ちょっと前になってしまいましたが今月初旬、七月大歌舞伎の昼の部へ行きました。
来年の四月末で現在の歌舞伎座での公演が終了するということで、
「歌舞伎座さよなら公演カウントダウン時計」というのが今年の5月からお目見え・・行った日は丁度あと300日になっていました。
デジタル表示でわかりやすいのもいいけど・・アナログでもいいかも?なんて思ってしまいます。
中に貼ってあってポスターを撮りました。
このあと覚え書きの意味もあって長々と書いてしまいます・・^^;
昼の部の最初の演目は幸田露伴作の『五重塔』でした、
世渡り下手な大工の十兵衛を中村勘太郎、その女房に中村春猿、親方の源太には中村獅堂と若手役者の競演です。
親方役の獅堂は、兄弟弟子のことを思う気持ちは強いけれども気性が激しく、
五重塔再建の件で弟子役の勘太郎と決裂してしまう様を切れよく演じていました。
勘太郎を見ていてびっくりしたのは、台詞がお父さんの勘三郎を思わせるところが沢山あってさすが親子、似てきたなぁ・・という感慨が・・・
春猿は旦那の十兵衛に何くれとなく世話を焼きすぎるくらいの女房お浪を演じていて、かわいらしいというより江戸時代のしっかり者の女房というふうで面白くもあり可笑しみも感じます。
昼の部二つ目の演目は泉鏡花作、玉三郎が演出している『海神別荘』
いままで洋装の歌舞伎は見たことがなかったので、どういうふうになっているのかとても興味がありました。
舞台も竜宮城さながら、海の底を思わせる空間に・・
美女演じる玉三郎の登場場面は、龍に乗りゆらゆらと深海をたゆたうように進む様が幻想的です、ハープの演奏も優雅でした。
腰元たちの衣装も、着物をちょっとアレンジしてドレス風にしてみた・・というニュアンスのデザインで楽しい感じ。
宮殿の公子(こうし)は市川海老蔵、マントをひるがえし黒ずくめのバレエを踊るようないでたちは一筋縄ではいかない存在感ある王子(この衣装が着られる人は限られそう^^;)という雰囲気が出ていました。台詞ひとつひとつ力強く、よく響く声はオーラを発していました。
海神別荘・・歌舞伎という枠の中には入らない、また違ったものであるということがわかりました。
この舞台と夜の部の天守物語は、観客により近くに感じてもらいたいということで通常より3メートルほど前に芝居をもっていけるようにしていたそうで、玉三郎のこだわりのある舞台づくりになっていたようです。
上演の合間に座席からパチリ・・
3階西列という座席はリーズナブルということもありますが、階段状なので他のお客さんに気を使わない、舞台からも一応距離が近い、ということもあり何度かこの席付近を取っていますが花道は全く見えない席です^^; 同じ3階でも花道が見渡せる東席は優先販売枠?でどうやらいつも早々と席はなくなっているいるような気がします。
右は2階からロビーを見おろしたところです、そろそろ午前の部を見た帰りの人たちが少なくなってきた頃です。
だいたい観劇が終わったあとも歌舞伎座内をブラブラと見ていることが多くいつのまにか時間が経ってしまいます・・
観劇後、歌舞伎座の裏側を通って少し遠回りして帰ることが多いのですが、その時にいつも塀越しから見える歌舞伎稲荷大明神の幟を見ると、公演が始まる前などにここに来てお参りする歌舞伎関係の方も多いのだろうな・・と思ってしまいます。
おまけです・・
歌舞伎座を出た後はどこでお茶しようかな・・?と考えながら歩くのも楽しいです。
家族も自分も今まで一度も資生堂パーラーに寄ったことがない・・それでは・・ということでカフェのほうに寄ってみましたが、週末というのもあったかもしれませんが混んでいて席が空くまで少し待ち時間がありました。
左のはマンゴープリンとお米のアイス、それに大葉の翡翠ソース添えてありましたが、カップに渡してあるクッキーの上にベリーが乗っているのがキュートでした。
家族が頼んだのは7月限定の岐阜県産のブルーベリーパフェ、一番上に乗っていたブルーベリーの粒の大きいこと!
