旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

陸前高田市に

2013-01-23 23:30:04 | 日記
1月19日夕方。大船渡市での研修会を終え、まだ明るさが残っていたので、陸前高田市の姿を見ておきたいと思い、足を延ばしてみました。

道の駅「高田松原」で車を止めました。
人影はありません。この奥、海寄りのところには松原が広がり、全国的にも知れ渡った奇跡の一本松がありました。


すぐ近くにあったホテルも無残です。



道路を挟んだ反対側には建物はありません。




慰霊碑があり、鎮魂の祈りを捧げました。

喜茂別町立診療所

2013-01-21 23:31:18 | 交友
隣り町の喜茂別町では現在、町立診療所の指定管理者を募集中です。22年度に週1回ぼくも外来診療の手伝いをさせてもらった厚生クリニックはこの3月末で閉鎖されることになったそうです。

もっとも可能性のある指定管理者予定法人の先生と意見交換できました。

喜茂別町は広く東側が札幌市南区と接しています。南は伊達市大滝区です。かなり広く在宅医療などもたいへんですし、当然患者さんたちの足も不便です。

しかし、「人生8勝7敗千秋楽」と名刺に書き込む菅原町長はアイデアマンですから、良い指定管理者と結びついて優れたプライマリ‐ケアを展開してくださることを期待しています。

ぼくたいも協力を惜しまないつもりです。

岩手県大船渡地区地域総合ケアシステムモデル事業

2013-01-19 23:39:55 | 学会活動
岩手県大船渡市で開かれた地域総合ケアシステムモデル事業に参加しました。

テーマは「地域住民のための地域総合ケアシステムのあり方」でした。

基調報告をさせてもらいました。総合ケアもいきなり出来上がるものではなく、連携の積み重ねで、主体は住民であることを伝えました。

大船渡市は340人が死亡、80人が依然行方不明です。

復興のためにさまざまな取り組みがなされています。中心になっているのは仮設住宅における生活支援相談員です。

仮設から次の住まいへという点でさまざまなケースがあり、行きづまり感を持つ人の悩みに対応することはたいへんなようです。

社協、大洋学園、岩手県の福祉専門職団体が連携してサポートしていることに頭が下がります。

岩手県介護福祉士会の吉田均会長のまとめスライド「現在の被災地の課題は何か?」は次の項目があげられていました。

・ニーズが多様化してきていること
・将来の見通しがみえてないこと
・生活の場、生活資金にゆとりがないこと
・支援する側も心のケアが必要になってきていること
・被災者離散や被災者格差が広がっていること
・変わらない風景(ガレキの山、津波の痕跡)

地域医療学より地域福祉学が先輩?

2013-01-18 21:31:52 | 地域協働
地域医療学よりも地域福祉学のほうがコミュニティアプローチがうまくいっています。歴史があります。

社会福祉と地域福祉とどう違うのかというのも興味あるところです。

永田幹夫によると地域福祉とは


「社会福祉サービスを必要とする個人・家族の自立を地域社会の場において図ることを目的とし、それを可能とする地域社会の統合化・基盤形成を図るうえに必要な環境改善サービスと対人的福祉サービス体系の創設・改善・確保・運用およびこれらの実現のためにすすめる組織化活動の総体」在宅福祉サービス、環境改善サービス、地域組織化などの組織活動から構成される。

のだそうです。

柴田謙治は「地域が支える福祉」「地域で支える福祉」によって成り立つと単純化しています。

柴田謙治編著:地域福祉(ミネルヴァ書房、2009年)によく書かれています。

保健医療福祉連絡会が

2013-01-17 23:38:53 | 地域協働
あれ、いつのまにか名前が変わってしまっています。連絡会が連携会議になっていました。京極町のできごとです。

会議では組織のあり方を検討しました。名前はまたこれから検討するということです。

涌谷町のことを思い出しながら、①実務者が現場の問題を話し合う会議、②各部署の課長などが①で解決困難な問題を検討する会議、③町長か副町長と施設のトップが話し合い、町の方針を決める会議。3段階は必要でしょう。役割分担がきちんとできることがたいせつです。

さて、どうなっていくでしょう。