旅芸い者放浪記

前沢政次 ブログ

WONCAAPR学会報告

2012-05-25 17:16:48 | 学会活動

きのうはオープニングセレモンーから始まりました。幹部の挨拶とともに韓国の伝統的舞踊がありました。

今回のテーマは「Clinical Excellence in Family Medicine : Evidence-baced Approach in Primary Care」です。そのため最初のシンポジウムは診療ガイドラインでした。

演者のひとり、Kidd教授はEBMの限界をわきまえての個別的で適切な活用を強調しました。

午後はいよいよ日本からの発表もありました。岐阜県の揖斐地域医療センターの吉村学先生が米国のオレゴン健康科学大学との協働による学生・研修医の交流教育を発表されました。費用は地域医療振興協会が出されているようで、すばらしいことです。

なかなか全部を書かけません。

本日は午前中に「災害を超えて」というシンポジウムを福島医大の葛西龍樹教授が司会と演者を務め、大橋博樹先生がPCATの取り組みを、台湾のChang先生が台湾での1999年後の医療の変化を報告されました。

台湾では地震後にプライマリケアが見直され、コミュニティ・ヘルスケア・グループが急速に増加し、現在では台湾全体で376か所できたそうです。

形は別でも日本でもプライマリケアが発展することを期待しましょう。

 


夕張希望の杜評議員辞退

2012-05-25 08:30:56 | できごと

ぼくも希望の杜の評議員を務めてました。

村上先生に依頼されて受けたものですから、当然辞任してほしいということでしょう。

昨日森田先生からそのことについての電話がありました。

すぐ辞任の手続きをすることを伝えました。

やや強制的だなあと感じましたが、反論すべき事態ではないのでそうしました。

Facebookで森田先生からの声掛けがあったので、お訊ねするとご自身が診療所所長を務められ、医師は増員され、ご安心くださいとのことでした。

その返事に村上流でなく、「住民の力を引き出し、行政をうまく活用する(協働する)ことは守ってください」とお願いしました。

ぼくが顧問を務める北海道地域医療研究会の運営委員の皆様のメールのやり取りを読むと「あくまで村上先生を支持する」というスタンスです。仲間の友情とはすばらしいと思いつつ、もう少し冷静に、時には客観的に判断すべきこともあるのではないかと思いつつ。

顧問の進退も含め、よく考えてみたいと思います。