カトリック菊池教会 


毎週の福音書と典礼にそって人生の素ばらしさを探る一言
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「今週の公教要理の錠剤」26

2012年05月17日 | メッセージ(その他)
B年 主の昇天の主日    2012・5・20
 「カトリック教会の教え」から
「現代の教会」
イエス様の死と復活の後の初代教会時代と同じように、現代の教会も時を超えてイエス様の心、その言葉と救いの喜びを現代社会の人々に告げ知らせています。教会と現代社会の関わりや接点は、キリスト信者に任せられてとても大切なものです。キリスト信者は日常生活の中で信仰を生かして、自分の家族、自分の地域を特別に愛し、その場所でイエス様の愛、慈しみを宣教します。そして皆をイエス様の所に誘うようにしています。さて、イエス様の姿は皆に隠されていますがキリスト信者はどんな人にも心からの深い尊敬を持ちながら、自分の言葉で、自分の行いでイエス様の心を告げ知らせます。またイエス様に従う者たちは、自分の家族のように自分の教会を愛し、どんなことよりもイエス様から与えられた自分の信仰を優先します。信仰のもとで考え、イエス様が教えられたように自分が愛を注ぐ所を大切にし、日常生活の中で自分の行動の方向性を選択します。自分と家族が暮らす地域の人々とその仕組み、その地域社会の宗教と習慣の対話は欠かせないものです。キリスト信者は自分の信仰の泉とその愛を忘れないで行動し、イエス様の言葉を告げ知らせています。そして、イエス様が再び来られることをキリスト信者は確かに待ち望んでいます。常に目覚めていて、活発な動きで、わくわくしながらイエス様を待ち望み、人々にイエス様のみ言葉、イエス様の心を告げ知らせ続けています。それだけではなく、キリスト信者はイエス様が再び来られる時まで、貧しい人、病気の人、飢え乾く人、これらの人々は裸で牢に入れたイエス様の姿を現しているのですから、仕えるように心がけています。イエス様が来られた時にご自分の姿を映した人々を助けて上げたかどうかが問われるのですから。
                   モヨリ神父