きょうは神戸行きの飛行機に乗り、三宮ポートライナー駅で大宝産業笹山社長に会い、13:00の東舞鶴行のバスに乗り込みました。
途中雪がちらつき始めましたが、無事東舞鶴に着きました。舞鶴市の隣町である福井県高浜町から井階先生が出迎えてくれました。懐かしい舞鶴市民病院の前を通り、海岸線を走ります。
冬の日本海は荒れてました。城山公園では車の中から明鏡洞を観て、目を海に向けるとダイバーがいます。冬の波の方が快適にサーフィンできるとか。
(高浜町HPより)
透明度の高い美しい海。約8kmにわたる遠浅で白砂青松の海岸線だそうですから、夏は人気のようで、毎年地域医療体験実習にはたくさんの学生が集まっています。
診療所はとてもかわいかったです。建物全体は役場の保健課、福祉課が入っていて大きいのに、診療所はその一角とても狭いのです。常勤医が3人いて無床で、レントゲンもありません。
忙しいのに日村副町長も会いに来てくれました。(2011年8月10日参照)
いつも元気いっぱいです。社会保険高浜病院はまったく町からの補助なしにがんばっているとのこと。すごいですね今どき。でもホンネは同じ理念を持った総合医が病院と診療所にいることではないかと主張されてました。うーん。家庭医と総合医は言葉を使い分けない方がよいとのことです。
井階先生は在宅もがんばっていて、30人くらい担当しているそうです。夕方、ふぐ料理の専門店五作荘でご馳走になりました。ポン酢の甘みが独特で美味でした。
奥様の運転で若狭和田駅まで送っていただきました。飲み過ぎまして、列車が敦賀駅に着いても眠り込んでいました。なんとか遅れてきたサンダーバードに乗り、無事福井駅に着きました。
地域の医療問題は、なかなかイメージどおりに進まず、モヤモヤとした感情に苛まれることも多いですが、「井階先生(診療所の方々)頑張ってるね」「いつもお世話になっております」といった声を聞くと、スッと気が楽になります。(地域医療の原点ですね)
患者の病気や患部のみの診療に捉われず、家族、社会、文化等までを考慮した「プライマリーケア」の奥深さに興味が深まるばかりです。
今後とも、ご指導の程、よろしくお願い致します。