旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

ジェネラリスト ケース マネジメント

2012-09-20 07:30:21 | 地域協働
先日、介護支援専門員研修向上委員会に出席しました。気になった議論は「自立」と「自律」のあいまいな区別。わが国ではケースマネジメントではなく、ケアマネジメントとしたことの問題点。そしてアセスメントも標準的手法が確立されてなく、あいまいなまま進んできたことです。

利用者の尊厳を守るという点では、「自立」よりも「自律」が強調されてしかるべきでしょう。

ケースとケアが持つニュアンスの違いはもう一度検討が必要でしょうが、名称変更は不可能でしょうね。

昔、買い込んだ本を引っ張り出してみました。

表記の名称です。原著は米国テネシー大学の先生方ウッドサイドとマッカランが著しています。

用語辞典が巻末にありましてケースマネジメントの定義は

クライエントの機能を高めるために行われるアセスメント、コンサルト、ティーチング、モデリング、アドボカシー技法を含む創造的で協働的なサービス提供方法

となっています。

ケースマネジャーは

クライエントに直接サービスを提供し、クライエントとサービスを結びつけ、プロセスをモニターする援助的プロフェッショナル

です。

この本はアマゾンで調べるとぼくが持っている第2版(2002年)の後、第3版が2005年に、第4版は来年2月に出版される予定のようです。ケースマネジメントの原点を考えながらちょっと待ってみましょう。