信者はイエス様の思いをもって人々のより良い暮らしを求め、社会による義を高め、不正な行動を避けるように努めています。平和に反する状況はいくつかあります。差別や不正な雇用によって霊的と物質的な貧しさの中に人々がおかれることです。キリスト信者はイエス様が教えられた通り、力強く悪と戦って、間違っている人に対して憐れみと慈しみを持って、むしろキリスト信者は赦しと言う神様から頂いた神秘的な力によって、さまざまな所で、また国際共同体の中で平和を築いています。キリスト信者は同じように、神様に対する感謝の心を持って、神様が創造してくださった大自然と環境を大事にします。現在は特別に環境の保護は、自然破壊が続き問題になっており、犯される社会の平和を求める為、そしてより良い暮らしを求める為に、大自然と環境を大切にしながら人間の命とその暮らしを守らねばなりません。最後にイエス様が教えてくださったのはどんな問題、課題の中でも、いろんな働きの中でも、世界の平和の中心に置かれるのは弱い人間、その思い、そのそ欠かせない存在だけです。

モヨリ神父