旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

ケアマネジメントプロセス講義の準備

2012-02-19 06:50:27 | 教育

福井での仕事は介護支援専門員の専門研修ⅠⅡの講師を務める方々に対する講習会で講義することです。

昨日は指導者が学識経験者である必要はなく、先輩として後輩に助言する、人間相手の仕事に正解があるわけではなく、別の見方、多面的な見方に気づけるように刺激を与えたりできればよい、と伝えました。

講義の準備は本を読むことでなく、受講生が良くできている点、弱い点を把握しておいて、何を重点的に説明すればよいかを認識しておくことが重要。

[以下は夜の追記]

きょうの事例検討は、ごく平凡な例でありながら、考えさせられる点が多く勉強になりました。事例提供者の丹生さんお疲れさまでした。指導者になる皆さんも感性鋭く、貴重な意見をたくさんいただきました。

普通の人が、病を経て、ごく当たり前に不安と寂しさを持つ。なぜかとその原因を探り共感するところから始まるアセスメント。そこから個別的なプランニングができるのだと思います。

 


井階友貴先生のすごさ

2012-02-18 22:53:36 | 地域協働

井階先生が取り組んでいる「たかはま地域医療サポーターの会」もよい発想です。

地域医療を守り育てる五条もおもしろいです。

一、かんしん(関心)を持とう。

二、かかりつけを持とう。

三、からだづくりに取り組もう。

四、がくせい(学生)教育に協力しよう。

五、かんしゃ(感謝)の気持ちを持とう。

「住民ひとりひとりの心づかいが、町の医療を元気にする」というフレーズもいいですね。

町全体の課題としては社会保険高浜病院と行政が基本方針を摺合せできること。そして保健福祉センターという建物の有効活用でしょうか。診療所機能の移動、地域密着型サービスくらいはあまりお金をかけずにできるように思うのですが、いかがなものでしょう。

 さて、井階先生のエネルギーはどこから出てくるのでしょう?

感謝と信頼の秘密を探りたいものです。


井階友貴先生の和田診療所訪問

2012-02-17 23:11:23 | 地域協働

きょうは神戸行きの飛行機に乗り、三宮ポートライナー駅で大宝産業笹山社長に会い、13:00の東舞鶴行のバスに乗り込みました。

途中雪がちらつき始めましたが、無事東舞鶴に着きました。舞鶴市の隣町である福井県高浜町から井階先生が出迎えてくれました。懐かしい舞鶴市民病院の前を通り、海岸線を走ります。

冬の日本海は荒れてました。城山公園では車の中から明鏡洞を観て、目を海に向けるとダイバーがいます。冬の波の方が快適にサーフィンできるとか。

高浜の海  (高浜町HPより)

透明度の高い美しい海。約8kmにわたる遠浅で白砂青松の海岸線だそうですから、夏は人気のようで、毎年地域医療体験実習にはたくさんの学生が集まっています。

診療所はとてもかわいかったです。建物全体は役場の保健課、福祉課が入っていて大きいのに、診療所はその一角とても狭いのです。常勤医が3人いて無床で、レントゲンもありません。

忙しいのに日村副町長も会いに来てくれました。(2011年8月10日参照)

いつも元気いっぱいです。社会保険高浜病院はまったく町からの補助なしにがんばっているとのこと。すごいですね今どき。でもホンネは同じ理念を持った総合医が病院と診療所にいることではないかと主張されてました。うーん。家庭医と総合医は言葉を使い分けない方がよいとのことです。

井階先生は在宅もがんばっていて、30人くらい担当しているそうです。夕方、ふぐ料理の専門店五作荘でご馳走になりました。ポン酢の甘みが独特で美味でした。

奥様の運転で若狭和田駅まで送っていただきました。飲み過ぎまして、列車が敦賀駅に着いても眠り込んでいました。なんとか遅れてきたサンダーバードに乗り、無事福井駅に着きました。


ひまわりクリニックきょうごく

2012-02-16 23:23:11 | 地域協働

本日午後4時から審査委員会があり、診療所の愛称が決まりました。

ひまわりクリニックきょうごく

です。

50を超える応募がありました。町花であるひまわりに関したもの、名水に関するものなどありました。

ひまわりを選ぶ理由は町花であることのほか、可愛い、明るい、元気、病気の快復などを連想できることです。

きょうは久保副議長が委員長となり、中学生代表も男女2名が参加し、はっきりと意見を述べてくれました。

ひまわりクリニックは全国にあるようですので、やさしく「きょうごく」という町の名前を付けることにしました。

ひまわりの花言葉は
「あこがれ」 「私の目はあなただけを見つめる」「崇拝」「熱愛」「光輝」「愛慕」「いつわりの富」「にせ金貨」

笑顔を忘れず、太陽に向かう陽だまりのようなクリニックをつくっていきたいと決意を新たにしました。「いつもあなたをみつめています」夏の恋だけで終わらないように。


目の前が真っ白だー

2012-02-15 22:46:26 | 日記

やー怖かったです。

けさは雪が降ってる上に、風が強く、車で出勤すると目の前が真っ白に3回なりました。

畑に挟まれた道路では、強風によって舞い上がった雪で視界が完全にさえぎられるのです。

バスかタクシーでないと無理のようです。

さて、外来はインフルエンザが増えてきました。きょうはA型もB型もありました。

困るのはキット検査でインフルエンザが出ない場合。予防接種をしていて症状が軽いか、罹患してまもないために反応が少ないか。症状の程度で判断するのが、臨床医の腕の見せ所かも知れません。

けさ何とか『北海道の国保』時流の原稿「わが国における専門医制度の行方」を書き上げました。2月号です。お楽しみに。