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秩父長瀞「小さなホテル セラヴィ」一泊旅行④[完]〔復路道中編〕

2023年05月13日 | 旅行記

「小さなホテル セラヴィ」は12時チェックアウト。復路の道中の立ち寄りスポットはほぼノープランでしたが、秩父・長瀞の名所は押さえておこうということで、まずは「長瀞ライン下り」の見せ場でもある国指定天然記念物「岩畳」(いわだたみ)へ。といっても、対岸の「長瀞自然のみち」という散策路から見えるのではないかという見切り発車です。(笑)

(セラヴィから数分で到着。数台分ですが無料駐車スペースもあります。)

対岸は人でにぎわっていますが、こちらはこの通り、誰もいない散策路です。

(石畳できちんと整備されています。)

歩き始めるとすぐに「春日神社」というお社がありました。

(案内板によると、昭和17年頃までは春の例大祭は盛大に行われていたそうですが、今はその面影もないひっそりとしたお社です。)

肝心の対岸「岩畳」の眺望ですが、なかなか視界が開ける場所がありません。5分くらい歩いたでしょうか、既に対岸は岩畳ではないかもしれませんが、「これぞ長瀞」みたいな景色が見えました。

(確かにこの渇水ぶりではライン下りは無理ですね。)

散策路を少し戻って、もう少し岩畳っぽい景色を。(笑)

(岩畳ということにしておきましょう。)

散策路途中にこんな道標がありました。「井戸はぐれの旧道」。

(全く道らしきものが見えませんが、昔々は人馬が通行していたそうです。「井戸はぐれ」は漢字では「井戸破崩」と書くようで、道中の危険度が分かります。)

さて、事前のリサーチでもチェックはしていたのですが、今日の暑さならピッタリかと思い、車で数分の所にあるかき氷専門店「阿左美冷蔵 金崎本店」へ。

(たまたまお店の駐車場に入れることができましたが、基本満車でなかなかの競争率のようです。)

事前リサーチでは行列のできる店ということでしたので、あまりに待つようならスルーしようかと思いましたが、30分待ちくらいなので並びました。

(この敷地内に、「本館」、「氷極」(ひぎょく)、「蔦楽庵」(ちょうらくあん)という3つの店がありますが、メニューは別々だったような。)

かき氷なのでお客さんの回転は良くて、そんなにストレスなく待てます。

(奥の「本館」という暖簾の所が入口です。)

待っている間にメニューから注文を選んでおくシステム。(精算はかき氷が出てきた時にテーブル会計です。)

(「蔵元秘伝みつ 極みスペシャル」と「いちごミルク&メロンミルク」にしました。)

お土産にこちら「阿左美冷蔵の水羊羹 箱入り一枚流し」も注文。

(帰宅後すぐにいただきましたが、水羊羹とぷるぷるの寒天の二層構造で、不思議な食感とすっきりした甘さでとても美味しかったです。)

さて、私たちの番が回ってきました。

(新緑に藍に白抜きの暖簾、涼し気で風情があります。)

暖簾をくぐって進んで行って、席に着く前あたりで振り返った景色。

店内と屋外(庭)が選べるようですが、木陰が気持ちいいお天気なので、屋外のテーブル席にしました。

(庭にいろいろなパターンで席が配置されていて、お隣が気にならないゆったり感の中でかき氷をいただけます。)

「店内に温かいお茶(セルフ)もございます。」とのことで、汲みに行ってみます。

(オシャレそうな店内入口。)

てっきり給茶機かお茶のポットがあると思っていたので店内を見回しましたが、それらしきものがない、、、と思ったら、何とこの釜から柄杓で汲みます。

(汲みづらいですが(笑)、風情があります。)

お茶をすすっていると、かき氷が来ました! まずは私が注文した「蔵元秘伝みつ 極みスペシャル」。

(「阿左美冷蔵」はかき氷と餡などは別々になっています。餡ですが、奥から「あずき粒あん」、「白あん」、「抹茶あん」。手前の小さなポットは「蔵元秘伝みつ」。)

上からも撮っておきます。(笑)

(ちなみに、かき氷の食感は、今はやりの❝ふわ雪氷❞タイプではなく、昔ながらの❝ソフトガリガリ❞タイプ。氷は天然氷だとか。)

妻が注文した「いちごミルク&メロンミルク」。

(日本酒なら一合は入りそうな器にたっぷりイチゴとメロンのミルク。)

これをかけながらかき氷をいただきます。

(かき氷が余ることのないたっぷりのイチゴ&メロンミルクの量。私の3種類の餡もたっぷりな上に、秘伝みつもありますので、存分にかけまくれます。(笑))

