旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

東電OLの心の影と職場環境

2012-06-15 23:22:07 | できごと
裁判というのは長く複雑ですね。マイナリさんはネパールへ帰ることができてよかったと思います。日本という落とし穴。悲劇の元はなんだったのでしょうね。

ぼくには犯人がだれかということには関心がありません。殺される危険に身を置いた女性の生き方や哀しみがとても辛く感じます。

エリート女性がなぜ心の影の部分を大きくしてしまったのか?

父親の無念の死、慶応大と東大という学閥、原発への警告論文・・・・

怨念とコミュニケーション障害、神経性食欲不振症…病気もいくつか見えてきそうです。

そして職場環境が泰子さんの心をむしばんでいきます。

職場でのメンタルヘルス…ここが一番大きいように思います。

予防策はなかったのでしょうかね?



たたずむ医療

2012-06-15 00:33:15 | 診療
ゆうべは我ながら愚痴っぽくなって・・・自己嫌悪に陥るかなと思ったら、23時55分に携帯電話がなりました。神様からの呼び出しです。

95歳のおばあさんが鬼籍に入りました。入院して12日間何にもできませんでした。

ただただ旅芸い者はベッドサイドにたたずんでいただけでした。

この方の数奇であったろう人生を想像しながらたたずんでいただけでした。

血縁家族はおりませんでした。最初の夫とは子供ができずに死別。再婚相手にはお子さんがいて、実子は誕生しませんでした。

でも「優しい母を生きた」のでしょうね。血のつながりのない娘さんとぼくは何度か電話でお話ができました。「遠くて会いに行けませんが、母をよろしくお願いします」電話の向こうに何度も何度も頭を下げておられる女性がいました。

ぼくはたたずむだけでしたが、継母への深い感謝と愛情を感じ取ることができました。

さよなら。また逢う日まで。