野中猛・上原久『ケア会議で学ぶケアマネジメントの本質』

「ケアマネジメントの本質は何か」というテーマの学会から帰宅してまもなく、畏友野中猛先生から送られてきた本です。出版社は中央法規です。

野中先生は精神科医です。地域精神保健、特に精神障碍者の社会復帰・リカバリーに取り組んできました。その際に米国、英国のケースマネジメント技法を懸命に学んでこられました。

本書は事例検討によるケア会議という手段を用いてケアマネジメントの本質を解き明かしてくれる本です。また人材育成を重視しています。

札幌にも何度も足を運んでくださり、ぼく自身も事例検討の野中方式を学ばせてもらっています。その学識の深さや実践知にはいつも圧倒されています。

現在野中猛先生は厳しい病気と闘っています。綴られた詩はまさに魂の雄叫びです。