紅茶は差し湯が冷めないようにキャンドルで温められているのには嬉しくなってしまいました。
パーラーの裏手の7丁目には資生堂が経営するフレンチレストランのロオジエが、そしてその隣には本社ビルがあり、行った時は休館でしたがハウス オブ シセイドウといって銀座やお化粧の文化についての資料や書籍が自由に閲覧出来るライブラリーが2階にあるそうです。
銀座界隈に行くとついあちこち歩いてみたくなります・・
来年の四月末で現在の歌舞伎座での公演が終了するということで、
「歌舞伎座さよなら公演カウントダウン時計」というのが今年の5月からお目見え・・行った日は丁度あと300日になっていました。
デジタル表示でわかりやすいのもいいけど・・アナログでもいいかも?なんて思ってしまいます。
中に貼ってあってポスターを撮りました。
このあと覚え書きの意味もあって長々と書いてしまいます・・^^;
昼の部の最初の演目は幸田露伴作の『五重塔』でした、
世渡り下手な大工の十兵衛を中村勘太郎、その女房に中村春猿、親方の源太には中村獅堂と若手役者の競演です。
親方役の獅堂は、兄弟弟子のことを思う気持ちは強いけれども気性が激しく、
五重塔再建の件で弟子役の勘太郎と決裂してしまう様を切れよく演じていました。
勘太郎を見ていてびっくりしたのは、台詞がお父さんの勘三郎を思わせるところが沢山あってさすが親子、似てきたなぁ・・という感慨が・・・
春猿は旦那の十兵衛に何くれとなく世話を焼きすぎるくらいの女房お浪を演じていて、かわいらしいというより江戸時代のしっかり者の女房というふうで面白くもあり可笑しみも感じます。
昼の部二つ目の演目は泉鏡花作、玉三郎が演出している『海神別荘』
いままで洋装の歌舞伎は見たことがなかったので、どういうふうになっているのかとても興味がありました。
舞台も竜宮城さながら、海の底を思わせる空間に・・
美女演じる玉三郎の登場場面は、龍に乗りゆらゆらと深海をたゆたうように進む様が幻想的です、ハープの演奏も優雅でした。
腰元たちの衣装も、着物をちょっとアレンジしてドレス風にしてみた・・というニュアンスのデザインで楽しい感じ。
宮殿の公子(こうし)は市川海老蔵、マントをひるがえし黒ずくめのバレエを踊るようないでたちは一筋縄ではいかない存在感ある王子(この衣装が着られる人は限られそう^^;)という雰囲気が出ていました。台詞ひとつひとつ力強く、よく響く声はオーラを発していました。
海神別荘・・歌舞伎という枠の中には入らない、また違ったものであるということがわかりました。
この舞台と夜の部の天守物語は、観客により近くに感じてもらいたいということで通常より3メートルほど前に芝居をもっていけるようにしていたそうで、玉三郎のこだわりのある舞台づくりになっていたようです。
上演の合間に座席からパチリ・・
3階西列という座席はリーズナブルということもありますが、階段状なので他のお客さんに気を使わない、舞台からも一応距離が近い、ということもあり何度かこの席付近を取っていますが花道は全く見えない席です^^; 同じ3階でも花道が見渡せる東席は優先販売枠?でどうやらいつも早々と席はなくなっているいるような気がします。
右は2階からロビーを見おろしたところです、そろそろ午前の部を見た帰りの人たちが少なくなってきた頃です。
だいたい観劇が終わったあとも歌舞伎座内をブラブラと見ていることが多くいつのまにか時間が経ってしまいます・・
観劇後、歌舞伎座の裏側を通って少し遠回りして帰ることが多いのですが、その時にいつも塀越しから見える歌舞伎稲荷大明神の幟を見ると、公演が始まる前などにここに来てお参りする歌舞伎関係の方も多いのだろうな・・と思ってしまいます。
おまけです・・
歌舞伎座を出た後はどこでお茶しようかな・・?と考えながら歩くのも楽しいです。
家族も自分も今まで一度も資生堂パーラーに寄ったことがない・・それでは・・ということでカフェのほうに寄ってみましたが、週末というのもあったかもしれませんが混んでいて席が空くまで少し待ち時間がありました。
左のはマンゴープリンとお米のアイス、それに大葉の翡翠ソース添えてありましたが、カップに渡してあるクッキーの上にベリーが乗っているのがキュートでした。
家族が頼んだのは7月限定の岐阜県産のブルーベリーパフェ、一番上に乗っていたブルーベリーの粒の大きいこと!
紅茶は差し湯が冷めないようにキャンドルで温められているのには嬉しくなってしまいました。
パーラーの裏手の7丁目には資生堂が経営するフレンチレストランのロオジエが、そしてその隣には本社ビルがあり、行った時は休館でしたがハウス オブ シセイドウといって銀座やお化粧の文化についての資料や書籍が自由に閲覧出来るライブラリーが2階にあるそうです。
銀座界隈に行くとついあちこち歩いてみたくなります・・