食べ終わって出てくると行列が伸びていました。最後にこの顔出しをやって(笑)「阿左美冷蔵」を出発しました。

続いて、往路を走っている時に大きな看板で「寺坂棚田」と案内が出ていたことを思い出して行ってみました。武甲山と棚田のコラボ絶景の「寺坂棚田」。

(田んぼに水を入れているかと思いましたが、ちょっと早かったようです。向こうの山が武甲山。)

横瀬町の「寺坂棚田」。埼玉県内最大級の広さ(約5.2ha)で、農業者や各団体の取り組みで保全されています。2022年、農林水産省の「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~(ポスト棚田百選)」に埼玉県内で唯一選定されました。「ポスト」なんですね。(笑)

東屋が見えましたので、駐車場から立入可の畦道を歩いて向かってみます。

(東屋。今日も暑い! 日傘を持っていない私は東屋の日蔭へ緊急避難。)

駐車場と東屋の間を歩いて一番いい感じで景色が見えるポイントはこのあたりかな。

(一部水を張った田んぼがありましたので、そこで撮ってみました。)

田植えはこれからのようです。苗が準備されていました。

(農作業のことは全く分からないので、ここからどんな作業となるのか。)

秩父神社の手水舎に「武甲山の伏流水」と書かれていた「武甲山」、形がかなり不自然です。

(明らかに山肌を人工的に削られているように見えます。)

実は、セラヴィの部屋にあった「ブラタモリ」の長瀞編のDVDを観ていると、この武甲山についてもレポートされていました。

(DVDのジャケットは長瀞ライン下りの様子ですね。)

武甲山は石灰岩の採掘場所で、1917年(大正6)に採掘が開始され、日本最初のセメント工場に石灰岩を供給。その後、日本が高度成長期を迎え、都市開発やインフラ整備などのセメントの原材料を供給し国の成長を支えました、、、みたいなレポートだったと思います。上の写真手前の工場はセメントのプラントで、多分「秩父セメント」です。

誰もいない寺坂棚田、なかなか良かったです。田んぼ一面に水が張られていたら更に絶景だったでしょうね。次は、テレビの地元ニュースでもやっていた、芝桜の名所「羊山公園」に立ち寄ってみます。

(ここからも武甲山を望むことができます。)

情報によると、芝桜のピークを過ぎたので入場無料になっているけど、一部では遅咲きの芝桜がまだ咲いているとのことで、「じゃぁ立ち寄ってみるか。」という、ちょっとケチな話です。(笑)

(入場料は無料でしたが、駐車料金は取られます。(笑))

見所は「芝桜の丘」ですが、こんな感じです。(笑)

(大体パンフレットと同じアングルで撮ってみました。情報通り、完全にピーク、終わっております。(笑))

❝遅咲きゾーン❞らしきエリアを見付けて、「多分ここが一番咲いている」所を撮ってみました。

(ほぼ❝葉桜❞状態。(笑))

近接で撮るともう少し咲いている感が出ます。

(そうでもないか、、、。)

かくなる上はズームで。(笑)

(芝桜の丘には10品種、40万株の芝桜が植えられているそうです。)

「羊山公園」だからかどうか分かりませんが、羊が飼われていて、草やり体験ができるようです。

ここに植わっているヤマボウシが満開でした。

(これはすごい。ヤマボウシってこんなになるのですね。)

芝桜の丘、そこそこアップダウンがあって、今日の日差しと暑さで汗だくになりました。もう初夏ですねぇ。さて、復路の立ち寄りスポットはこれにて終了です。あとは帰るだけですが、「阿左美冷蔵」のかき氷を食べてから何も食べていないので、さすがにお腹が空きました。帰り道の途中、そこそこ戻ってきた所で早めの夕食にしました。何となくハンバーグが食べたくなったので、「びっくりドンキー」へ。

(久々というか前回はいつ来たかも記憶がない「びっくりドンキー」。)

ハンバーグのボリュームが150gの上がいきなり300gで迷いましたが、300gを注文。

(大きさに驚きましたが、想像以上に美味しくて、ペロッと完食。ごちそうさまでした。)

夕食も終わって最後の道中を走っている時、空には不思議な形をした雲がいくつも浮かんでいました。

(妻撮影。)

吊るし雲(レンズ雲)と呼ばれる雲で、上空の風が強く空気が湿っている気象状況の時に発生しやすくなるそうで、要は、明日あたりは雨が降るという予兆。一泊旅行の間、お天気が良くて良かったです。この後無事に帰宅。これで今回の一泊旅行は全行程終了です。

秩父長瀞「小さなホテル セラヴィ」、思い出に残る宿でした。次は季節を変えてリピートしたいと思います。

「あなたの別荘」、、、最高です。(笑)

コメント
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