moimoiず だいありい

おいしいもの、ほっと和めるもの、ぶらぶら街歩き、気になってること等々の身辺雑記でしょうか・・

洋館巡り再び・・イン横浜

2006年05月25日 | ちょっと出かけて・・
先週末は久しぶりに横浜へ行ってきました。
横浜元町・山手・中華街あたりはしばらく行かないでいると、行きたくなってくる好きな場所のひとつかもしれないです。

人形博物館のそばを通り抜け、フランス山のちょっと急な階段をのぼっていくとそこは港の見える丘公園がひろがっていて、そこからはベイブリッジが・・天気もどうやら晴れてきました。
          
公園から少し歩いていくと右手に赤い屋根の洋館が見えてきました。
昭和12(1937)年にイギリス総領事館公邸として建築された「イギリス館」だそうです。ここも前に訪れた旧岩崎邸庭園のようにピアノのコンサートなどが行われる時もあるそうで、1階の広い居間ではその打ち合わせをしている人達がいました。

すぐそばにあるローズガーデンには多種に渡って色とりどりな薔薇が見事に咲いていました。真ん中の微妙な色がなんともいえない薔薇がすごく目だっていて、柵から身を乗り出して思わず写真をとっていましたが、肝心の名前を忘れちゃいました・・確かとても上品な?外国の方の名前が付いていたような・・

イギリス館のすぐそばには「山手111番館」があります。かわいらしいような外観で白壁のスパニッシュ様式の西洋館です。
J・H・モーガンの設計で大正15(1926)年、イギリス人両替商のラフィン氏の住宅として建てられたとの事。

山手111番館の入り口から左手側の1階には"ローズガーデン えの木てい"があります。エリスマン邸や山手234番館のそばにある本店の"えの木てい"も洋館を使っていて素敵ですが、ここはガーデン席もあり、犬を連れた近所の方が散歩の途中でお茶をしていたりと雰囲気がのんびりしててとってもいい感じ。
             
朝早く出てきていたので昼食には間があったし、軽くブランチっぽくアフタヌーンティーセットみたいなローズガーデンセット(1365円)というのを分けて頂いてみました、小さなクレームブリュレも付いていましたが、別にケーキ(オレンジのシブースト525円)も頼んでみました^^; オレンジの酸味とクリームの甘みが丁度よくて好きな味のケーキでした。 窓からは薔薇園が目の前に見えて、この時期は店名にぴったりだし嬉しくなってしまいます(笑)
  
お茶してちょっと落ち着いたあとは、ぶらぶらと再び山手に点在する洋館を巡ってみました。

外人墓地の脇を通りすぎて少し行くと「山手234番館」が見えてきます。
ここは昭和2(1927)年頃に朝香吉蔵氏の設計により、当時は4世帯入居出来る外国人向けの共同住宅になっていて、第2次世界大戦中は海軍に接収されていた時期もあったそうです。現在は部屋ごとに区切られいるわけでなくて、全体的に一つの建物のように修復されていました。ただ玄関脇のドア部分は隣り合ってドアノブが付いていたりと、往時を偲ばせるものも見つけられます。

次は通りを挟んで反対側にある、「エリスマン邸」へ行ってみました。
大正15(1926)年に、絹糸貿易商会の支配人であるスイス人のエリスマン氏の私邸として建築され、平成2年(1990)年に山手127番地からこの場所へ移築復元されたそうです。ペパーミントグリーンのような色が使われていて印象的・・
設計はチェコ生まれのアメリカ人アントニン・レーモンド氏で、軽井沢の聖パウロカトリック教会や、東京女子大のチャペルなど多数の建造物を設計したことで知られています。

洋館巡り最後は、回った中では一番大きな規模の「ベーリックホール」へ。
イギリス人貿易商のB・R・ベリック氏の邸宅として建築され、「山手111番館」(ローズガーデンえの木ていがある所)を設計したモーガン氏が手がけた同じくスペイン風な洋館です。いいなぁ、こういう所へ一度でいいから・・なんて妄想してしまいます(笑)

まさしくホールのような居室で、ピアノが置かれた部屋の隣にはガラスが沢山はめ込まれた明るい雰囲気の部屋も見えます。
きっとこの洋館では頻繁にパーティーなども催されていたことでしょう、華やかで伸びやかな趣きです。暖炉も立派・・

廻り階段を昇って2階へ上がると、ベリック家の家族それぞれの部屋に仕切られていました。窓の形もかなり凝っています、それぞれの部屋にはこのデザインの窓が・・何かの花の形でしょうか?

あと代表的な洋館ではイタリア山庭園のほうに「ブラフ18番館」「外交官の家」というのがあったのですが、今回は行かれずに残念!又の機会にとっておくこととしました。

このあと中華街へぶらぶらと・・またちょこっと書きたいこともあり今度は間をあけずに・・^^;